●前田浩二監督(福岡):
「敗戦は受け入れがたいものがありますが、甲府さんのJ1昇格、J2優勝におめでとうございますと一言お伝えしたいと思います。6000名近くの方に集まっていただいたにも関わらず結果が伴わなかったのは残念ですし、本当に申し訳ないと思っています。また、選手たちはサポーター、ファンのため、子どもたちのためということで力を出し切ったと思います。この負けは受け入れがたいものがありますが、前を向いて進んでいきたいと思います」
Q:前半で3失点。立ち上がりから厳しさが足りなかったように思いますが、監督はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか?
「今シーズン、同じようなケースでやられていますけれども、甲府さん相手に悪い面が全部出てしまったと思っています。ただ、皆さんも見てお分かりの通り、後半は甲府さんにあまりチャンスはありませんでしたし、やれば出来るという選手たちがそろっているんですが、窮地に立たないとエンジンがかからないという選手が多く、私がチームを預かってから、自発的、自主的にプレーするというところが課題ですけれども、それでも、一歩、一歩、成長していることは間違いないと思います。ただ経験ということで言えば、甲府さんの平均年齢は30歳、我々は25、6歳だと思いますけれども、明らかにゲーム数、タフさというところ、経験不足が露呈してしまったのかと思います。ただ、そこは言い訳でしかありませんから、自分たちに向きう合う、自分たちで分析する、そして改善する力を養っていかなければ、やはりズルズルと来てしまう。トレーニングから突き詰めてやってはいますが、相手の優勝にかける熱さだったり、自分たちのモチベーションを保つ強さだったりということを含めて、プロとして最後まで戦うという根本的なところが、まだ足りないのかなと思います。私が預かっている選手たちですので、選手たちだけに責任があるのではなく、私自身にも責任があると思っていますので、しっかりと選手とトレーニングを積んで行きたいと思っています」
Q:受け入れがたい敗戦とおっしゃいましたか、どんなところで、そう感じられたのでしょうか?
「後半、我々は積極的にボールを保持して何度かチャンスを作ったということが1点と、前半の45分がもったいないものでした。最初はCKからのセカンドボール、2点目は同点に追いついてからの1分後、3点目が前半残り2分での失点というところでは、普段から気を付けている失点でもあります。同点に追いついてホッとしてしまいましたが、そこで、もう一歩つめなければいけない。相手に隙を与えちゃいけないというところで、相手に勢いを増されてしまうというところが、我々が勝点3を取れない理由でもあります。後半、選手を交代して挽回に入ったわけですけれども、最後の所でのもったいなさに尽きると思っています」
以上













