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【J1:第25節 川崎F vs 鹿島】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(12.09.15)

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●風間八宏監督(川崎F):

「今日は入る前に、『個人の利益とチームの利益を一致させよう』と、いうところから入りましたし、段々そうなってきた。そういう点では0−2からスタートしても選手が黙々とやってくれたと。ただし前半の部分で言えばもっと取りきれるところがあったのが残念なところだと。最後の方で、チームの中での一人ひとりの判断が少しちぐはぐになっていた。大きなピンチを何回か招いた。そういう意味ではポイントを拾ったゲームだと言っていいんじゃないかと思います」

Q:『個人の利益とチームの利益』ということをもう少し具体的に教えていただけますか。
「フロンターレの選手に限るかどうかはわかりませんが、自分を表現するのが苦手だというところから入りましたので、それぞれが自分の特徴、やりたいことを全面に出してトレーニングしてサッカーをやってきた。初めはそうは言っても、上手くいかないのでお互いに合わせようという理解があったんですが、ここに来て色んな事ができるようになってきた。今度はそれが少し成功している、ということで、次の段階に行くには、自分のやりたいことがチームの利益に直結するのか。そこのところをしっかりみんなで考えようと。簡単に言うと、チームのため、個人のため。これで何が一番ベストなのか。ということをしっかり考えて戦おうと言いましたので、先週、その前から言っていることなんですが、それなりに選手はよくやってくれていると思います。まあ、これからですけどね」

Q:数的不利なところでも二人で攻略するなど形は見えていますが、逆にタテのショートカウンターというところでも行っているようなイメージにも思って、いてもっと行けばいいのにというふうにも感じてるんですが、そこは監督から見てどうでしょうか?
「そこは選手の特性だと思います。前に特徴がある選手がいれば、ぐっと行けると思うんですが、狙っていないことはないと思います。もちろん、もっともっと前には出られると思いますが、そこは狙っていないわけではないと思います。上手くいっていないだけで。ただし、言うとおり上手く行けば点が入りますし、逆にもう少しチャンスができますので、そのへんはこれからだと思います」

Q:風間監督は攻撃のことを口にされますが、守備について伺いたいと思います。風間監督の練習はゲーム形式が多いと。AチームBチームでは風間サッカーという事になると思いますが、そうなるとロングフィードやサイドからの攻撃は、勢いが少なくなると思います。ここのところ(サイドからの攻撃が)ありますが、サイドからのクロスはフリーの人間が相手にできているように思います。守備のテーマというのは、どうなんでしょうか?
「根本的に違います。練習を毎日見ている方はわかっていると思いますが、そういう選手は全て入っています。もう1つは、今日の場合は相手を見なければならないので、クロスを入れさせないこと。それからミドルを打たせないこと。今日の場合は明らかにスペースがあれば走ってくる。そこのところを早く食いついて場所を空けるなということ。普段で言うと、サイドバックが積極的にボールを奪いに行くんですが、そこは待てと。後半の頭に言いましたが、そういうのは順応すると思います。ですから守備のテーマというのは相手があっての話なので、そういう意味ではどちらもそうですが、それぞれの特徴で変わると思いますし、それはトレーニングの中では入っていると思います。もちろん、今日の最後の点は人がいませんから、あれは褒められたものではないですが、ですがそんなに苦労しても立ち上がりに比べれば点は減っているはず。ただまあ、今日はスペースを2つ与えたので、立ち上がりに。そこで分かりましたが、それで苦しいゲームにはなりました。もちろんそういうところはひとりひとりの判断ができなければならない。場所を埋める守備はたくさんやっているので、それを埋められなかったのは、1つ反省点だとは思います」

Q:両サイドバックが高くなっていた。CBが左右に開いて、そういう時は中盤の選手が一人下がって3人で守るようなチームが多いですが、フロンターレの場合はどういう約束になっているんですか?
「居るんですよ。でも前半にやられた時はふたりとも居なかったのと、CBが食いついていったのと。そういうことをしろとは言っていないんですが、そこでミスが出てしまった。大きなミスですね。もちろん、相手が動いてしまえば関係ないので、そこに誰も居なければ両サイド上がっても何も言いませんが、そうじゃない時は逆サイドが残っているのが普通です。そういうところは判断させているつもりなんですけどね。ただ、失点の場面。それから後半に攻めてしまったところでの穴は自分たちで開けたものだと思います」

以上
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