徳島vs横浜FCの見どころ(明治安田生命J2リーグ:2022年7月10日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第26節 2022年7月10日(日)18:04KO 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
試合終了
10前半1
1後半0
15SH2
3CK1
12FK13
1
徳島は負傷者続出。勝負の夏で踏ん張れるか
徳島は前節・熊本戦で今季初の3連勝こそ逃したが、J1参入プレーオフ圏内までは5ポイント差に迫る。少しずつ上向きになってきたチームをけん引しているのが、10番を背負う渡井 理己と高卒ルーキーの玄 理吾だった。しかし、熊本戦で渡井が負傷離脱。負傷箇所や離脱期間は不明ながら、いずれにせよ今節の出場は困難だろう。徳島にとっては大き過ぎる痛手だ。そして、不運は続いて渡井に代わって入った杉森 考起も負傷して“インアウト”。当面は児玉 駿斗が攻撃の中心となり、アタッカー陣は西谷 和希や浜下 瑛などがいかに好機創出できるかがカギを握りそうだ。
横浜FCは前節・秋田戦で先制点を許し、ビハインドが続いた。しかし、敗戦濃厚の展開を救ったのは小川 航基だった。アディショナルタイムの劇的同点弾で貴重な勝点1をもたらした。小川は5試合連続得点中。得点数を『16』に伸ばし、リーグ断トツで得点ランキング1位を突っ走る。チームの失点数は決して少ないわけではないが、得失点差+12はリーグ3位。無失点試合は少ない反面、多くの試合で複数得点を決めて勝利を積み上げてきた。徳島との前回対戦もリーグ最少失点の徳島に対して複数得点で勝利しており、相手がどのような守備を講じてきたとしても得点力は変わらない。
勝負の夏がやってくる。徳島は踏ん張れるか、横浜FCは突っ走れるか。
[ 文:柏原 敏 ]