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「新型コロナウイルス感染症対策」に関する提言を公表。第3回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート

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2020年3月12日(木) 18:40

「新型コロナウイルス感染症対策」に関する提言を公表。第3回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート

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「新型コロナウイルス感染症対策」に関する提言を公表。第3回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート
「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第3回会議が12日に行われ、専門家チームから「新型コロナウイルス感染症対策」に関する提言が公表された

一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第3回会議が12日に行われ、専門家チームから「新型コロナウイルス感染症対策」に関する提言が公表された。

この提言には、「基本方針」「対策を考える上での重要事項」をはじめ、「選手・関係者への対応」「観客の皆様への対応」「応援団、サポーターとの連携・協力」「観客の入場を前提とした試合開催について」の6つの項目が盛り込まれている。

それぞれにリスク要因や感染予防対策が詳細に記されており、専門家チームの賀来 満夫氏は、「選手、関係者、観客を守ること。感染リスクを下げる提言になります。東京オリンピックやパラリンピックにもつながるものだと思っていますので、ぜひご活用いただきたい」と語った。

村井 満チェアマンは、専門家チームから公表された提言をもとに今後の方針を定めていく意向を示した
村井 満チェアマンは、専門家チームから公表された提言をもとに今後の方針を定めていく意向を示した

Jリーグの村井 満チェアマンは、「新型コロナウイルス感染症の対策という日本全体の共通財産となるような提言をいただいた。これを受けて野球界、Jリーグともにしっかり準備を進めたいと思います」と語り、この提言をもとに今後の方針を定めていく意向を示している。

専門家チームが提言する基本方針は「新型コロナウイルス感染症対策は、個人防衛、集団防衛、社会防衛の3つの見地から考える必要がある」ということ。何よりも重要なのは「選手・コーチ・監督・スタッフが、発熱・咳・倦怠感などの症状を認めたら休む勇気を持つこと、観客も観戦にあたっては発熱・咳・倦怠感などの症状を認めた場合にはスタジアムに行かないという文化を醸成する」こととなる。

プロスポーツ界にとっての最重要事項は「選手・関係者への対応」だ。選手に特徴的な感染リスクは「人ごみの中でのファンサービス」や「集団での移動 (飛行機、バスなど)」などが挙げられる。

そうしたリスクを避けるためには、「毎日の健康チェックと行動記録」「手指衛生の励行」「ロッカー室・シャワー室、ベンチなどでの濃厚接触の回避」といった行動面だけでなく、「選手、チーム関係者、家族に対する教育・啓発と意識改革」が求められることになる。

また「選手および家族も含めたチーム関係者に疑い例が出た場合の対応」も記されており、「自宅療養」や「検温等の健康チェック」など、この提言に沿った対応がなされることになる。

「観客の皆様への対応」の項目では、観戦時における注意事項が記されている。

観客の感染リスクは「不特定多数の集団が集まるマスギャザリング」「人込みにおける不特定多数との遭遇・接触」「試合観戦中の濃厚接触状態」の3つ。そのため「ジェット風船応援」や「肩組み、飛び跳ねなど集団での動きの伴う応援」「ビッグフラッグ応援」など感染リスクが高い行為は、規制される可能性が高い。また「スタジアム内でのアルコール飲料販売の抑制」も明記され、当面の間アルコールの販売が禁止されることも考えられる。

村井チェアマンは「応援スタイルなどは文化もあるのでファン・サポーターとコミュニケーションしてきたい」と語り、観戦時における新たなルールやマナーを呼びかけていく意向だ。

「医学専門家としては、その間に各種のデータや指標が安定することと、全スタジアムに感染対策のために必要な資機材が確保され、環境清掃などの準備が整うことを前提に、公式戦開催の適否を判断されることが望ましいと考えています」

専門家チームの提言にあるように、リーグ戦の再開は事態の収束を待つとともに、リスクをできるだけ回避するための準備が求められる。入場時のサーモメーターの設置や、アルコール消毒、スタジアムの清掃など、準備・整備するものは多岐に渡る。そうした環境を整えることに加え、求められるのは各個人の意識となる。

「ゼロリスクはないなかで、どれだけリスクを下げていくかが非常に重要なポイント」と賀来氏が言うように、感染リスクは完全になくなることはない。そのなかでリーグ、クラブ、選手、ファン・サポーターとあらゆる立場の人たちが、リスク軽減のために何ができるかを理解し、実践することが求められてくる。

場合によっては無観客試合での開催も想定されるが、村井チェアマンは「お客さんと共に全試合を実施する前提で、スケジュールのやりくりを考えています」と語り、観客を入れた状態での再開を目指すことを、改めて強調している。

 

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