今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第7節 広島 vs 名古屋】試合終了後の各選手コメント(12.04.21)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●森脇良太選手(広島):
「ゴールの前にもヘディングでシュートを打っていた。(清水)航平が僕にいいボールを上げてくれたんだけど、僕の目の前に大きな増川選手がいた。だからまず、増川選手に競り勝つことを考えて、どこにコースがあいているかを見る余裕もなかった。結果として、残念ながらGKにとられてしまって。あれが決まっていれば、また違った状況になっていた。そこは、残念です。
僕自身ヘディングは得意ではないんだけど、ゴール前の貪欲さを出そうと思ってジャンプしてシュートを打った。絶対に決めたかったので、グラウンドを叩く仕草をしてしまった。身体が勝手に叩いていた。
(ゴールシーンで森崎)浩司さんからボールをもらった時の最初の選択肢として、浩司さんの動きに合わせて、もう一度浩司さんを使ってもよかった。でも相手DFが(浩司さんの動きを)読んでいたので、そこで(ドリブルを選択して)一人かわした。
あとは、時間帯も時間帯だったし、シュートを打てば何か起こると思った。今までなかなか入ってはいなかったが、僕の中では得意な形。自分を信じて、思い切り打とうと思った。
実際、一人かわした後、いい角度に来たと感じた。ゴールを思い描きながらシュートできたし、打った瞬間は『入ったな』と思った。ただバーに当たっていたので『待て待て』という気持ちになったけれど、みんなの『追い付きたい』という思いがボールに乗っかって、ゴールに吸い込まれた。少しヒヤッとしたけれど、入ってよかった。
僕はここまで、左サイドでプレーしていた時にも、後ろからボールを持ち運ぶ作業が少なかった。パスで相手を打開するのもありだけど、それだけでは相手も読んでくる。それでは、どうしても攻撃が停滞するような気がしていた。だから今日は、できるだけ後ろからボールを持ち運んでいこうと思っていた。
前半から仕掛けることはできていたが、後半はもっと迫力を持ってやりたいと思った。相手も疲れてくるだろうし、もっとギアを上げていこう、と。最後は浩司さんを追い抜いて、シャドーでプレーする勢いでやっていた。それはもしかしたら、チームの規律を破って、よくないプレーだったかもしれない。でも今日、これだけたくさんの人が来てくださっていたし、何としても同点に追いついて逆転したかった。だから最後は守備ではなく、攻撃のことばかりを考えていた。
最後は、ナビスコカップ・磐田戦の教訓が生きた。あの時、トラップが足下に入り過ぎて、シュートを打てずパスを選択してしまった。でもたとえボールが足下に入っても、ゴール前だったしシュートを打てば何かが起こる。そのシーンが終わった直後から、後悔が始まっていた。
だから同じシーンがあれば、思い切り自分を信じてシュートを打とうと思っていた。今日もチャンスがあれば、ゴールに向かっていこうという思いでプレーしていた。それが、最後にああいう形につながったのだと思う。この間のミスが、学びにつながったのかもしれない」

●西川周作選手(広島):
「セットプレーでは、自分が飛び出すところとDFに対応してもらうところ、そこをはっきりさせてプレーすることができた。ただ、失点は反省点。次につなげられるよう、ビデオを見てしっかりと修正していきたい。
モリ(森脇)が倒れて一人少ない状況になっていた。そうなるとクロスが入った時、中の人数が足りない。DFだけでは防げないし、一瞬の判断になるんだけど、あそこはチームとしてカバーしないといけなかった。みんなで反省して次につなげたい。
内容を見ても、シュート数はウチの方が多い(15対7)し、決定機も多い。ここ2試合負けていたけれど、内容的には支配していた。だからこそ、先制を許してはいけない。相手もイライラしていたのがわかったし、前半は0-0でいけばいい、というのは自分たちの中にもあったから。ただ、今のサッカーを続けていけば、結果もついてくる。
(前半の小川佳純の決定機は)右にパスが出ることは予測していた。小川選手はフリーだったし、自分の出番だと思った。スペースを消しながら前に出ることでシュートが身体に当たってくれた。ああいうプレーをしていきたい。後半の闘莉王選手のヘッドについては、DFが頑張って身体を寄せていたから、自分の正面に飛んできた。みんなの守備に対する意識が高くなっているから、防げた。
まあ、モリがここぞというところでよく決めてくれました。いいシュートを持っている。勝点をとれるととれないとでは違うし、この引き分けが後から効いてくると思う」

●水本裕貴選手(広島):
「先制されて厳しくなったかなと思ったが、ホームだし何とか追い付こうと思っていた。チャンスも数多くつくっていたし、内容的にも悲観するようなことではない。
前半の相手の決定的シュートは、シュウ(西川周作)ちゃんと相手の10番(小川)が1対1になった場面くらい。この試合で唯一、数的不利な状況でクロスを上げられたのが失点シーン。ニアで入っていた選手に僕はついていたんだけど、最後はファーでフリーになっていた。それまでの崩され方を覚えていないので何とも言えないが、右サイドに人数をかけていた分、左サイドが薄くなったのかなと思う。そこはもう一度ビデオを見て、反省しなければいけない。あの時は、ニアに走った選手に僕がついてしまったので、優先順位ではやはりニア。ヤマ(山岸)さんもニアにいた。本来なら大外にいた選手にヤマさんがついて、その手前に僕がいるというのがベストだが、崩され方が覚えていないので、何とも言えない。ただ、崩されたシーンを修正すればポジションどりももっとよくなると思う。
名古屋が一番得意なのは、ウチのボールを奪ってからのカウンター。スカウティングでも、名古屋はブロックをつくった相手にはなかなか崩せないという情報が入っていた。実際、ボールを回されていても相手がミスをして、マイボールになっていた。ただ、ウチもそのミスにつきあってしまっていた感じがする。それは残念。前半はなかなかチャンスがなかったが、それでもウチのリズムでやれているのかなと思っていた。
セットプレーは名古屋のストロングポイント。すごくいいボールが入ってきていたので、みんな身体を張っていた。今シーズン、セットプレーでは簡単には失点しないというのも、心がけている。ナビスコカップの川崎F戦ではやられてしまったが、そこはしっかり修正してやれていると思う。Jリーグの中でもセットプレーに強い名古屋に対して、みんなで闘って勝点をとれたことはプラスに考えていい。これを最低限のプレーとして、これからも続けていきたい。
寿人さんに対して、後半は(接触で)危ない場面があった。ビデオを見ないとよくわからないが、ああいったプレーは僕だけでなく、いろんな人をケガさせてしまうので、なるべくならやめてほしい。
向こうも一生懸命やっている。負けたくない気持ちでやっている。どうしようもない時ってあると思う。故意ではないと思う。ただ寿人さんの顔が腫れていたのをみた時は、心配になりました。
チャンスもつくれていたんだけど、ナラ(楢崎)さんに止められまくっていた。また今日もアンラッキーなのかなと思っていた。ただ、(森脇)良太が決めてくれた。素晴らしいシュートだったと思う。チームとして諦めない姿勢を、このゴールで見せることができた。最低限の結果だと思う。名古屋を相手に、現状でできていること・できていないことがわかったので、またビデオをみて、来週の川崎F戦で頑張りたい。
公式戦で2連敗していたので、負けないことは大事。本来なら決めるべき時に決めて勝たないといけない試合だけど、こういう時こそ我慢が必要かなと思う。次の川崎F戦でいい結果を残すことができれば、今日の引き分けは大きな意味を持つ。この重みを更に増すためにも、次の試合はアウェイだけど、勝点3を持って帰りたい」


●田中隼磨選手(名古屋):
「勝ち切ることができた試合だったので、結果を真摯に受け止めたい。(得点については)ダニ(ダニルソン)から良いボールが来たので、落ち着いて決めることができた。(3バックで臨んだが)3バックか4バックかは関係なく、前半から、自分たちが意図するサッカーができていた。(次節は浦和戦だが)相手のことは関係なく、自分たちのサッカーをすることが大切。今日のような過ちを犯さないように、次はしっかり勝点3を取れるようにしたい」

●田中マルクス闘莉王選手(名古屋):
「あんなシュートを決められたら、どうしようもない。いろいろなミスはあるんだろうけど…。(シュートの際に)体を投げ出したけど、決められてしまった。ただ、妥当な結果だと思います。前半はウチが良かったけど、後半は逆に相手の方が良かった。セットプレーが(GKに)キャッチばかりされていた。(自分は)1回ヘディングをブロックされたぐらい。このままでは(今季得点)ゼロで終わってしまう。ボールさえ良ければ点を取るぞ、と言っているんだけど…。うまくいかなかったときに、みんなが下を向くことがあった。今は我慢、辛抱です」

●ダニエル選手(名古屋):
「みんな本当によく戦って、良いプレーをしていたが、残念だったのは、自分たちがゴールを奪うところで苦しんだ。今日はわれわれのディフェンスは、まとまってプレーしていたと思う。3バックでも4バックでも、監督の求めることを常にやりたい。自分たちは与えられた役割をできたが、もっともっと良くしていきたい」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着