●反町康治監督(松本):
「ヘタフェがバルセロナに勝ったような試合でした。今度はマドリーと戦えるので楽しみにしていますけど。さきほどのインタビューにも答えましたが、平日19時開催ですが、たくさんの応援をいただき本当に感謝しております。飯田がまたトスに負けてまたエンドが替わりましたが(笑)、そういうことを感じさせない声援、感謝しております。試合前からこういう展開になるなと感じていましたので、試合が始まってからも驚きもなく、淡々とゲームを進めて勝ったという試合でした。そういう意味でゲームプランをしっかり遂行した選手たちは良くやったと感じています」
Q:町田のウイークなところ、ストロングなところとは?
「遠出して見に行った分だけ価値がありましたね。じゃあ、一つだけ。相手のゴールキックの時に、前の3人をグッと立たせたんですね。それだけでも見に行った価値はあると思いました。以上です」
Q:中盤でボールの奪いどころなどを決めていたのでしょうか?
「感謝したいのは天候であって、非常に松本らしくて夜が涼しくて、選手はボールを動かされても、最終ラインは暇だったと思いますよ。飛び出しにしっかりトラックしていけば。ただし前線と中盤、特にボランチは、今日は大変だったと思います。結局、そこのところを替えましたよね。鐡戸は怪我持ちなので考慮しました。向こうの自陣のセンターサークルの後ろのところ、両サイドのところは京都と同じようにホットゾーンなんですね。今日はホットに戦わなきゃいけないので、自分たちでホットゾーンに誘い込んで、そこで奪ったという試合でした。向こうにメッシがいれば、3-0で勝ったと思います。アルゼンチン人のアルディレス監督はメッシが欲しいと思いますが、我々にもメッシはいないわけであって、持ちうる兵力を最大限に生かすということを考えてやっていますから、その意味ではディフェンスに回る時間は長くなると予想して、その通りになりましたけども、勝利は取れたと思いますし、逆に言うと去年まで目の上のたんこぶだった相手を目の下の腫れ物にしたわけですから、我々の半年間のやってきた成果というのは出すことが出来たかなと嬉しく思っています」
Q:小松選手のゴールについて、また評価を。
「小松に得点を期待することはないわけであって、(投入した時間は)あそこの時間帯は危険でした。あそこがゲームの肝でしたね。幸野が前半途中から入って、非常にボールを受けてさばくわけですよ。中盤のところがどうしても、北井が引いてきたりして、ゼロトップのような形になってきて、ダブルボランチの横でボールを受けていて、後手に回っていましたよね。そこは何としても防がなければいけなかったので、ユンをアンカーにして、中盤に穴を開けないようにするしかないなと。ただ用意してから3分あったので、あそこで同点に追いつかれていたら小松ではなく他の選手を入れていたかもしれないですね。この試合のポイントになったと思います。小松が点を入れたことは嬉しく、前に出る力はありますからね。大きな一歩だと思います」
Q:1点目、ショートコーナーを選択したのは?
「町田さんはここのところセットプレーのディフェンスが安定してきています。1-5-3-1という並びをしているんですが、最後の1を剥がすことをやっただけの話ですね。あそこに北井がいるということは確認していましたから。北井を誘い出して、一番シュート力のある貴之がいったと。(狙い通り?)たまには狙い通りということもあります(笑)。飯田は良いアシストでした(笑)」
Q:ホームアルウィンの勝利は7月21日以来になります。
「8月は酷暑のなかパフォーマンスを落とさずにやれましたが、その反動かここのところストレスの溜まるようなゲーム展開でしたから、今日は良かったと思いますね。これで全体の成績はイーブンになったと思うんですよ。ここから勝ち星を伸ばせるようにやっていかなきゃいけない。次の試合は重要になるでしょうね。一番インターバルが短いし、移動もありますからね。ここから総合力というか、相手を分析して力強くゲームに入ることが出来るかということでしょうね」
以上













