●河井陽介選手（清水）:
「今日は何とか勝点を取りたかったけど……。ただ、チャンスは増えているし、（10人になるまでは）攻撃もうまくいっていたと思うし、相手の恐さも感じなかった。その中でも2点リードできたのは良かったけど、守りに入るのが早すぎて、あれだけ引いてしまって押し込まれると厳しいものがありました。全体的にポジショニングが良くない面もあったし、走りきれなかったというか、運動量で負けていたと思うし、ゴール前で（攻められるのを）待っているだけだと、やっぱり耐えきれないと思います」

●村松大輔選手（清水）:
「途中までは3-1で勝っていたのに、逆転されてしまってすごく悔しいです」

Q:今日は試合の状況に応じてポジションが変わりましたが、やっていてどうでしたか？
「相手の外国籍選手が個で力があるので、自分が抑えようと努力はしました」

Q:五輪代表のニュージーランド戦からチームに合流して、今日はどんな気持ちで試合に入りましたか？
「ニュージーランド戦でああいうプレーをしてしまって、チームでもネガティブなところを見せたくなかったので、本当に気持ちだけは見せようと思って、今日の試合に入りました」

Q:終盤には攻撃参加するシーンもありましたが、振り返ると？
「今日は本当に勝ちにいきたかったし、何としても点が取りたかったので、前に出て勝負しました。ダイレクトで打てるシーンもあったので、あのへんは自分の課題だと思っています」

Q:今日でチームを離れることになりますが、オリンピックに向けて意気込みをお願いします。
「またこういう気持ちの入ったプレーで、オリンピックでも貢献したいと思います」

●大前元紀選手（清水）:
「2点差で勝っていたので、逃げ切って終わりたかったです」

Q:クラブの1,000ゴール目という記念すべきゴールを決めましたが、そのことについては？
「エスパルスの長い歴史で偉大な選手たちがゴールを決めてきた中で、千点目というのは素晴らしい記録だと思いますけど、チームとしてはそういう偉大な記録が出た中で勝てなかったというのは、悔やまれる試合だったと思います」

Q:PKの場面はどんなことを考えていましたか？
「決めることしか考えていませんでした」

Q:チームとしてなかなか点が取れなかった中で、今日は3点が取れました。そのことについてはいかがですか？
「3点取れたということは、チームとしてすごく良いことだと思いますし、FKからも取れましたし、流れの中からもアレックスが決めて3-1になって、そこで勝ちきれれば良かったですが、失点してしまったので、まだまだだなと思います」

Q:この悔しさを今後にどう生かしていきたいですか？
「苦しい時間帯や苦しい人数の中で勝ちきる強さというのを持たないといけないですし、ただ蹴るだけでは勝てないと思うので、人数が少ない中でもしっかりつないで、自分たちのペースにできていれば勝てたんじゃないかなと思います」

●アレックス選手（清水）:
「（自分が）ゴールを決められたことはうれしかったですが、結果に関しては非常にガッカリしています」

Q:シュートの場面は非常に落ち着いていましたね。
「そうですね。DFのほうが、僕がシュートを打つのかパスをするのか迷ってあまり詰めて来なかったので、その分余裕はありましたが、ゴールを決められたことは良かったです。でも、最後に追いつかれたのは悔しいです」

Q:今までは人数が少なくなっても守りきれていましたが、今日は2点のリードを守りきれなかった。その違いは何だと思いますか？
「その違いというのは、相手もあると思います。レイソルのような素晴らしいチームに9人で戦うのは難しいですし、最後は本当にみんな全力を尽くして、最後まであきらめずに点を取ろうとしたんですが、それだけの体力がなかったというのもあると思います。ファンの人も勝利を待っていたと思いますし、できるかぎりのことはやりましたが、残念ながら結果は残せませんでした」

Q:人数が減るまでは、狙い通りの戦いができていた？
「そう思います。11人のときはすごくオーガナイズできていたと思いますし、チャンスも多く作れていました。それが10人になってもチャンスが作れていたし、ゴールも決まってリードしていましたが、9人になってレイソルのような相手と戦うと、最後は疲れてしまって、これ以上動けないような状態になってしまったので、最後はやられてしまいました」

Q:負けたことは非常にショックだと思いますが、チームとしては一歩前に進めるような試合だったのでは？
「もちろんそう思います。それまで7試合で2得点ということを考えたら、今日3点取れたことはポジティブなところだと思います」

●那須大亮選手（柏）:
Q:後半、相手は人数が少ない中で守りを固めてきましたが、その中で攻撃の焦りというのは見られなかったですね。
「そうですね。数的有利というのはありましたし、サイドから何回かチャンスも作れていたし、続けていれば何とか点につながると思っていたので。早い段階で2点目を取れたのも大きかったですし、ずっと続けた結果というか。あとデータ的に、エスパルスが残り15分で失点が多いというのもありましたし、そういう部分で最後まであきらめずにやれば、どうにかひっくり返せると思ってました」

Q:自分としては、センターバックとサイドバックとどっちがやりやすいですか？
「最近はサイドバックが多いので、けっこう慣れてきましたけど。右も利き足なので、センタリングとかもけっこう楽しいなという部分はありますし（笑）。センターバックは元々本職だったので、それで楽しい部分はありますけど、右サイドは酒井が移籍して求められる部分というのが多くなったので、新たな自分を見つけるという意味でも楽しんでやっています」

Q:こういう結果を残せたというのは、チームにとって大きい？
「そうですね。すごく大きいですね。前回はどっちに転んでもおかしくない試合で負けていたので、ここで連敗することは絶対にできないとみんな思っていたし、最後までみんな気持ちが入っていて、みんなで点を取りにいこうという姿勢が結果に結びついたと思います」

Q:引いて守られた相手を、攻めきる力もついてきたと？
「そうですね。相手がああやって真ん中を固めてきても、どうにか割っていける力も徐々についてきたと思います。まだまだ足りない部分はありますけど、カウンターもあんまり受けないようにセカンドボールをうまく拾って、2次攻撃、3次攻撃ができていたので、そのへんが点につながったポイントかなと思います」

●水野晃樹選手（柏）:
「ごっつぁんゴールでした。その前にワタル（橋本）が最後まで走ってオーバーラップしたから自分がフリーになれました。チームが一体になった良いゴールだったと思います。ゴール裏に飛び込んだのはもう勢いです。素直に嬉しかったし、前回の試合では結果を出せなかったので、今回は必ず結果を出したかった」

Q:シュートコースは見えていた？
「全く見えなかったです。４、５人いて、ゴチャゴチャしていました。ただ、ふかさないようにして、右足にこぼれてきたら思い切り撃てたけど、左足だったのでふかす可能性もあったので、慎重に撃ったのがよかったんじゃないかと思います」

Q:１０人対９人になって、どのようなところから勝機を見出そうとしたか？
「ああなったらサイドから行くのがベストだと思っていたし、自分を入れてくれたということはサイドからどんどん仕掛けて決定的な仕事をしろという意図だと思っていたので、工藤もそうだし、途中から入った選手が結果を出すのは大事なことというのは北嶋さんから学んだこと。１１人だけじゃなくてベンチを含めた１８人、もっと大きく言えばチーム全体で得た結果だと思う。上にいくために、また連勝を続けたい」


●菅野孝憲選手選手（柏）:
「後半の最初もセットプレーは自分たちが集中力を欠いたところから失点してしまった。時間はあったのにもかかわらず陣形が整っていなくてマークのズレがあった。自分たちの形になってやられたところは少なかったと思うけど、９０％試合を支配していても、セットプレーで決まってしまう試合はサッカーにはある。修正はできると思うので、ひとつひとつ、１人１人がもっと集中してやらないといけない。流れ的には負ける流れの試合だったかもしれないけど、自分たちが日頃からやっている練習を信じて、諦めない気持ち、信じる気持ちを持って、ディフェンスラインは前の選手が点を取ってくれると思っていた。だからとにかく集中して、これ以上失点しないようにとやっていた。こういう試合を勝てたのは今後にもつながると思う」

Q:２点差になった時、チームのメンタルが落ちたようなことは感じませんでしたか？
「僕個人としては全然点を取れると思っていたので、とにかく１トップへのリスクマネジメントをディフェンスラインに心掛けさせて、うちら攻撃陣は点を取ってくれるし、今日はそれを証明できた。ディフェンスラインは３失点をして反省しなければいけない。こういう試合を勝てるようになったり、勝点３を取れたのは大きいと思いますけど、失点シーンを確認して次の試合につなげたい」

以上