11月16日(水) 第91回天皇杯 3回戦
仙台 3 - 1 福岡 (19:04/ユアスタ/4,831人)
得点者:18' 田村 直也(仙台)、22' 田村 直也(仙台)、68' 岡本 英也(福岡)、82' 中島 裕希(仙台)
★第91回天皇杯特集
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●手倉森誠監督(仙台):
●手倉森誠監督(仙台)
「まず今日のゲーム前に、『激闘を覚悟しよう。厳しい試合になる。福岡のこの天皇杯にかける思いを思えば、激しいゲームを予測しよう。ただ、今度は自分達の思いを一つにしよう。ナビスコカップで早々に敗退したカップ戦で、この天皇杯は勝ち進めばACLへ行ける権威のある大会だ。この震災が起きた年にファイナリストになることに意義がある』という話を、チーム全体としました。
そこをぜひ目指したいということと、このゲームも我々を高めさせてくれるゲームだ、と。もちろん4回戦に進出することもそうだし、勝って当然と思われるような難しいゲームを勝つことができれば、我々もまた成長を示すことができる。最初の5分、10分に、相手の勢いをしっかりと受け止めて跳ね返して、前半のうちに2点を取れたことで、非常にいい入り方ができました。
ただ、3点目を取れないでいるうちに、後半の最初に1点を与えてしまったようなことは、少し反省点だった。ただそこで、もうひとつ取って引き離す力というところが、特にリーグ戦で最近からんでなかった短い時間だったりというディエゴがからんで、中島が決めたというあたりが、今シーズンの我々の力かなと。チームの全力、総合力というところを示せたゲームだったと思います。チームではまたこれをリーグ戦にこの勢いを持っていって、次の12月17日、セレッソと(の試合)になったのですけれど、そこもしっかり勝って、一試合でも多く、希望の光になるべく、自分達の勇姿を東北の皆さんの前に、一試合でも多く表現したいと思っています。」
Q:サイドバックながら2得点した田村選手の評価をお願いします。
「アビスパの守備の癖をしっかりスカウティングできていて、中に切れ込んでいった2点目なんかは、組織が割れたところのギャップをうまく突いていけたな、と。そしてその起点になってくれたのが武藤だった。彼のところでいかに相手の最終ラインを食いつかせるかを非常にうまくできたプレーだったと思います。田村もユーティリティー選手として、なかなかスタメンの回数を考えれば少ない方かもしれませんけれど、そういったところを辛抱強くやってこれたからこそ、ゴールというかたちで彼が報われたと思います」
Q:先発出場で攻撃でも守備でも頑張っていた武藤選手の評価をお願いします。
「まず、しかけの意識を持ってプレーすること。もちろんコレクティブに組織の中でプレーすることもひとつだけれども、彼の良さはふてぶてしくしかけることだ、と。そうやって声をかけて送り出して、序盤にサイドでも一対一になったら、しかけてコーナーキックを取るあたりは、非常に相手にとってジャブになるような攻撃をしてくれたと思っています。守備のところでも、まず相手の攻撃を遅らせること、そして守備に切り替える速さというところは、今日は集中してやれたと思います。タイミングを見てフォワードの方にも上げようかというところもプランとしてあったけれども、今日はチームとして今回こうやってトレーニングしていることの長いサイドハーフでやってくれたことで、彼のプレーの幅が広がるんじゃないかと思っています。」
Q:後半に福岡の時間帯が多い中で失点しましたが、どのあたりがうまくいかなかったと考えますか?
「まずあの1点はハンドでしたね。そして、ああいうふうに押しこまれる展開になったのは、自分達が前半に思うようにボールを動かせたというところを後半の入り方でも同じようにやれるだろうという安易さがあったと。取った後に、ボールが入る前に横パスを引っかけられ出した。スペースへ相手の背後を狙うプレーが非常に立ち上がりは少なくなったことで、相手にリズムを与えてしまいました。そこは細心の注意を持って、次のゲームに対してしっかりとコントロールできるように、やっていかなければいけない部分だなと思っています。ちょっと時間を使うところと、しかけるところという入り方が、1点を取られる前は非常にまずかったなと思っています」
Q:リーグ戦も残っていますが、天皇杯はセレッソということになりました。かねてからライバルと言っているこのチームの印象は?
「ライバルだし、常に好ゲームをするチーム同士です。J2時代から。本当に激しいゲームになると思うし、自分達もここに来てボールを動かせるようになってきている。セレッソはどちらかというと攻撃のしかけの部分で非常に破壊力のあるチームで、もちろんそこに対しての我々の堅守というところはしっかりやらないといけないと思っていますけれども、プラス、今、我々にもバリエーションがついてきています。そういうところがあるので、もう、本当に、どの会場でこの試合をするのかはまだ決まっていませんけれども、トーナメントはいかに失点しないかということが大事なので、自分達らしさから攻撃のバリエーションを持って、とにかく勝って次に進めるべく全力を尽くしていきたいと思っています。」
Q:「天皇杯で一試合でも多く勇姿を見せる」ということの先に見据えるのは、やはり天皇杯優勝とACL出場ですか?
「そうですね。今、リーグ戦で5位という位置にいて、4位になって、どのチームが天皇杯で優勝するかというところで可能性が出てくることになっていますけれど、自分達でそこを勝ち上がっていって、取れれば、文句なしにACLに出られるということなので、本当、リーグ戦と今の状況、天皇杯と、似たような状況ですけれど、やるからにはそこを目指してやりたいと。とにかく、一月一日に、あの国立競技場を金色に染めてみたい。震災が起きた年に我々がファイナリストとしてあの国立に立つことが今年の一番の希望の光になれるんじゃないかと、そういう話をチーム、選手達としているので、それを実現させたいと思っています」
以上













