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今季のリーグ戦は残り1試合。天皇杯3回戦で敗れた大分にとって、今季のラストゲームとなる。前節の栃木戦に敗れ、12勝13分12敗で12位。目標のひと桁順位の可能性は消えたが、「ひとつでも順位を上げ、来季につながる試合をしたい。ホーム最終戦だし勝たなければいけない」と、キャプテンの宮沢正史の言葉に代表されるように、チームのモチベーションは高い。また、「今季は90分通して満足できる試合がなかった」(宮沢)こともあり、ホーム最終戦で2011シーズンの集大成をサポーターに見せたい、との思いもあるようだ。
今季は田坂和昭新監督を迎え、アグレッシブで攻撃的なサッカーを目指した。1年かけて、そのスタイルは形成され、「自分たちの意図するサイドを使っての攻撃ができ、ボールを動かしながらゴールに迫ることができている」と指揮官は及第点を与えている。ただ、「ここ数試合見てもシュート数が少ない。10月くらいからいい形でボールは動かせているが、アタッキングサードまで入れない。そこにボールを入れることができないし、入ることができる選手がいない。だからシュートが打てないし、得点の可能性も少ない」という課題も出ている。今週はアタッキングサードでの崩しをテーマに練習に取り組んだ。
カギを握るボランチには、リーグ戦全試合出場している宮沢のパートナーとして、フィードの能力が高く、ドリブルでボールを運べる長谷川博一が、このポジションで今季初起用されそうだ。長谷川は「練習からやっているポジションなので問題ない。自分のなかではボランチが一番合っていると思っている」と語り、「北九州は池元(友樹)、安田(晃大)が攻撃の中心なので、リズムが出ないように抑えたい。攻撃ではこれまで前線の3人との絡みが少なかったのでサポートしたい」とゲームプランを練っている。
前節の栃木戦で「2点取られたことより、2点目、3点目を取れなかった」と悔やむ指揮官は、あくまでも攻撃の姿勢を貫く。「うちは決して守ろうとは思っていない。攻撃的にいくためにこのシステム(3−4−3)を組んでいるわけだし」と、今季最多得点を記録した第22節湘南戦以来の3得点以上を目指す。「次の北九州戦は1点では勝負がつかないと思っている」とも話しており、記者の「派手な点の取り合いになりますか?」との質問に、「大いにいいんじゃないですか。そういうのも。でも、北九州は得点も取っているが、守りも固いんでね。そこはしっかり相手を崩さないといけないと思っている」と答えた。多くのゴールシーンが期待できそうだ。
「大分に来て、ここまでサッカーに熱いのかというのを感じた。多くのサポーターが会場に足を運んでくれる。対戦相手として大分と戦ったときは感じなかったが、九州で一番熱いチームだと思う」と話す田坂監督が、今季の締めの一戦で、多くのファン、サポーターに感謝の気持ちを込めて勝利をプレゼントしてくれることだろう。
以上
2011.12.01 Reported by 柚野真也













