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【J2:第31節 熊本 vs 富山】高木琢也監督(熊本)記者会見コメント(12.08.26)

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●高木琢也監督(熊本):

「まず、今日は特別なゲームで、クラブが非常にたくさんの人たちをスタジアムに呼んでくれて、スタジアムに来てくださって我々を応援してくださったサポーターの方達に、本当に感謝をしたい気持ちでいっぱいです。
こういう大きなイベントの時には、なかなかいいゲームができなかったり、勝てることが少なかったんじゃないかと思ってます。なので、今日は良いゲームもできたんですけど、勝負にこだわることも大きなテーマだったので、そういう意味では満足のいく結果、パフォーマンスを皆がやってくれて大変感謝しています。そういう、選手たちがまだ秘めている力を引き出してもらった、今日駆けつけてくださった方達にも大変感謝をしたいと思います。
連戦ということを頭においておかなくてはいけない中で、見ていて『これは連戦でやっているのかな』というぐらいのパフォーマンス、動きやアクション、局面でのプレーもそうなんですけど、そこはホームで2戦連続できたという地の利はあるかもしれません。でも本当に良く、連戦の中で頑張ってくれたなと思います。
富山は人に対してタイトなディフェンスをするチームだったので、そこをどう崩すかというのがポイントだったんですけど、流動的によく動いた中で、ボールホルダーとボールを持っていない選手のタイミングも非常に良かったと思います。そこから少しずつこじ開けるシーンが出てきましたし、最後まで粘り強くやれたということ、そしてゼロで抑えることができたということは、今後の自信にもつながっていくし、これから試合数は少なくなっていきますが、1つ1つを大事に戦っていきたいなと思います」

Q:北嶋選手の投入について、タイミングと藤本選手と替えた意図を教えてください。
「人を変える時は、何か変えたいという理由が必ずありますし、フィックスで決めていたかというとそうではなくて、状況に応じて変えたということです。(藤本)主税に替えた理由は、運動量が少し落ちてきたということと、相手のソ ヨンドク選手がスピードがあるということで、あそこを守備で抑えたいということと、なおかつ前でポイントを作って攻めることも含めて、北嶋をあそこに持っていきました」

Q:後半ですが、前節の草津戦同様に押し込まれる展開になりましたが、ベンチから選手たちに何か伝えたことはありましたか?
「特には何も伝えていません。答えとしてはそのひと言ですが、90分全ての時間をコントロールして、イニシアチブを全て取るのは難しいことです。でも、守るべくして守っているのではなくて、2-0というアドバンテージが我々にはあって、相手は当然出てくる。我々は腹八分目になって少し抑えるけれど、彼らはまだ何も食べてない、飢えている。だからその分の差は出てきますけど、それをネガティブに捉えるのではなくて、彼らは取りにきている。そこでアドバンテージがあるということは、押される中でも(ボールを)取って、最後までは攻められなかったですが、もうちょっとパスが1本、2本つながればカウンターができたなというシーンもあったので、そういう意味では、それが特別危ないなとも思わなかったし、あの時間帯でも選手たちは集中をしていたので、特には問題なかったと思います」

Q:多くのお客さんがいらっしゃって、最後はメインスタンド、バックスタンドのお客さんもゴール裏へ移動して踊りました。あれをご覧になっていかがでしたか?
「怪我をされなければいいなと思いました(笑)。良いゲームをしてもなかなか勝てなかったりして、こういう特別な日にこういうゲームができて、選手たちも、今日見に来てくださった方々も、その瞬間を楽しめたということが全てだと思いますし、ああいうシーンを我々としてはもっともっと作らなくてはいけないと思います。
それと、今後チームが発展していくためにも必要なことだと思いますけど、やっぱり身近に感じてもらわなくてはいけない。ひょっとしたら、スタンドのお客さんたちは選手をよく知っているかもしれない。そこでああいう場で何かしらやり取りがあることでもっと親近感を覚えてもらったり、そういう場だったかもしれない。ああいうシーンはすごく温かさを感じるし、いいことだなと思います」

Q:このところ、DFからのパス回しや前線へのフィード、連携面でもかなり改善されてきた印象を受けるんですが、監督ご自身はどう捉えていらっしゃいますか? トレーニングの積み重ねではあると思いますが。
「基本的には、ゲームのパフォーマンスというのは、普段の自分たちがやることが全てではなくて、個人の持っているものにチームの方向性や共有する部分をプラスして作っていくというのが、ディフェンスにしても攻撃にしても流れだと思います。そういう意味では、どこにどうサポートするかといったことが共有ということになっていくので、その共有する部分がすごく増えてきたということがプレーにつながっている面もあるだろうし、もちろん自信もあるだろうと思います。そこに、本来選手が持っているポテンシャルやパフォーマンスがうまくかみ合っているんではないかと思います。でも、一番に言えるのは、最初に言いましたけど、共有する部分が多く持てるようになったというのが大きな理由かもしれません」

Q:4-4-2にシステムに替えたことも理由のひとつでしょうか?
「それは分からないですね。4-3-3になればもっといいかもしれないし。ただ、ひとつ言えることは、サッカーにおいて4-4-2というのは一番やり慣れている形ではあると思います」

以上
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