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【J2:第10節 熊本 vs 岡山】高木琢也監督(熊本)記者会見コメント(12.04.27)

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●高木琢也監督(熊本):
「勝点3が取れなかったことに関しては非常に残念なゲームだったと思いますけど、最近のゲームの中では、いろんな意味でいいゲームをしてくれたなと思ってます。決して、私自身が満足しているわけではなくて、これまで課題だった部分を照らし合わせると、いいゲームをしてくれたなと。あくまでも結果に満足しているわけではないということは、皆さんもご承知いただければと思います。
それを前提に今日のゲームで言うと、2つのことを感じました。1つは、スピリッツというのは、ここ最近のゲームでは欠けていたというか、なかなか出し切れなかった部分ですが、オフェンスに関してもディフェンスに関しても、いろんな形でミスはありますけど、前に前にという姿勢は感じることができたと思います。ただガムシャラに前に行っていたということではなくて、ディフェンスであればマークの受け渡し、攻撃に関してもミスは確かにありますけど、追い越したり、前線で身体を張ったりとか、最近見えないシーンがたくさん出たのかなと思います。
戦術とか戦い方で言うと、セカンドボールも重要なファクターになると思うんですが、そこでの競り合いで激しく行くシーンもありましたし、そこからボールを奪えるシーンもありました。そこからの攻撃で、もう1つ2つボールがつながればフィニッシュまで持って行けるシーンがあったんですけど、そこはまだ力のない部分で、反省というか改善しなくてはいけないと思います。
あとはマッチアップゲームなので、もっとサイドで変化をつけたかったんですけど、選手たちの話を聞いていると、状況を把握してプレーしている印象があったので、そういうコーチングのところも、今までにはなかった部分が出てきたのかなと思います。
まだうまく表現できていない部分は当然練習しなくてはいけないと思いますが、今日のゲームは最後まで粘り強くやってくれたというところで、次につながるゲームではあったのかなと思います」

Q:岡山の影山監督も、FWに入れるボールを熊本のDFにカットされて形が作れなかったとおっしゃっていました。どういう指示をディフェンスにされたのか、それと3バックを含めて今日のディフェンに対しての評価をお願いします。
「あまり深くは話せませんが、先ほども言いましたようにマッチアップゲーム、ミラーゲームなので、我々も岡山さんもサイドをポイントにして、そこから2シャドウの1枚が下がってきたり、前半では中野選手、後半では川又選手に入れて、2シャドウがサポートに行くようなイメージがあったと思ます。そういうプレーをさせないと言うよりも、マッチアップなのでその部分をとにかく潰していけば、そういうシーンはできなくなる。シャドウに関しても、かなり下がってきてボールを受けるシーンがあるので、そこもとにかく潰していくということは指示しました。最終的には、それが結果につながったのかなと思います。あとはマッチアップなので変に余らなくていい、マンツーマンぎみでいいという話もしたので、そこも思いっきり行ってくれたのかなと思います。
ディフェンスは良かったと思いますよ。最低レベルの仕事はしてくれたと思うし、今日はリスク管理が非常に良かったなと思います。当然、ボールを受けられて運ばれるシーンはあるんですけど、いちばん嫌な選手にはそう簡単に運ばせなかった。リスク管理の部分では最終ラインが非常に集中していたなと思います」

Q:いい形で奪ってからの裏へのボールもよく出ていたと思いますが、これから積み上げていくこと、攻撃に厚みを増すにはどういうことが必要でしょうか?
「厚みがある攻撃をするためには、常にルーズボールに対して準備をするということと、先ほども言いましたがリスク管理をしっかりしなくてはいけない。この2点は必要だと思いますし、たくさんボールをつなぐから厚みがあるのではなくて、僕のイメージでは、シュートを打つ、クロスを入れる、跳ね返ってくるのをまたつないで、連続して攻撃をするというイメージで、それでセカンドボールとリスク管理という話をしたので、攻めている時にそういう部分でマイボールにすることが重要かなと。あとは、下がらない意識を持つことだと思います」

Q:原田選手との交代で大迫選手がそのままボランチの位置に入りましたが、このチョイスについての狙いは?
「(大迫)希は練習試合でも時々やるんですけど、岡山さんには足の速くてモビリティのある選手が多いということで、希のスピードやモビリティをあてて、どんどん出て行ってほしいというイメージがありました。運動量もスピードもある方なので、そういう部分と2列目からの飛び出しを期待して入れました」

Q:いい試合だったと思いますが、ゴールに関して言うと、これで4試合無得点になっています。これから連戦ですが、ゴールを奪うためにどういった部分に重点を置いてトレーニングしていくんでしょうか?
「中2日なのでコンディションを整えることで精一杯だと思いますし、今ここで言えるのは、今日のようなプレー、今日のようなゲームを続けることがいちばん重要かなと思います。練習はそんなに多くできないので、それは連戦のあとの話になるかなと思います」

Q:今日は3トップにFW登録の選手を3人先発で起用しましたが、この3人のパフォーマンスや、攻撃に関してはどのような評価でしょうか。
「3人のなかで(崔)根植だけは、強さとかスピードをイメージして、そこに対して2シャドウの2人がサポートに行く役割と、あとは基本ベースとして相手も3枚なので、ボールを高い位置で奪った時には、2人のスプリントのスピードで3枚のサイドのスペースに出て行くというイメージが僕の中ではありました。
いろんなタイプの選手がいますけど、今日の場合はFWタイプでとにかく前に行く、それからクロスやゴール前の動きではFWと中盤の選手ではやっぱり違いがあるので、そういった意味では、クロスとかスペースに出て行くことをイメージして、この3人を並べたという形です」

Q:実際にイメージ通りでしたか?
「奪ってからとか、中盤でのプレーは良かったと思います。ただ、ゴール前ではもう少しコンビネーションが欲しいなとは思いました。それができれば、もうちょっと前を向いたり崩すという作業ができたと思うんですけど、それがちょっと足りなかったかなと。
でも、例えば齊藤和樹は久しぶりの90分だったと思いますけど、ああいうプレーができるようになったことで出すことができたし、彼自身もコンディションが上がってプレーも良くなってきたので、今日みたいなゲームをして自信を深めていってほしいなと思います」

Q:交代枠があと1つ残っていましたが、ここはどういう判断で残したんでしょうか?
「結論から言うと、代える必要がなかった。ゲーム自体が、普通のテンションで入っていくと、とてもじゃないけど入れないようなテンションだったんですよね、見ていると。疲れが少し見えている(崔)根植とか(齊藤)和樹なんかも代え時なのかなというのもあったんですけど、さっき言ったようにすごく集中していたし、代える必要が僕の中ではなかったので、あのリズムで良かったなと僕は思います」

以上
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