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【J1:第5節 鹿島 vs 浦和】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(12.04.07)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):

「試合は非常にクレイジーな形で始まったと思います。最初の5分で3ゴールが入るという、珍しい入りだったと思います。1-0で立ち上がりにすぐにリードされたあと、我々は同点、そして逆転したわけですけど、立ち上がりの20分すぎくらいまでは選手たちはバタバタしていたと思いますし、怖がりながらプレーしていたと思いますし、ミスが多かったと思います。20分過ぎから、我々はリズムを取り戻していい形の攻撃がいくつか出せたと思います。そのなかで我々は3点目を取ったわけですけれども、得点以外にもいい形というのはたくさんありましたし、少しラストパスの精度だったり、走り込む選手が遅く入ってしまったり、最後のところが合わなかったですけれども、非常に良い攻撃の形が前半の20分過ぎからあったと思います。
後半に入ってからは、鹿島はよりリスクを負って攻撃を仕掛けて来て、我々はそれに対して速攻を仕掛けるという展開でした。五分五分の展開だったと思います。最終的には我々が3-1で勝利したわけですけども、試合を通じてみれば勝利に値するプレーができたと思います。鹿島は結果が見せるよりも、あるいは順位が示すよりも良いチームだと思います。そして、良い内容のサッカーをしていると思います。鹿島にいま必要なのはひとつの勝利です。必ずこのチームは上がってくると思いますし、それだけの質があるチームだと思います」

Q:鹿島が後半にリスクを負ってきたとは言いながらも、前半の2点のリードが相手にとってももっと高い壁になるように、レッズはどうするべきだったとお考えですか?
「選手たちがチャンスをものにしてもう1点、2点取っていれば、試合はもっと楽に進んだと思います。そのチャンスを決めきれなかった選手は罰金に値するかと思います。それは冗談ですが(笑)。多くの日本のチームというのは、守りに入ってしまうことや受身になってしまうことが多いと思います。相手がよりリスクを負ってくるなかで、その圧力に対して、守って守ってという形になってしまいます。逆に、それをチャンスだと思ってもう1点、2点取りに行く姿勢が必要だと思います。でも、日本ではそういったところが見受けられません」

Q:途中、濱田水輝選手を入れて、トリプルボランチのようにした狙いを教えて下さい。
「もし我々が3-1でリードしていれば、田中達也を入れてより攻撃的に行っていたでしょう。リードしていたのでよりディフェンシブな選手を入れるというのは普通のことです。そうした考えや狙いをもって起用しました。もし我々が3-1のリードのなかで、もう一人攻撃的な選手を入れて10-1で勝てるようなチームであればそうしますけど、我々はまだそこまで来ていません」

Q:前田俊介、原口元気など、日本の若い選手が成長の伸びが遅い。それはボールのないところでサボっているからだと思います。それを直すためにペトロヴィッチさんはいろいろ工夫されていると思いますが、一番大事なのはどこだと思いますか?
「まず、日本のサッカーのなかで問題になるのは、そうした若い選手が1試合、2試合出るなかで、メディアに載ることで彼らが持っている能力よりも高い評価をされてしまう。その時点での力よりも高い評価をされてしまうことがあります。もうひとつは、攻撃的な選手であれば攻撃のみ、ディフェンスの選手であればディフェンスをするのみということがあると思います。例えば、ディフェンスの選手であれば、自分でボールを前に運んでいくとか、あるいは前にボールを当てて、自分も攻撃に参加していくとかいうことは少なく、そういった自分のポジションはこうだ、と決めつけがちだと思います。ボールのないところで、もっともっと動かなければいけないところで動いていません。そうしたところが多く見受けられると思います。若い選手に学んでほしいことは、攻撃と守備の両方でサッカーをしないといけない、ということです。攻撃をすれば攻撃をしっぱなし、守備をするなら守備だけではまずいと思います。守備と攻撃の両方向性でサッカーをやらないといけないと思います。我々のトレーニングでは、いかにボールのないところでスペースに走り出すか。あるいはいかにボールのないところで、動き出して味方の選手をサポートするか。いろいろなバリエーションの練習をしていますけれど、サッカーというのはボールを持っている選手が大事なのではなく、ボールを持っていない選手がいかに動くのかが大事です。今日、我々の選手たちは鹿島のディフェンスに対して、危険な形でディフェンスラインの裏側へ飛び出していったと思います。例えばメディアに名前が載って注目されると、若い選手は勘違いをしてしまいがちです。『オレはもう、監督に言われなくてもわかっている』となって、監督の言うことを聞かなくなってしまいます。そうなってしまうと、伸びしろというのがあったとしても、うまく伸ばすことはできません。わたし自身は選手に対してダイレクトに言う人間なので、ときには選手をぶつかることもあります。ただ、私の言うことを聞いて、それを実行しようとする選手は伸びていくだろうし、それをしなければいつまでもタレントのある選手、で終わってしまうと思います。プロサッカーという世界は非常に厳しい世界です。日本のリーグはまだ若いので、その部分の受け取り方はまだまだだと思います。選手というのは非常に厳しい仕事でしょう。前田俊介に関しては、私が見てきたこの6年間で最もタレントのある選手だと思って見てきました。彼を指導していたときに、20回くらいは怒鳴り散らしたし、彼を練習から外したこともあります。彼の持っている才能からすれば、イングランドでプレーしてもおかしくないくらいの才能がある。しかし、彼は大分でプレーしていたし、今年は札幌でプレーしています。恐らく私が指導していたとき、『オレは監督に言われなくてもわかっている』と思っていたのかもしれませんね。それはひとつの例です。日本にはそういう選手がたくさんいると思いますよ。サッカーの話なら2日でも、3日でも話しますよ。アリガトウ」

以上
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