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村井チェアマン、再開延期の考えを説明。3月9日 村井チェアマン囲み取材発言録

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2020年3月10日(火) 12:00

村井チェアマン、再開延期の考えを説明。3月9日 村井チェアマン囲み取材発言録

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村井チェアマン、再開延期の考えを説明。3月9日 村井チェアマン囲み取材発言録
囲み取材にて再開延期の考えを説明した村井チェアマン

〔村井チェアマンからコメント〕
本日、全実行委員が集まる会議を行い、3月いっぱいの公式戦の延期を決めました。4月3日の再開を目指し、全力を尽くして次に向けて努力していこうと申し合わせました。

機関決定は12日の実行委員会、理事会です。本日答申が出たことと、中身も非常に具体的であり、クラブとしては次に備えてできるだけ早く準備を進めたいということです。

手続き的には機関決定を踏まえることになります。12日には第3回の専門家会議が予定されていて、また詳細の提言を頂けると思っているので、そのステップを踏みながらも、今日方向を合意したということです。

今回、本当に大きな意思決定となります。その波及範囲は非常に大きなものです。楽しみにしてくださったファン・サポーターの皆さまもいらっしゃるはずです。プロスポーツは興行としてその裾野が非常に広いので、飲食関係、交通、宿泊、イベントのサポート、警備など、様々な方々に支えられている中で、こうした延長が持っている意味合いは非常に重いと考えています。

本日、6つのレイヤーに分けてJリーグが意思決定する基準を決めました。

国民の健康を第一に考える。これはJリーグの理念に、国民の心身の健全な発達への寄与というものがあります。Jリーグ設立の時から変わらない理念ですので、第一のプライオリティを国民の健康におこうということです。

豊かなスポーツ文化を振興していこうということ。これも理念から紐解いていますが、スポーツの持つ可能性を我々が信じて、国民に活力を与えることができる、子どもたちに夢を与えることができる、お年寄りに生きがいを提供できる。スポーツある生活や社会が豊かな社会であるということ。スポーツを継続させるということ、全ての試合をしっかりできるようできる限りの努力をしていくことをレベル2としました。

Jリーグは全てファン・サポーターとともにある競技だと思っております。コンマ1センチ足が伸びるか、ブロックができるか、ぎりぎりのところで選手が戦っていますので、声援は大きな後ろ盾になります。実際に多くの選手が言っています。サポーターと共にレベル1、レベル2を乗り越えて、レベル3はともに歩んでいこうと。今までは我々に何ができるかを考えていましたが、ここからはファン・サポーターの皆さまに何をお願いできるかというフェーズに入っていきます。
集団感染がスタジアムの中で起こらないようにマスクをしていただく、マスクがなければバンダナやタオルマフラーをまいていただく、また入場ゲートすべてにサーモセンサーが設置できればいいのですが、できなければ、熱を測っていただいて、観戦を遠慮していただくこともあるかもしれない。
クラブも席割を工夫し、なるべく密集地をつくらないようにする、皆さまにもそうした応援スタイルを模索していただく、サポーターの皆さまとクラブが向き合う時間をつくるために3月いっぱい延期するという解釈ももっています。

場合によっては、新型コロナウイルスの特措法改正案が13日に成立し、首相が各都道府県に緊急事態宣言を発令することができるようになる、そのような状況になったら、ファン・サポーターと一緒に運営することが、行政の判断によりできなくなることもあるかもしれません。

考えたくないのですが、もし選手に感染者が出た場合、濃厚接触がチーム内で広がって待機・隔離させた場合、18人の編成ができない、無観客でも試合ができない場合もあります。その場合は試合日程を抜本的に調整しなければいけなくなります。
4月3日の再開であれば、なんとか現在の日程のなかで組み込めるのですが、このようなレベル5の状況になりますと、色々なところに手を付けていかないといけない可能性があります。インターナショナルマッチデーに試合を行うなど、今まで控えてきたようなことにも踏み込んでいかないといけないかもしれません。

最後のレベル6は、日本全体が非常事態宣言になるとか、試合そのものが34節こなせないとかそういう状況になった場合、新たなフェーズで、その時点でどのような扱いにするのか、昇降格はどうするのか、抜本的なことを見直さないといけなくなります。

このレベルについて全クラブに共有しました。
このように準備をしていく中で、ファン・サポーターとともに4月3日を迎えられるよう努力していこうと申し上げました。

併せてJリーグは、4つのプロジェクトを発足することを決めました。
1.試合日程を調整するプロジェクト。フットボール本部の黒田が担当します。
2.競技の公平性をジャッジするプロジェクト。アウェイの連戦が続くなど公平になりにくい場合もあります。
ある特定のクラブが非常事態宣言で無観客試合になるなど、完全なイコールコンディションではないなかで、公平に昇降格が競えるかといったところまで踏み込んだ、コンペティションに関する委員会については、コミュニケーション・マーケティング本部の窪田が担当します。
3.1か月試合がない中で、日銭のキャッシュフローを想定しているクラブもありました。入場料収入をあてにしているところもあります。財務的なところも冷静に精査する必要があります。クラブ経営本部の鈴木 徳昭が、シミュレーションとリーグのサポート体制をケアします。
4.一番重要なところだと思っていますが、さまざまな物資、資材の調達をし、ファン・サポーターに工夫した応援スタイルを要請し、各ステークホルダーにとっても安心安全な試合運営を行う。ここは藤村が担当します。

延ばしたといっても、3月25日くらいまでには、4月3日以降のシミュレーションをしなければなりませんので、残る日にちはありません。未曽有の状況で前例もありませんので、サッカー界をあげてこの難局を乗り切っていこうと申し合わせた次第です。

長くなりましたが、そんなビデオ会議をやっておりました。

 

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