●松田浩監督（栃木）：

「ホームでのダービーということで是非とも勝ちたかったゲームでしたし、この前の熊本戦の悪いイメージを払しょくする意味でも大事な試合でした。選手はよくやったと思いますが、ここからは勝つことのみが意味があるというか価値がある試合が続いてくるので、そういう意味ではちょっと残念な結果になりました。ただし、両チームに負けたくない意地とか勝ちたい気持ちが表れた試合だったと思います。

草津さんは凄く戦いにくい相手だったなという印象がありますね。長いボールを使うというか、それはうちも前期に棗を中心に戦っていたのと同じような感じだったと思います。やっぱり色々な研究がされる中で、相手にとって嫌な戦い方みたいなことを色々なチームがやってくるなという印象です。長いボールでリズムを作られ、なかなか自分達のゲームにならなかったゲームだったのかなと。自分達がボールを持った時には自分達のリズムが出来たのかなという印象はありますけど、いい守備からという、自分達の守備の良さが出難い試合になったという印象もあります。無失点で試合を進めてくれたので、どこかで点を取るということが必要になるけど、チャンスがなかったわけではなかったので質を上げるしかないと思います。最後のシュートの精度か、ラストパスの精度か、奪った後のパスの精度か、そのあたりになると思います。あとはこういう消耗戦というか暑い中での試合になると、交代で入ってくる選手が試合を決める流れだったのかなと。そういう意味で11人だけでは足りないし、18人がいい状態で暑い中で（勝ち切る）という形になって欲しいゲームだったなという印象はありますね。もちろんサビアとか棗、杉本にチャンスがあり、雰囲気も出てきたが、そのあたりが決めてくれると一体感が出てくるし、こういう試合を決め切れるんじゃないかなと思っています」

Q:前半は劣勢に立たされたが、後半は盛り返して栃木らしさが出たが、前半から後半にかけて良くなったポイントは？どんな指示を出されたのか？
「前半は非常に集中するのが難しい試合になったと思っています。後半はそんなことが少なくなったので、ちょっと落ち着いて、とにかく落ち着いて色々な外的要因を取り除いて自分達のやることに集中しようということですね。（後半は）一回落ち着けたのが大きいと思いますし、ボールを持った時にボールを落ち着いて繋げたことで段々とペースを握れたと思っています」

以上