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【J2:第39節 東京V vs 栃木】松田浩監督(栃木)記者会見コメント(12.10.21)

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●松田浩監督(栃木):
「いわゆる崖っぷちというか、もう1つも落とせないという中での試合だったんですけども、その試合を取れなかったというのは非常に残念な気持ちです。これが今の力なのかなという気もしていますし、自分自身の力不足も感じています」

Q:ボランチのパウリーニョ選手の欠場は影響したのでしょうか?
「影響がなかったとは言えないと思います。当然、ウチの大黒柱ですし、前節に関しても今節に関しても、やっぱりいてくれたに越したことはなかったです。そのあたりは、それを乗り越えて勝てないと、チームとしてはまだまだなのかなという気はしますし、影響があったということに関しては、あったと思います」

Q:4失点の原因を、どう考えていらっしゃいますか?
「う〜ん…そうですね。1−1に追いついたあとの、1点目の失点もそうですし、2点目の失点もそうですけど、ちょっと安い失点というか、これまでに出ていなかった失点の形かなと思います。ただし、1点目に関しては後半の頭に追いついたことで、ある意味帳消しになったというか、気持ち的にも楽になったでしょうし、そこからっていうところだっただけに、全体を通せば2点目の失点が一番大きかったなという気がしますね。そんなに崩されたというのは、多少揺さぶられたというのはありますけど、ここからというところでの失点だったので、ちょっと痛かったですね。それでも、1点差なので、立ち上がりの感じからすると、打ち合いみたいな感じにはなるかもしれないけど、うちにも得点のチャンスは十分にあるから、攻撃の方の交代をしながら、頭の中ではまた追いついてということを考えていましたけど、そう言う意味では、3点目もまた取られ方が悪い失点というのは、また試合を決定づける形となったと思いますね。それに関しては、勝ちたいという気持ちの表れがボールを簡単に蹴らずにつないでいこうということからの失点なんだろうし、そのへんも少しずつそういうところにシフトしていっている部分がチームとしてもありましたけど、まだまだだったのかなと。大事な試合でそういうところの綻びが出たかな思っています」

Q:後半、同点に追いつきましたが、特に強く言ったことはありますか?
「前半の相手の守備の形だとか、スペースがどこにあるかを見たときに、ボール自体はスムーズに回すことができるという風には見たので、落ち着いて、勝たなければいけない試合ということで、少し硬くなっていたのが前半だったのかなと思っていたのでね。十分に回せるから。もちろん、相手のプレスもくるけども、落ち着けば、それとサポートのスピードを早めれば、逆にしっかりバイタルエリアとか背後をとっていけるというのはあったので、落ち着いて回せということですね。それと、どっちみちビハインドなんだから点を取るしかないわけで。今日は勝つしかないわけだから。そのへんは少し開き直れということでしょうね」

Q:特に相手のプレスがきつかったとは?
「それは、1つ目2つ目さえ交わせれば、その後ろにスペースがあると。それと、どこということはあまりこういう場で言うことではないかもしれないですけど、やっぱりスペースは思ったところにあったし、そこを使っていけば、そこが安全地帯として逃げ場所としてあれば、そこを十分にしっかり落ち着いて使っていこうということですね」

Q:前の試合でDFラインが下がっていたというのが反省としてあったと思いますが、修正はできていたのでしょうか?
「前の試合で、先制したことでちょっと引くことになったことは、確かにあったと思います。そういうのはウチのやり方ではないので、もっと守備をするには、リトリートではなく、もっと高い位置でしっかりということなので、それはリードしていても、2点目3点目が入らないと試合というのは勝てないので、やっていこうということでスタートしましたけど、今日はそんな展開にもならなかったので、そういうことはあまりなかったと思います。今回も1−0でリードして、引くようなことがあれば、改善できていないという話になると思うんですけど、今日の形では、それがどうだったというのはわからないですね」

Q:試合終了後、珍しくゴール裏から大きなブーイングが起こりました。サポーターに対しての思いと、残り3試合に向けて。
「本当に、期待をしていただいていただけに、申し訳ないと思います。それに応えられなかった。やっぱり、我々、選手もそうですし、コーチもそうですけど、サポーターや観ている方に感動を与えることが一番の仕事だし、それが出来た時に一番の幸せを感じることができるので、本当にそれができなかったということは、申し訳ないの一言です。ただし選手が、今日の試合が不甲斐なかったとサポーターの目に映ったとしたらサポーターからそういうブーイングを浴びるのは当たり前のことだと思うし、ぼくらはそれを真摯に受け止めなければいけないですけど、今日スタートするにあたっては、ここで負けたらあとはない。ある意味、もう終わりだという覚悟でゲームを始めたんですね。そういう意味では、それが表現できたかできなかったかは別にしても、僕は、選手は、自分がいま持っている100%の力は出したと思います。だからこそ、力不足というか。こういう切羽詰った試合で、プレッシャーを受けた中で出せる力が本当の力であって、弁護するとすると、手は抜いていないということだけです。それがどう映ったかどうかわからないし、なんとも申しあげようがないですけど。
それと、これから3試合に関しては、また全力を尽くすというだけです。可能性がどうなったかというのは、まだ僕は知らないのでわからないですけど、小さくなったと思う。ただ、可能性があるんだったら、それに向かってしっかり戦うだけだし、昇格の6位以内という可能性がなくなったとしても、得点は1点でも多く、失点は1点でも少なくするし、1勝でも多くあげるし、勝点1でも多くあげるし、それで順位を1つでも上げるしというのは最後までやらなければいけない僕らの責任なので、それに関しては、その目的のために残りの試合を、そういう姿勢で戦うだけです」

以上
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