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【第93回天皇杯 3回戦 湘南 vs 甲府】プレビュー:掴みつつある手応えをさらに前に進めるために。湘南と甲府、今季4度目の対戦に臨む。(13.10.13)

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先週ホームに名古屋を迎えた湘南は、先制を許しながらも終盤に追いつき、ドローで勝点1を積み上げた。優勝争いの渦中にある浦和と、代表クラスが居並ぶ名古屋を相手に手にしたホーム2連戦の2ポイントは、それぞれ1得点すら奪えずに敗れた前回の対戦からの紛れもない成長の証といえた。

ただし、いずれも目指す3ポイントに届いていない以上、成長の手応えはあれど結果に満足はない。そこに見止めるのは、手応えがあるがゆえにいっそう膨らむ悔しさと、さらなる成長を孕む得難い種。水遣りは変わらず日々に続けられている。

明日への種はそれぞれに拾っている。名古屋戦で8試合ぶりに先発した大槻周平は、「最後を決め切れていれば」と、ゴールに結べなかった自身の決定機を想う。
「後ろから繋いでくれてあそこまで行けたのに、申し訳なくて。DFやみんなの気持ちを背負って撃つことが大事だと強く思いました」。一人ひとりがボールに係わり、やろうとしているサッカーはできていると感じている。だからこそ、シュートを大事にしなければいけないと意識を新たにする。「いまはホンマにゴールを決めるところだけ。技術はもちろん、決めきる気持ちや落ち着いてしっかり撃つことが大事」。

ゴール前の落ち着きに触れたのは、同じく名古屋戦でスタメンを掴んだ梶川諒太だ。精力的に動き、リズムをつくった彼もまた、自身が迎えた決定機に苦くも貴い味を知る。
「決め切れないのはまだまだ甘いということ。自分が勝負を決めるつもりでやらないと勝利には繋がらない。枠に入れるのは大前提として、相手を欺くぐらいの余裕がなければゴールに繋がらないと思いました」。反省は要してもネガティブになる必要はない。「成長のチャンスと捉えてやっていきたい」とピッチに注ぐ。

今週のトレーニングでは、最後の4分の1があらためてフォーカスされた。曹貴裁監督は言う。「我々はひとりのストライカーに頼るチームではない。コンビネーションやサポート、突破を含めて、ボックス付近の質を高めていかなければいけない」。攻撃の仕上げの大切さは、4分の1のシーンが増えているからこそ浮かび上がっていると言えるだろう。思えばシーズン序盤は、クリアに逃げずに繋いでいくことが課題のひとつに捉えられていた。全体の精度が上がり前進しているいまは、もはや触れるまでもない。攻撃の優先順位を常に見据える彼らの目はまさしく、最終ラインとの勝負に向けられている。

矛と盾と言えようか、フィニッシュを磨く湘南にとって、今週末迎え撃つ甲府は好敵手といえるかもしれない。中断期間を跨いで8連敗を刻んだ彼らは、しかし8月3日のC大阪戦の無失点勝利を皮切りに、ここまでの10試合で4勝4分2敗と立て直した。第22節にはBMWスタジアムにて湘南を2−1で降し、順位でも湘南のひとつ上を行く。

安定した戦いぶりの背景にあるのは、堅い守備だ。失点37は新潟と並びリーグで5番目に少なく、堅守によってリーグ最少得点をカバーしている様が数字にも表れている。この10試合を見ても、前述のC大阪をはじめ、広島と鹿島、横浜FMという強豪を無得点に封じ、勝点に繋げている。手応えはあろう。対する湘南に目を移せば、甲府の堅いブロックをいかに崩すかは、取り組むテーマに通じている。

今季は互いにアウェイで勝利を収めている両者の4度目の対戦である。こと湘南にあっては、攻撃の自信をより深め、且つ堅守に示しつつある相手の自信に一石を投じられるかもしれない。リーグ戦を踏まえたうえでも、両者にとって試金石となりうる一戦だ。

以上

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決戦前に、“勝利”への熱い想いを投票しよう!
現在(12日13:53時点)の状況は、湘南 19,640票 vs 31,368票 甲府
投票はコチラから!!
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2013.10.11 Reported by 隈元大吾
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