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【J2:第32節 G大阪 vs 長崎】高木琢也監督(長崎)記者会見コメント(13.09.01)

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●高木琢也監督(長崎):
「9月に入って最初の試合、相手がガンバさんということもあって、チームとしても非常にいい準備もできましたし、サポーターの力も借りながら…結論から言うと、素晴らしいゲームをしてくれたと思っています。
今日、正直言うと、ガンバさんに関しては2失点は覚悟していました。そのかわり2点はとるようにっていう話を…空想の話をしていました。ただ最近の試合をみたら2失点は覚悟しなければいけない、と。ただ我々にもアドバンテージとしてクロス、セットプレーはあるのでそこから点はとれるだろうということで…結果、2点をとりましたが、ミーティングとトレーニングを含めて、この1週間の準備が全て出た試合だったと思います。あとはチーム全体として、最後まで粘り強く戦ってくれたことで、運も味方にできた。ただ、まだまだ試合は残っていますし、9月は大変な相手も残っていますのでしっかりまた整えていきたいと思います」

Q:この1週間、G大阪相手に、ピッチを広く作ってギャップを作り出して、自分たちのリズムを作るというサッカーに取り組まれてきた。今日はそれが出来たと思いますが、その中では、主導権をもって試合を動かせている時間帯もあった。もう少し試合の評価を聞かせてください。
「システム的にもガンバさんは4−4−2のブロックを作る中で、ディフェンスも攻撃も始まるということでいえば、我々は3バックですから。ワイドも選手がどうしてもミスマッチするので、そこをどう使うかが今回のガンバ戦での大きなテーマだった。そこで少し幅を使うという意味ではサイドチェンジもいつもよりは多かったと思います。または、相手がブロックを作っている時には縦に無理には入れず、やや外を使いながら揺さぶるということも含めて…あとサイドにポイントが出来た時にどういうところを狙って行くのかというところも、その連動性が非常に良かったと思います。特にワイドにボールが入った時には、サイドバックやセンターバックの選手のサポートや、シャドーに入っている選手もワイドに対して非常にいい距離感と、ポジションをとっていたという印象はあります」

Q:攻撃面も素晴らしかったですが、守備もG大阪を非常にうまくはめていた。ただ後半の始めの方で宇佐美選手が引いて、セカンドトップみたいにポジションをとった時に、ディフェンスが捕まえるのか、MFが捕まえるのかボケたところもあった。そこは途中で良くなったが、それは指示だったのか?
「前半から途中で宇佐美選手がかなりセカンドに降りてボールを受けるシーンが続いていて、前半は比較的運動量もあったので対応できていたのですが、後半はおっしゃる通りに、宇佐美選手にかなりバイタルで前を向いてボールを保持される時間帯があった。その中でダブルボランチにはとにかく中を締めて、もしはいっても後方から挟み込む事は常にやろうということは伝えました。それよりも逆に、二川選手がはいって藤春選手の持ち前のスピード、前への推進力がかなり出てきて、そこがかなりうちとしては嫌で。我々の右サイドから中央に入ってくるボールには非常に警戒していました。そこの選手の豊富さというところで、なんとか対応しようと思ってワイドの選手を変えましたが、そこまで効果的ではなかったと思います」

Q:逆に藤春選手が二川選手を起点にあがってくることで生まれる裏のスペースは狙っていたのでしょうか。
「正直そこまでの余力はなかったです。ただ、負けていない状況だったので、とにかく守備をしっかりして、かなりガンバさんが攻めあがってきていたので、ボールを保持した時に落ち着いてボールを動かせたというのが次の段階では良かったと思う。それがなければ2点目もなかったかなと思います」

Q:半年前にはホームで3−1で敗れた相手に2−1で勝つまで成長した。チームが一番変わった点を挙げるなら?
「僕も実は2節の試合を3回ほど見直しましたが、簡単に言えば成熟していなかったということです。特にディフェンスのポジションニングと攻撃のリズム、動きの質はまだ全然できていなかった。でも今は選手たちが自信をもって…今日はとにかく捨て身でいきました。前からプレッシャーをかけて、センターサークル、もしくはセンターラインのエリアでとにかく引っ掛ける。で、1発目でとれなくても、2発目、3発目でとろうと。博打まではいかないけど積極的にいくというのが今日のテーマだったので、そういう意味では、最初の対戦の時の教訓がかなり生きていると思います」

Q:今日のDFライン。最後まで集中できていた。そのあたりの成長への手応えは?
「チーム全体がコンパクトであるというのがまず1点で、もうひとつあるとすれば、最終ラインでの駆け引きを少し、以前よりはするようになったと思います。そこでの長いボールへの対応や、フリーランしてくる選手への対応がよくなった。前線の選手については動きはそれほど変わっていないと思うので、後ろの方はその連動性がでてきたなと思います」

以上
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