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【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs C大阪】プレビュー:このところの対戦では鹿島が4連勝しているが実力は伯仲する。アドバンテージを持って第2戦に向かうのはどちらだ?(12.07.24)

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今月14日に相まみえたばかりの両チームが、ヤマザキナビスコカップに舞台を移して、再び対戦することとなった。今季リーグ戦では3−2、1−0と鹿島が2連勝。昨年を合わせるといまのところ4連勝している。昨年、長居で13年ぶりの勝利をあげて以来、苦手だったはずのセレッソ大阪に対して、好成績を残してきた。

とはいえ、今季の勝利はいずれも薄氷を踏むものだったことは看過できない。ホーム・カシマスタジアムで対戦した4月21日第7節の展開は、前半2点を先に奪われたものの、後半に3点を返すという大逆転勝利だった。いまではすっかりレギュラーポジションを確保したドゥトラが活躍したことで勝てはしたが、その起用はギャンブルの要素もたぶんに含まれていた。また、つい先日、長居で行われた第18節では、相手の拙攻と守護神・曽ヶ端準の活躍により、完封したが、ゴールを奪われてもおかしくない場面はいくつかあった。

2試合に共通したのが、セレッソ大阪の奔放な攻撃力と言えるだろう。2トップや2列目の選手たちが激しくポジションを入れ替えてくるわけだが、それをすべて押さえきり、パスコースを消しきるのは難しい。しかし、そこでボールを持っている選手に対して、きっちりプレッシャーに行けていれば、簡単にパスを通されないのだが、鹿島の守備はポジショニングを重視するあまり、ボールに対するプレッシャーがどうしても弱くなっている。リーグ前節の対戦時にも、右SBの酒本憲幸や扇原貴宏らからロングボールを通される場面が目についた。夏場の暑さを乗り切るためにはFWに無理にボールを追わせず、体力を温存して効率よく戦うことも必要だが、そのさじ加減は非常に難しいと言えるだろう。
ただ、それを気にしてか、この対戦を前にジョルジーニョ監督は、攻から守の切り替えを徹底することを選手たちに要求。前からプレスをかける形を何度も何度も確認していた。アウェイでの試合はリトリートからの速攻を狙う鹿島だが、ホームゲームではよりアグレッシブに戦うことになるかもしれない。

対するC大阪のセルジオ スアレス監督は、選手起用に頭を悩ませているはずだ。ボランチの扇原、山口螢は揃ってU-23日本代表に招集されており、今回の試合には出場できない。前回の対戦で、前線をかき回した柿谷曜一朗や播戸竜二をどう起用するかを含め、監督の選手起用には注目が集まる。しかし、レギュラーメンバーが揃わなくてもスアレス監督が実践するサッカーに変化はないはずだ。油断は禁物だ。

特に、鹿島はこの試合から、リーグ戦とスルガ銀行チャンピオンシップへと続く6連戦が始まる。
「省エネで戦うということは『これ位でいいだろう』ということになりがち」
そう言って岩政大樹は警鐘を鳴らすした。
「こなすのではなく、つねに100%の状態をつくることを目指すべき」
このところ無失点が続くだけに、試合前の準備を完璧に行い、ゲームに入れば頭を使った試合運びが求められることになりそうだ。

左腓腹筋の肉離れでJリーグスペシャルマッチの出場を辞退した曽ヶ端準も練習に復帰。この試合には間に合いそうな雰囲気だ。このところすばらしい活躍を見せてきた守護神だけに、ゴールマウスに立てるのは非常に心強い。また、新加入のレナトもこの試合から出場が可能となる。攻撃にバリエーションをもたらしてくれそうな選手なだけに、出場に期待したい。

以上

2012.07.24 Reported by 田中滋
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