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2020年度 第7回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2020年7月21日(火) 13:50

2020年度 第7回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2020年度 第7回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2020年度 第7回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2020年7月16日

2020年度 第7回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2020年7月16日(木)16:00~
オンラインにて実施
登壇:村井チェアマン
陪席:原副理事長
木村専務理事
佐伯理事
試合日程プロジェクトリーダー 黒田フットボール本部長
競技の公平性 プロジェクトリーダー 窪田理事
観観戦環境対策 プロジェクトリーダー 藤村特命担当部長
財務対応プロジェクトリーダー 鈴木 徳昭クラブ経営本部長

〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
13時から第7回理事会が開催されました。本日の発表事項は6件でございます。
先程リリースは送らせていただきましたが、簡単に説明させていただきます。

《決議事項》
1.J3入会要件に関する特例措置の件
本年度の入会審査における入会要件について、一部特例措置の制定を決定いたしました。新型コロナウイルスの影響により、今シーズンの日本フットボールリーグの大会方式が変更されたこと(1回戦総当たりリーグ方式、無観客での試合開催「リモートマッチ」等)を踏まえたものです。

2.参与選任の件
2020年6月30日付けでJクラブを退職される木村 稔氏を参与に選任することを決定いたしました。

3.コロナ禍の影響による「2020リーグYBCルヴァンカップ試合実施要項」の改定の件
新型コロナウイルスの影響による2020JリーグYBCルヴァンカップの大会方式および大会ルールの変更を受けて「2020JリーグYBCルヴァンカップ試合実施要項」の改定を承認いたしました。

本実施要項は、第3回臨時理事会および第6回理事会決議の内容を反映させたものであり、変更はありません。

4.実行委員選任の件
水戸ホーリーホックの実行委員を沼田 邦郎氏から小島 耕氏へ変更することを承認いたしました。

5.Jリーグの寄附金募集開始の件
Jリーグは、寄附の募集を開始いたします。Jリーグの理念実現のため広く一般から寄附を募るもので、法人及び個人からの寄附を受け付けます。

Jリーグ公式サイトの特設ページより、寄附の方法やお振込先をご確認いただけます。

6.2020Jリーグ 9月・10月開催試合の日程発表の件
9月・10月に開催される2020明治安田生命Jリーグの試合日程について、8月4日に発表することを決定いたしました。11月以降の試合日程については、10月初旬の発表を予定しております。

また本日、Jリーグ新型コロナウイルス感染対応ガイドラインを改定しております。
内容につきましては藤村特命担当部長よりご説明させていただきます。
以前、皆様から、どこが変わったか分からないというご指摘をいただいております。
今回は6月12日更新版から6月26日更新版、6月26日更新版から7月16日更新版への改定内容について、後ほどメディアチャンネルにあげさせていただきますので、ご覧いただければと思います。
それでははじめに藤村特命担当部長よりガイドラインの説明をさせていただきます。

〔藤村特命担当部長よりガイドライン改定について説明〕
画面を共有させていただきます。ガイドラインの変更点は詳細を含めると非常に多くなります。主だった部分をかいつまんでご説明させていただきます。その中でも情報開示の部分が皆様にも関係して非常に大きな変更点ですので丁寧にご説明させていただきます。

●プロトコル2:情報開示
ご覧いただいているのは6月12日付のガイドラインですが、感染症法との関係を記載させていただきました。感染症法の前文は法律の精神を語っていますが、過去にいろいろな感染症の患者の方へのいわれのない差別や偏見が存在したという事実が重く存在したことで作られたということです。この中で、大臣や知事に公表の義務を負わせていますが、その際には、個人情報は保護しなければならないと法令で定められています。過去に、感染症に関しては色々な悲しい事象があることを踏まえて、我々も情報開示については考えなくてはいけないという精神を示めさせていただいておりました。
そうした考え方から、個人名は原則非公開としています。この点については記者の皆さんからご意見を頂戴したのですが、ご理解くださいということでお願いをさせていただきました。今ご覧いただいているのが6月時点のガイドラインの「関係者の範囲と発表方法について」ですが、3月からサッカー界でも、色々な陽性事例が起こりました。選手によっては、自分が陽性になったと名乗り出る、と勇気をもっておっしゃるケースもありましたが、何が起こるかと言いますと、皆様もご存じの通り、近所の方から「あなたが来るとうつるから来ないで」と言われたり、全く関係ないクラブの関係者が行ったお店の方から、「なんで来るのだ、うちは迷惑しているぞ」という連絡がクラブ宛にひっきりなしにかかってきたり、そうしたことが家族の方にも及びました。あるクラブでは、選手がもう街中を歩けない状態になって、顔の知られていないマネージャーや主務がみんなのお弁当を買い出しして一人一人に届けるようなことが2週間続くなど、思いもよらないような社会の風を受けてしまうということが我々の経験の中ではございます。そういう意味で、従来定めておりました、トップチームの選手が陽性になった場合にその事実を発表させていただくことは、プロサッカーを生業ととしている者として当然のことだと思いますが、濃厚接触者の方はどうか、家族の方が感染した場合に発表するという決め方は正しいのか、という思いがありました。そして、スクールやアカデミーの子ども達も発表するということで本当によかっただろうか。審判員の方が陽性になった場合に速やかに発表するということが、本当にこの先大丈夫だろうか。というのが、我々の中の問題意識の中でもありました。そこで、今回このように変えさせていただきます。
こちらが、本日から公開させていただく新しいガイドラインの中の情報発信の基準です。(Ⅵ.情報発信の基準。発信例)
まず、私どもは公式検査を始めましたので、その公式検査の結果をきちんと発表させていただくのが大前提でございます。その先で、リーグ・クラブの関係者が陽性となった場合は事実を速やかに発表する、そしてその時個人名は原則として公表しない、ということは変わらず対応させていただきます。発表範囲は、原則として公式検査の対象者となる関係者については発表していくと整理をさせていただきました。それが一つです。
そして、濃厚接触については、保健所に指定されて、その間自宅に隔離されていなければいけない立場でして、それはすなわちほかの方に感染させてしまうリスクがほとんどないことになりますので、クラブをはじめ、当該団体がその都度判断するような決め方に変えさせていただきました。
そうした形で整理をさせていただきましたが、Jリーグ・クラブ初のクラスターのような事象が発生してしまったなど、重大な社会的影響を与えかねない事案が生じている場合は、今ご説明した基準とまた異なる事態だと思いますので、違う対応をとることもあるという一項目を入れさせていただいています。
そしてトップチームの選手やスタッフに関しては、所属クラブが速やかに事実を発表するとしています。ここに「所属クラブから発表する」と記載しておりますが、誰から発表するということをはっきりさせたほうが良いということで加筆したもので、発表するということについてはこれまでと変わりません。
マッチオフィシャルについては、公式検査の対象となるのは審判員だけですので、担当審判員が陽性になった場合の発表をどうしようということは、正直言って一番悩んだ、あるいは今なお悩んでいるポイントです。
皆様ご存じの通り、Jリーグの担当審判員はほとんど方が他の仕事を持ちながら余暇の時間を使ってトレーニングや割り当てに対応していただいている皆様で、その方々がサッカーサイドで陽性と出た場合、職場にどんな影響がおよぶのか、日常生活でどのような影響がおよぶのか。例えば、学校の先生をなさっている方が多くいらっしゃいます。学校や、担任をされているクラスのお子様達にもどう影響してしまうのか悩み、JFAの審判部、審判委員会ととてもたくさんの時間を使って話をしてきました。
ただ、JFAより審判員の中から陽性者が出た場合は、その旨を発表させていただくということを今は決心いただき、こうした形で整理をさせていただいています。メディアの皆様も審判員から陽性が出たら、どの試合だ、誰だ、というのが気になるポイントだと思いますが、報道された先での影響ということをぜひご理解いただいて、一定のご協力をいただければと思います。
そして、アカデミー、女子、スクールについては、これまで一律発表とさせていただきましたが、発表するか否かは所属クラブが学校、女子選手の場合は勤務先をお持ちの方が多いので、そうしたところと調整しながらクラブが決めると変えさせていただきました。
スタジアムで一緒に運営してくださるビジネススタッフの皆様についての発表の仕方はこれまでと変わりありません。
試合観戦者については、お客様から陽性の方が出た場合は、これまでは濃厚接触者を特定するために、どの試合のどの座席で発生したか発表するとしていましたが、発表することがある、というように改めています。
実は、旧ガイドラインをもってクラブが地元の保健所にご説明したところ、保健所の方から「Jリーグはチケットをどなたにどの席をお売りしているかわかるように販売している、なので誰かが陽性となった場合、どなたが近くにいらしたかはクラブの方でわかりますよね。それを保健所に教えていただければ、保健所からお一人お一人に注意を促すご連絡をいたしますので、必ずしも発表する必要はありません。むしろ、発表することで不要な方に心配をさせてしまうこともありますので、しっかりチケット販売を管理できていて特定できる場合は、むしろ発表しないほうが良い」というお話とご指導いただいて、そうしたことも反映させていただいています。
トップチームの家族、同居人が陽性となった場合については、これまで発表するとなっていたものを、この方々は公式検査の対象ではありませんので、発表しないと改めさせていただきます。
今まで抜けておりましたが、Jリーグ役職員が陽性となった場合は、Jリーグより発表させていただきます。
これが、今回ご説明するガイドラインの変更の中で一番大きなポイントだと思います。

●プロトコル3:Jクラブの活動団塊と、公式検査
●プロトコル4:サッカーのトレーニング
クラブのトレーニングの中に、これまで在宅での個人トレーニングからチームトレーニングまで4つのフェーズを設定していました。
チームトレーニングでは、トレーニングマッチの相手はJクラブに限定していて、今もそうなっていますが、もう少し環境が良くなったらそこを解除する用意もしておかなくてはいけないと考えています。準備のために、フェーズ4の②をつくっています。ただし、繰り返しとなりますが現在は、トレーニングマッチの相手はJクラブ限定のまま、また練習生の参加も控えてください、ということでお願いしているところです。
ガイドラインの中に公式検査のことが詳しく書いてありますが、審判員は毎週のJリーグの試合を担当する際に検査するという、最新の検査の実務を反映する形にしております。
こちらには、先ほどご説明したフェーズ4の②とはどういうものか、詳しく書いてあります。トレーニングマッチの相手は、JFL、地域リーグ、大学のチームが多くなってくると思いますが、相手先が十分な健康管理、行動管理をしていることを確認してからマッチメイクをしてください、高校生の練習生を受け入れる場合も、同様に健康管理、行動管理を確認してください、とさせていただいています。

●プロトコル5:チームの移動、宿泊
チームの食事については、細かいようでクラブが非常に気にしている点で、質問も多いポイントです。ビュッフェのところはクラブから意見が出ましたが、個人専用トングであれば実施可能としており、これに加えて、宿泊施設、ホテルの従業員の方で十分な健康管理をされている方が、専任的に取り分けてくださるのであればよいでしょう、とさせていただきました。

●プロトコル7:制限付きの試合開催
こちらは、皆様にご案内していると思いますが、7月10日からお客様を迎えての試合を再開しております。超厳戒態勢という非常に厳しいプロトコルを用意していましたが、超厳戒態勢はチケッティングとファン・サポーターのところだけ適用して、他のところは厳戒態勢という一段階緩和した状態を適用しながら再開をさせていただいております。
プロトコルで確認いたしますと、強い制限がある中で始まっていますが、売店や場外売店については超厳戒の厳しい規程ではなく、厳戒態勢の方の飲食売店は出店可能、場外イベントは距離を保った状態で実施してよいという実運用に変わっておりますので、そのように表現させていただいております。
もともとは、超厳戒態勢のところでも、アルコール販売を除くとなっていましたが、8月1日から次のステップに進んだ際は、アルコール販売を許容していくと変えさせていただきました。

〔勝澤部長より説明〕
本日も村井の他、役員の原副理事長、木村専務理事、窪田理事、佐伯理事、プロジェクトリーダーであります黒田本部長、鈴木本部長が陪席させていただいております。
ガイドラインに関する質疑応答も後程設けさせていただきます。

〔村井チェアマンよりコメント〕
7月の定例理事会を先程終えました。
少し冒頭の説明が長くなりましたが、まず今回の九州などでの豪雨被害に関して、理事会に先立って共有をしました。
昨日15時時点の情報ですが、私の手元に、亡くなられた方が77名、10名の方がいまだ行方不明という状況でございです。亡くなられた方に心からお悔やみ申し上げます。そして多くの被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
今回、コロナに話題が集中していましたが、私の手元で調べたところ2013年に、10年に一度クラスの被害について特別警報というものが制定されています。それ以降、2013年から昨年までで7年経っていますが、12回の特別警報が出されていました。10年に一度どころか毎年1回以上の甚大な被害がここ数年で出ております。
コロナも極めて脅威ではあるものの、Jリーグは屋外競技でありますし、多くのお客様をお迎えするため公共交通を使い、そして地域の皆様と運営するJリーグでありますが、改めて今回の自然災害の脅威を感じているところでございます。
本日の理事会も、まだ東京を中心に多くの感染者数が出ているという報道を横に見ながらでありましたが、こうしたケアを進める中、一方ではお客様の前でサッカーができる喜びを選手から聞いております。クラブからもファン・サポーターからも聞いております。そういう意味では充分に注意をしながらお客様の前でサッカーができる喜びを改めてかみしめています。
今後の運営の難しさを感じつつ今日の理事会を終えたところでございます。

〔質疑応答〕
Q:先日の浦和・鹿島戦でお客様がガイドラインを破る形で指笛や大声を出しての観戦があったと、浦和が見解を示したようですが、村井チェアマンはこの件についてどのように受け止めたのかお聞かせください。

A:村井チェアマン
多くのファン・サポーターの皆様が悲しい想いをされたのではないかなと思います。
私もその話を聞いて、私は指笛がうまく吹けませんが、非常に多くの飛沫が飛ぶような行為です。
そういう意味では、ファン・サポーター自らが仲間を危険にさらす行為だろうと思っています。本当に自覚症状では健康な方が陽性であることは充分ありえる中で、みんなが気を付けながら再開を望んでいたわけですが、そうした行為が起こること、まず、仲間のサポーターが残念な想いをされたんではないかと。
逆にそういう中で陽性反応が明らかになってきたら、通常以上に濃厚接触の範囲が拡大される懸念がありますし、サッカーを愛する方には起こりえない行為だなと大変残念に思いました。
クラブも改善に向けて啓発をしていきますし、Jリーグとしても重ねて啓発をしていくつもりです。今回の感染対策は命令で改善できるものでなく、一人一人の皆様のご理解と行動改善においてのみ実現できるものですので、重ねてお願いをしていくつもりです。

Q:Jリーグは6月27日から順次再開し、お客様を入れる形では先週の金曜からやっていますが、東京都ではかなり感染者が増えている中、行動履歴を確認する中で実際にスタジアムに足を運んでいたというケースが保健所や自治体経由などで報告されているものはあるのかどうか教えていただけますでしょうか。

A:藤村特命担当部長
お客様をお迎えしての試合を7月10日から再開していますが、そのような照会は保健所からはいただいておりません。

Q:前回の理事会の際に「ブリーフィングについて、もう少しやってください」という不躾な言い方になりましたがお願いしました。その後、かなり頻繁に、節目ごとにブリーフィングの場を設けていただいていると思います。ありがとうございます。
あらためて質問は2点です。
①寄附について
もう少し趣旨をご説明いただいたほうが伝わると思います。改めて寄附に関する趣旨のご説明をお願いします。
②感染者増について
8月1日からのお客様の入れ方について、考え直す時期があれば、リーグとして、どのような段階を踏んで入れていくのでしょうか。今後のステップについてリーグ内で共有されているものがあれば教えてください。

A:村井チェアマン
情報開示については我々も至らない部分も多々ありますので、ご指摘いただいて修正すべきところは修正できたと思います。ありがとうございます。

①寄附について
A:村井チェアマン
Jリーグは、公益法人ですので、Jリーグの事業そのものが公益に資すると思って活動しています。こうした公益法人に対して、さらなる寄附や支援をしたいと申し出いただくこともありました。今まで、我々は一般の思いを受けつける情報の開示ができておりませんで、寄附の受付窓口や寄附に対する扱いなど、情報が丁寧に公開されていないままでした。
コロナ禍で、実は複数の方から寄附を申し出ていただいたのですが、その取り扱いについて、まだ整理されなかったこともあり、前回の理事会で理事のメンバーから寄附口座についてもう少し整理をしたほうがいいということをいただき、今回、寄附の窓口を制定することとなりました。
寄附に関してはいくつかの種類がありますが、一般寄附という形で、特定の使徒を限定したものではなく、Jリーグの活動そのものに対して幅広く活用できるような内容の寄附とさせていただきました。

A:木村専務理事
実はJリーグにも寄附金の取り扱い規程があります。その規程の中で、2条の定義で(1)一般寄附金、特定寄附金、特別寄附金という3種類の寄附金を、我々の方からいただける形を整えていたのですが、どこにも示していませんでした。この度、コロナのこともあり、いろいろな方が寄附に関して興味をもってくださったりして、申し出もいただきました。一度、ちゃんと整理をしようということで、その窓口として、本日より公式サイトで募集要項を掲載しています。

②感染者増について
8月1日から、超厳戒態勢から厳戒態勢に移行をするということで、想定しております。
一方で、東京や関東を中心に感染拡大の懸念がされている状況ですので、まずは、こうした状況を注視しながら、専門家の助言、アドバイスも聞きながら、丁寧に今後の舵取りをしていくつもりです。あくまで、8月1日は上限が収容数の50%ということで、必ず5,000人を超えて、50%を入れなければならないというものではありません。まずは、各クラブが地域の事情や都道府県の助言、指導に基づきながら、上限通りでチケッティングをしていいかどうか。場合によっては、上限より下でチケッティングをしていくか。
このあたりは、クラブが置かれた感染拡大の状況やスタジアムの形状など、さまざまな要因に鑑みて、クラブが個々に決めていくことになります。
今の所、政府や専門家の助言の中で定めた上限を変える話はせずに、内訳は丁寧に分析していくというアプローチになるのかなと思っております。いずれにしても今日の理事会のタイミングで、8月1日以降に関して、決めているものはありません。7月20日に臨時実行委員会を開くことも視野に入れています。開催するかの最終判断は、今日、明日くらいの状況を判断しながら決めてまいりたいと考えています。

Q:ガイドラインについて、初のクラスターや重大かつ社会的影響の大きな事案が生じた場合、異なる対応を取るとのことですが、例外規定となると、クラスターが出た時には発表をしないという読まれ方もされます。そうしないためにも、もう少し詳しく教えてください。

A:村井チェアマン
これは発表する、発表しないという明確な線引きが難しいのが今回の感染症で、ある種、原則は示したものの場合によっては発表することがあるということを伝えたくて、こういうような表現をしました。最終の状況判断は、私の判断でということになるのかなと思います。

A:藤村特命担当部長
ご質問のようなところまで詰められればいいのですが、そこまでいけていないのが現状です。趣旨としては、村井チェアマンが説明したとおりで、想定外の事態が起こってしまった時には、保健所や当事者とも相談しながらどこまで発表できるか。ケースバイケースで判断させていただくことになります。

Q:浦和の件です。リーグとしても調査をされていると思います。浦和はハーフタイムにサポーターにやめてもらうような働きかけなどアクションを起こしたのでしょうか。

A:村井チェアマン
当日の対応の詳細は今分かりませんが、浦和が次の試合に向けてこういうことが繰り返されないような啓発のアナウンスをされていると認識しております。それから、ハーフタイムという限定的なことに対しては、直接的な情報を持っておりませんが、浦和に限定しているものではなく、多くのファン・サポーターにも啓発を呼びかけないといけないと思いますので、昨日、木村専務理事より全クラブの社長あてにガイドラインの遵守を呼びかけるお願いをしております。

Q:そうすると確認などは、まだなのでしょうか。

A:村井チェアマン
各論に沿った個々のクラブの事実確認は運営担当に委ねていますので、まだ私のところに入っていないのかもしれません。

A:黒田フットボール本部長
競技運営が担当させていただいていますが、詳細な時間軸での対応については、まだ把握できておりません。

Q:今後、その確認もお願いしたいのですが、ガイドラインは、これだけ厳しい中でリーグがサポーターに試合を見せたい、勇気づけたいという思いで作成されていると思います。それを破ったというのは、深刻だなと感じます。処分はないそうですが、今後は呼びかけるしか、ないのでしょうか。または違う方法を考えていくのでしょうか。

A:村井チェアマン
ガイドラインそのものは、今日もバージョンが変更したように、ディテールに関しては刻々と変更や更新を重ねていくものです。普遍的なものではなく、変わりゆくもの。感染状況そのものが移ろいゆくものですので、変わっていくものだということが、このガイドラインが持つひとつの性格です。
このガイドラインは、命令や規約ではなく、より安全を保つために協力を呼びかける内容が多くなっています。クラブには運営上、検査体制や出場資格として縛っているものもありますが、ファン・サポーターの皆様には趣旨をご理解のうえ協力を要請するというものとなっています。そういう性格のものです。
またガイドラインそのものは、出せば伝わるというものではなく、我々が繰り返し啓発を伝えていく努力、伝える責任を持っているものですので、これを破ったから、その時点でアウトという単純なものではないと思っております。
ただ、人の生命に関わることをガイドライン化しておりますので、明らかに、スタジアムでご覧になる方々を危険にさらすような行為があれば、それはその都度、クラブは冷静に対処していきながら、そうした方々を排除するようなことも場合によっては必要になってくるかもしれません。そうした努力をクラブとリーグが協力しながら、対応していくべき事案だと認識しております。
こうしたことが繰り返されないようにクラブと協力していきたいと考えております。

 

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