●奥野僚右監督(山形):
「前半、なかなか相手のところに対応するのが手間取りましたけれども、持ち直したときに、相手に最後のアディショナルタイムのところで得点されたと。相手の中盤のつなぎに対して、自分たちは風下でいながら、つないでいく作業と、トップへシンプルに合わせていく作業、背後へシンプルに合わせていく作業というのを選手はしてくれました。そういったなかで、前半そのまま0-0で終えて、後半、風上になったときにまた勢いを増していけるかなという感覚ではいましたけれども、相手のコーナーキックからのこぼれ球でシュートを決められたと。自分たちはホームゲームでたくさんのサポーターに支えられて、応援をいただいてます。そういったところで後半、まず何が何でも同点に追いつくこと、それも慌てる必要はなく、45分間で同点に追いついて、また追加点を奪いにいくという作業を心掛けました。そういったところでも、後半早々の49分というところに、同点に追いつくきっかけがあった。それも、どういうことかというと、石川君が積極的なプレーを見せたところでいい配球がなされたと。ああいったプレーをどんどん続けていって、なおかつ追加点を奪いたかったわけですけれども、相手の個人の突破というところにやられて、68分ですね、失点をしたと。いずれにせよ、バランスを取りながらも得点を狙っていく作業というのを続けていきましたけれども、最後まで追いつくことができませんでした。
見ていただいてわかるように、ここに公式記録があるんですけれども、シュート11本対(京都が)14本。前半は相手のほうが、シュート自分たちの倍の数あって、後半はイーブンくらい、7本対6本と。結局、最後のところでコーナーキックも数多く奪われたというところで、全体的に試合を通して見ても、相手を上回るところが今日は表現できなかったというふうに感じています。あと、付け加えるならば、本当に選手たちの力を引き出してあげたかったなと。それと同時に、多くのサポーターの熱い声援に応えてあげたかったなというところが悔しいです」
Q:最近、どうしても失点の数が気になりますが、複数失点や先制点を奪われる場面も多いですし、一番大きな原因というのはどういうところかと、今後どうしていきたいかという修正点をお願いします。
「失点というところに関しますと、これも相手にシュートチャンスを与えてるというところを修正していかなくちゃいけないというのがすべてだと思います。相手にシュートを打たれないような守備を全員でできれば失点は減ってきますし、そこの少しの部分のプレーというところで相手を上回らなければいけない。予測もそうですし、体を張った作業もそうですし、とにかくいい準備をして相手にシュートを打たすチャンスを減らしいていかなきゃいけない。それがすべての修正点になってくると思います。そしてまた、たとえば個人で打開するのが得意な選手がいたり、高さで打開するのが得意な選手がいる場合には、それに対する対応を、一人以上の人間を割いてでも、最後のゴールマウスにゴールを割らせない作業というのを全員で取り組んでいかなきゃいけないなと思っています」
Q:逆に言うと、やられている場面というのはシュートを簡単に打たせているということだと思いますが、人に付くのが遅れているのかどうなのか、どういったところに原因がありますか?
「原因は一概に一つではないと思うんですね。ただ、守備時に何か連携が悪いのか、そういう問題でもなく、やはり攻守の切り換えであったり、自分たちがボールの失い方が悪かったとき、というものも原因してるんじゃないかと思います。今非常にポゼッション率が高まってきたなかで、そこで『全員攻守』ということをよく表現しているわけです。攻撃中にも守備の意識がある、隙をつくらない作業というところがありますけれども、攻撃のところに目が奪われると、守備のところで多少、間合いを空けてしまったり、準備不足のところも増えてくる。その増えてくるのを減らす作業に今取り組んでるところでして、そこをもっと徹底して、本当にクリアボールだったり、奪われることが少なく、自分たちがフィニッシュまで持っていく作業というのを継続していく必要があると考えてます」
Q:先ほど、「前半は相手の対応に手間取った」という話でしたが、京都のどういうところにそう感じたのですか?
「ショートパスをつないで、どんどんテンポよくはたいてくるというところの寄せが多少甘かったり、その対応に対して後手を踏んでたと思っています」
Q:それは事前に考えていたことと今日の見方が違っていたということですか?
「そういうことはありません。ひとつ違うとするなら、相手の形がここ2試合、今日も含めてですけれども、ワイドに選手を置くような形を取ってきたというところで、自分たちがサイドへ展開するところを、ひとつ消そうという意図が見られたんじゃないかなというふうには感じています」
Q:試合後にサポーターのところへあいさつに行かれましたが、どういうことを感じましたか?
「本当に、サポーターの熱い声援を受けました。今日はホームで敗戦したわけですけれども、それにも関わらず、最後まで選手を励ましてくださったことに対してお礼を言うとともに、自分もまだこれから、何も終わりじゃない、これから8試合残ってるんだというところで、これからもまた力強い応援を続けてお願いします、というお願いをしてまいりました。本当にありがたいことです」
以上
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