長髪に無精ひげをたくわえたサムライ・戸田和幸が今季初ゴールを決めた。10月19日の第6節・岐阜戦に後半14分から途中出場した戸田は、中盤の底で岐阜の反撃を受けつつもじっとチャンスをうかがっていた。
草津は2点を先制していたものの後半25分に1点を返されると嫌な雰囲気がスタジアムに立ちこめる。そんな状況を一変させたのがベテランの一発だった。失点から3分後の28分、草津は右サイド深くでFKを得る。キッカーは左利きのテクニシャン林勇介。林は蹴る直前にニアへの指示を選手たちへと送った。
そしてその裏を突くようにファーサイドへボールを巻いた。コントールされたキックはGKの頭上を越えてガラ空きのファーサイドへと到達。そこへ飛び込んだのが戸田だった。「岐阜の守備を見ていたらファーが空く予感がしたので直感で飛び込んだ。林のキックが良かったから合わせるだけでよかった」(戸田)。
1年半ぶりにゴールを決めた戸田はその喜びを派手に表現するとピッチ中央でおもむろに立ち止まった。そして萬代宏樹と対峙すると、サムライよろしく殺陣を披露してみせた。だがゴールを決めた戸田が斬られるという“落ち”がついた(笑)。
「萬代とは試合前からゴールを決めたらあのパフォーマンスをやろうって話し合っていたけど、まさかあいつが斬りかかってくるとは思わなかった。打ち合わせが足りなかった」(戸田)
戸田がサムライの時代に生きていたら、さぞかし名のある武将になっていたに違いない。
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2011.10.20 Reported by 伊藤寿学













