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【J2:第33節 北九州 vs 栃木】レポート:大島康明の3試合連続ゴールで北九州が快勝。10月を無敗で終え、勝点を51に伸ばす。(11.10.30)

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10月29日(土) 2011 J2リーグ戦 第33節
北九州 2 - 1 栃木 (17:04/本城/2,303人)
得点者:37' 大島康明(北九州)、77' リカルドロボ(栃木)、88' レオナルド(北九州)
スカパー!再放送 Ch182 10/31(月)前04:30〜
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5連戦の最後のゲーム。それも雨。疲れた体にさらに鞭を打つような試合は、「雨のほうが好き。やりやすい」(木村祐志)という声さえ聞こえるほどに雨慣れしてしまった北九州に軍配が上がった。短いスパンでの試合が続いたが「インターバルの中でも手を抜いた選手には叱咤激励してきた」(三浦泰年監督)という妥協をゆるさない姿勢も選手たちのモチベーションの維持や、運動量の持続に貢献。内容と結果が完全にリンクしたわけではないが、十分に手応えを得る勝点3を手にした。

北九州は短いパスでのビルドアップに加えて、この試合では長めのボールを使いながらボールを前線へと供給していく。立ち上がりはリズムをつかめず、半端なプレーで終わる場面も目立ったが、「相手の一瞬の隙」(三浦監督)を突いて37分に先制点を挙げる。
起点となったのは左サイドの高い位置でのスローイン。素早いリスタートに栃木の対応が遅れ、フリーでスローインを受けた冨士祐樹が低いクロスをゴール前に送ると、森村昂太がコースを少し変えるようにフリックオン。走り込んできた大島康明がそれをダイレクトでゴールに流し込んだ。「味方の助けがあって、(自分の)特徴を考えて出してくれている」と大島。3試合連続のゴールで北九州にぐっと流れが傾いた。

一方の栃木はスタメンを大きく変更。ボランチに落合正幸、FWにサビアらを起用して臨んだものの、ピッチコンディションに苦しんだ前半はチーム全般の動きが鈍く、目立った効果を得られなかった。2トップの動きを北九州のDF陣に封じられていたこともチャンスを作ることができなかった要因の一つだが、サイドチェンジが少なかったり、前戦でのアイデアが不足したりと相手をいなしていくことも全くできなかった。

後半からは高木和正を投入。57分にはサビアを下げてリカルド ロボを入れて布陣を従前に近い形に戻すと少しずつペースを取り戻していく。待望の同点ゴールは、北九州の波状攻撃を食らったあとの77分。那須川将大のクロスが相手選手に当たるなどしてペナルティエリア内に入っていたリカルド ロボに収まり、「自分としてはいいシチュエーションだったので、自分の質を信じてゴールした」と、すぐさまゴールに蹴り込んだ。

ワンチャンスをものにされたかたちとなった北九州は、すぐに多田高行と、「点を取りに行ける、またもう1点取れるんだという思考に(チームの)スイッチが変わる」(三浦監督)という効果も狙ってレオナルドを投入。森村をトップ下に置き、前線にスピードと高さを出すと、その"効果"は北九州サッカーの象徴でもある劇的ゴールで現れることになった。

刻一刻と終了のホイッスルが近づいてくる88分。右サイドを上がっていた関光博が相手DFをかわしながら深い位置からファーサイドへのクロス、難しいコースのボールとなったがこれをレオナルドが頭で合わせて勝ち越し点を奪った。

栃木はその直後にリカルド ロボや杉本真が連続シュートでゴールを狙ったが、北九州のハードワークが上回り再度の同点はならなかった。「残念な結果に終わってしまった」と松田浩監督。「ファーストタッチが悪く、カットしているのにすぐに相手にボールを渡した」と悔やんだ。

北九州はこれで10月を無敗で終え、勝点は51。今季目標としている56にあと5点に迫った。キャプテン・木村は「早くそこに到達したい」と力強く話す。もっとも、細かいところまで試合を見ていけば、失点に繋がりかねないミスもあるし、後半にいくつもあった決定機を取りこぼすなど攻守に改善は必要。しかし、33試合を戦ってきた選手たちには確かな自信も感じられるようになった。それは強者としての自信ではない。北九州のサッカーに対する自信であり誇り――。
あと5戦。それはきっと揺るぎないものになる。

以上

2011.10.30 Reported by 上田真之介
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