真夏から厳しい残暑の続く中で、結果を出している2チームが対戦する。岡山は8月最初のホームゲーム・熊本戦からアウェイの第28節鳥取戦、第29節岐阜戦と3戦連続の勝利。鳥取戦、岐阜戦は相手の勢いある攻撃に対応する展開が続いたものの、何とか押さえて勝利。5戦でわずか1ゴールしか決められなかった先月を振り返ると、この3試合の6ゴールは、チームコンディションの良さと勢いを感じさせる。
一方の北九州も8月に入ってからの3戦は負けなし。第27節町田戦は1−1のドローだったが、第28節大分戦、第29節福岡戦と、九州のJでの先輩チームに勝利を収めている。前節・福岡戦ではFW池元友樹、FW端戸仁の2トップが互いに息の合ったプレーから2ゴールを挙げ、また端戸とゲーム終了間際の常磐のミドルで合計4得点を決めた。
影山雅永監督は、「北九州にもピンチはあったが、GKの佐藤優也がよく防いだ。福岡を上回ることを成し遂げた。ダービーを制したパワーを、次の試合にも持ってくるんじゃないでしょうか」。現在の北九州は、ショートパスをつなぎ、流動的な動きを継続しながら攻撃のリズムを作るチームだ。鋭いカウンター攻撃も持ち味のひとつだ。フォーメーションは4−4−2と4−3−3を使い分け、岡山と同じ3−4−3を採用する大分との対戦時は、2トップにして中盤をダイヤモンド型にして挑んだ。
この点については、「我々としては自分たちのボールの動かし方、ディフェンスをしながら、ピッチ上でアレンジして対応していく」と影山監督。
岡山の最終ライン中央のDF竹田忠嗣は鳥取戦の後、「前半のうちにスムーズな修正が出来なくて何度かピンチになった。クロスに対して身体を当てずに、フリーで上げさせてしまったシーンもあったから、何とかクリアしていく必要がある。失点したら守備は終わりなので」と話していた。次の岐阜戦ではアグレッシブな守備で岐阜の猛攻を凌いでいたが、3バックのサイドのスペースを突かれ、61分にゴールを許すことになった。しかし毎試合浮かび上がる課題は、この北九州戦にこそ生かされるはずだ。
岡山と北九州の前回の対戦は、3月11日に行われた第2節。北九州は当時、3−5−2のフォーメーションだった。強風の中で行われたゲームで、互いにい決めきることが出来ず0−0のドローに終わっている。岡山のDF植田龍仁朗は、昨年、初先発出場だったホーム北九州戦で豪快なヘディングシュートを決めている。苦手意識はない。「ビルドアップが上手いチームなので、そこは気をつけて、潰すところは潰して。負ける気はないです」と話す。
岡山は週末にかけてのホーム2連戦に、前節2ゴールのFW川又堅碁をはじめ、FW三村真、FW上條宏晃、MF大屋翼、DF篠原弘次郎らフルメンバーが臨戦態勢となって挑む。「前回は焦っていました。ゴール前でもう少し落ち着いて打てれば入ると思います」と話す三村ら、若手選手にめぐってくるチャンスをものに出来るかも見どころとなる。
この日は、Jリーグ特命PR部女子マネージャーの足立梨花さんも来場する、カンスタの「平日ナイト1万人チャレンジデー」。影山監督は、「今までは(1万人以上の入場者数のあった第15節京都戦、第23節横浜FC戦)難しかったですが、今度こそ、大観衆に勝利を届けたいです」と話す。
以上
2012.08.21 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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