●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「難しいゲームでした。前半の立ち上がりは非常に良くない入りだった。これまでは、前半は非常にいいサッカーができて、後半に我々のサッカーができなくなるというのがいつものパターンだったが、今日は、何か怖がりながら入ってしまったような前半でした。
そういう悪い中で先に失点して、さらに状況を難しくしてしまった。我々が1点リードされる中、相手は守備的な中盤がウチのツーシャドーについて6バック気味になった。残りの4人のフィールドプレーヤーも、センターラインの内側に位置取りしていた。守備的に守られてのそんな布陣を、崩すのは難しい。そして、相手の4人のアタッカー、マルキーニョス、中村、齋藤、小野はリーグの中でも危険な選手、カウンターをさせたら非常に危険な選手だ。我々は、そういう難しい状況で、攻撃を仕掛けなければならない展開だった。
相手にとって、1−0でリードするという理想的な形の中、我々がやらなければならなかったのは、後方からボールを持ち運ぶことだった。20分過ぎから、阿部、永田、槙野など、いい形で、ボールを後方から持ち上がり、それが数的優位につながり、それで相手にどこか穴が開く。20分過ぎから、そういう展開となった。
私は選手たちを誉めたいと思う。20分過ぎから落ち着いて得点し勝利をつかみ取った。それをやってのけた選手たちを称えたい」
Q:2得点は、個人の頑張りでした。
「梅崎が決めて3−1になっていれば、そういう感想にはならなかったかもしれないだろう。我々は、個人というよりは多くの選手が得点のチャンスをつかむのが攻撃の特徴だ。浦和は日本のサッカーをリードしていかなければならないし、そうなりつつある。多くの方に面白いサッカーと感じてもらいたいし、徐々にそうなっている。この状況は、これから、もっと加速していくことだろう」
以上
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