10月23日（日） 2011 J1リーグ戦 第30節
清水 3 - 0 甲府　（13:05／アウスタ／19,832人）
得点者：36' 高木俊幸（清水）、45'+1 小野伸二（清水）、66' 大前元紀（清水）
スカパー！再放送 Ch182 10/24（月）後09:30〜
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●アフシンゴトビ監督（清水）：

「今日は3つのスペシャルがゴールが見られたと思います。その中でわれわれがトップクラスのサッカーを見せられた場面があったと思います。ただ、われわれが改善できる点もまだあります。とくに3点目を決めた後は、われわれはサッカーをするのをやめてしまいました。また前半の25分から30分までも、われわれが悪いサッカーをして、悪いスタートを切ってしまいました。
その中でも、高原が調子を上げてきたことに私は満足していますし、ヨン ア ピンに代わって出た平岡が良いプレーをしてくれたことを、非常にうれしく思っています」

Q：今日の高木のゴールは、今までの彼の成長を集約したようなゲームだったと思いますが、監督はどう見ていますか？
「いつもなら彼は、ゴールを越すような強いボールを蹴ってしまうこともありますが、今回は一度アクションを入れた後に、自分でしっかりとゴールを見て、どこが空いているのかを見えたうえでゴールを決めたと思います。高木は非常にエキサイティングな選手であり、左からボールを持って中に入ってきてシュートを打ち、素晴らしいゴールを決めてくれました。
では、なぜ高木とフレディ（ユングベリ）を代えたかということですが、普通の監督であればハーフタイムで高木を代えないと思います。そこにはいくつか理由があります。高木はオリンピック代表に行っていて、われわれとも2日間練習して、彼にとってはハードな1週間でした。2つめは、小野、高原、フレディが一緒にプレーすることが重要でした。またフレディを45分使って、高原をなるべく多くの時間プレーさせることが重要だったので、その中で（交代の）選択肢は、高木か大前でした。そして、高木は良い前半でしたし、素晴らしいゴールを決めていました」

Q：今日、内容には少し不満がある中で良い結果を残しました。その意味では、チームのどういう部分が成長していると思いますか？
「まずいちばんに言えるのは、われわれがしっかりとチャンスを決められるようになってきたということです。そして、相手に容易にチャンスを与えなくなりました。相手がチャンスを作るには、本当にハードワークしなければならなくなっています。
われわれのいちばん良い時というのは、ボールスピードが速く、ボールがよく動いている時です。守備の面では、コンパクトにしてボールに対してしっかりと強くプレッシャーをかけられている時です。ただ、ときどき3点目を取った後のように、われわれがやるべきことができなくなることがまだあります。そういった風習を、チームの中で変えていかなければいけません。あのまま続けていれば、もっとゴールを決められたかもしれないし、もっと美しいサッカーができたかもしれません。ただ、甲府も最後まであきらめなかったし、良い選手がいて、けっして簡単な試合ではありませんでした。甲府は、ここ4試合で3勝していますし、アウェイの厳しい中でガンバとセレッソを倒しているので、本当に難しい相手だと思います。さらに前線にはマイクのように得点王争いをしている選手もいます」

Q：今日はそのマイクをよく抑えていましたが、どのような点を意識していましたか？
「まず重要だったのは、彼にボールを入れさせないということでした。そのため、中盤やサイドでの守備が重要でした。また彼に対しては、ボスナーと岩下が非常によくディフェンスしていたと思います」

Q：とくにトラップが浮いたところを狙っていたようなシーンが多かったですが、あれはチームとして狙っていたところでしたか？
「そうですね。まずパスコースを切ることから始まり、彼にボールが入ったら、すぐにプレッシャーをかけるということを狙っていました」

以上