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【J2:第8節 千葉 vs 岡山】影山雅永監督(岡山)記者会見コメント(13.04.14)

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●影山雅永監督(岡山):
「お疲れさまでした。今日から始まる連戦の最初に、ここ千葉で、力のある千葉さんを相手にどこまで戦えるのかなと思っていたんですけども、思った通りの苦しいゲームになったなと思っています。ただ、選手たちは特にディフェンス面では大きな破綻をすることもなく、最後まで集中力を保ってよく守ってくれたんじゃないかなと思っています。攻撃面で勇気を持って、さらに勇敢に攻める。そういうことができれば、もしかしたらこのような強豪を相手にも勝点3(の獲得)というものが見えてくるのかもしれませんけど、まだまだ我々にはそこまでの力はない。もっともっと成長する必要があるのかなと思ってもいます。ただ、集中力、それからコミュニケーションをとり、破綻をしない、そういった守備を最後まで披露できたのは、岡山の(サポーターの)皆さんが千葉まで来てくださった、そういう声援も本当に大きかったと思います。次からの連戦、連戦はもう始まっていますけども、次にすぐに来る京都戦、そのあとの試合に向けてもこういうものを保ち続けていきつつ、先ほど言った得点を取るためのクオリティというものを上げる作業の両方を続けていきたいなと思っているところです」

Q:お話の中で攻撃の中でもう少し勇気のあるプレーが欲しかったとのことですが、具体的にはもう少し中へのクサビとか、そのあたりをハーフタイムで求められたという認識でいいのでしょうか?
「全体の90分を考えた時には前半は比較的ボールを奪ってからゴール前で、決定機とまでは言いませんけど、もうちょっとでいいシュートの場面まで行くかなというところまで運べていたんですけども、徐々に徐々に奪ってもなかなか(パスを)つなげない状況が出てくる。これはもちろん千葉のディフェンスの強さというのもありますけども、やはりこの(フクアリの)雰囲気もそうさせたかもしれませんけど、サポートに入る人間がちょっと少なくなってしまったかなという印象を受けています。もちろんビデオを見て、しっかりと分析をしてから選手と話し合いますけども、こういう強いチームを相手にでも勝点3を取れるようなチームになりたいと思っていますので、そういう部分ではもっと成長しなければいけない部分が大きいんじゃないかなと思いました」

Q:確か65分ぐらいに田中奏一選手が足を痛めたように見えて、そこで代えるかなと思ったのですが、そこで(90+2分まで交代を)引っ張った狙いがあれば教えてください。
「本人に聞いたら、まず一つは大丈夫だということで、もともとちょっと痛めているところだったので、そんなに今日の試合で大きく痛めたということではなかったということが一つ。それから、やはりあれだけ前に人数をかけられて後ろからも、特に右のサイドがガンガン上がってくると、本当に微妙なバランスで我々の守備も保っていた部分がありましたので、すぐに代えるというよりもチームとしてのバランスが守備のところで必要だなということを受けて、そのまま彼を使いました」

Q:千葉を相手にどうやってゴールを取っていくかというイメージやプランはどのように持ってやっていたのでしょうか?
「簡単には取れないというのが一つですね。それから、やはり千葉の守備でのスタイル、それから戦術というものがありますので、それを我々の戦い方と合致させた時にこういうところがチャンスになるんじゃないかなという部分は、特に前半は何回か出すことができたなと思っています。もっともっと出したいですけどね。すみません。あまり詳しく言わないで何かぼかしてしまっているようですけども、後半になってからはハーフタイムでそういう部分をもっと出そうぜという話をしたんですけども、ちょっと前半突いていったようなポイントはなかなか突けなかったなと。逆に千葉にボールもゲームも握られてしまったのかなという思いを持っています」

Q:もう少し大きな展開をということでしょうか?
「そうですね。我々のシステムの形もありますけども、サイドを大きく変える。特に4枚のディフェンスに関してはサイドを振るということも我々の武器でもありますし、ただ、それだけでは取れないと思うんですね。変えて広げたところからどういうふうにボールを運ぶかというところが我々自身での課題でもありますし、今日の千葉のような真ん中のセンターバックが強い守備を相手にした時にはそこからゴール前で何ができるのかというのがポイントになるんじゃないかなと思っています」

Q:前半はミドルシュートが多いというか、隙あらば打つという印象があったのですが、それは監督の指示だったのでしょうか。それから、ここまでの試合でまだ無敗ということで粘り強さがありますが、その大きな要因は何でしょうか。
「ミドルシュートに関しては指示は出しました。積極的に打っていこうと。というのは、試合前に(ピッチの)芝生に水を撒いていましたので、結構スリッピーな状況がありました。チャンスがあったら、特に試合の開始は打って行ってみようと。特に低いシュートを打っていこうという指示は出したんですけども、ほとんどクロスバーの上を越えて行っていましたね。
まだ負けていないということに関しては、そんなにいいゲームができているとは思っていないんです。引き分けも多いですし、そんな中でもっと得点につながるプレーをしなければいけないと我々自身が思っているのが一つ。ただ、守備の場面では選手たちもいろんな相手がいますけども、それぞれにどのような対応をすればいいのかということがだいぶ整理がついていますので、その整理がついている中でハードワークをするという我々の一番大事な部分を選手たちがゲームの最後まで出してくれているところが一番大きな理由じゃないかなと思っています」

Q:今日は荒田智之選手が古巣との対戦でかなり気合を入れて臨んでいたと思いますが、彼のプレーはいかがでしたか。
「どうでしょうね。サッカー選手は何年かしたら古巣と呼ばれるようなチームとの戦いも増えてきますしね。実は荒田選手だけではなくていろんな選手、スタッフが実は千葉と関わりが深くて。ただ、ピッチの上で戦うことになれば古巣だろうと何だろうと相手に勝つことだけを考えてプレーしますので、ピッチの上ではそんなに荒田自身も、だからプラスになったであるとか、だから今日は燃えた、みたいなものはないんじゃないかなと思いますよ。いつも燃えてますので」

Q:今日の試合のポイントは、事前には千葉の攻撃をどう抑えるかということだったと思いますが、0点に抑えたということについてはどのように評価されますか。
「ギリギリですね。やはり彼らの強みを出されてしまった部分もありますし、そこをいかに抑えるかという部分、徐々に対応力は上がっていったと思いますけど、思うようにはいかないです。我々も止めるためにいろんなことを練習したり、情報、映像なども見ますけど、今度はそれを破るために相手も必死になってやってきますので。ただ、そんなことも含めてゴール前で体を張って止めたシーンが何度かありましたし、ああやってあきらめない、ゴールを割られるまではギリギリまで止めるために、シュートを入れさせないために体を張るということは最後までできていたんじゃないかなと思っています」

以上
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