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2020年度 第10回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2020年11月26日(木) 13:35

2020年度 第10回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2020年度 第10回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2020年度 第10回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2020年11月17日

2020年度 第10回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2020年11月17日(火)17:30~
オンラインにて実施
登壇:チェアマン 村井
副理事長 原
陪席:フットボール本部長 黒田

〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
本日14時から第10回理事会が開催されました。本日の発表事項は9件でございます。

《決議事項》
1.実行委員選任について

アルビレックス新潟の実行委員を是永 大輔氏から中野 幸夫氏へ変更することを承認いたしました。

2.功労選手賞 受賞選手決定のお知らせ
元Jリーグ選手の佐藤 勇人氏、那須 大亮氏、明神 智和氏の3名に対し、功労選手賞として授賞することを決定しました。表彰は、12月22日(火)に開催する2020Jリーグアウォーズにて実施します。

3.2020Jリーグアウォーズ 開催概要、表彰概要決定
Jリーグの年間表彰式「2020Jリーグアウォーズ」の開催概要、表彰概要を決定いたしました。本年は、12月22日(火)にオンライン形式で実施します。詳細はリリースをご覧ください。

■2020Jリーグアウォーズ 開催概要
●開催日時:2020年12月22日(火) 18:00~(予定)
●内容:2020シーズン 各賞の発表、表彰をオンライン形式で実施
●出席者:各賞受賞者

【担当者より説明】
4.Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインの件
大きく3点ございます。
1)感染予防情報の追加
今般、感染が拡大している状況を受けまして、政府の分科会から緊急提言が出されております。そこで、会食など感染リスクが高まる5つの場面について、情報を追加させていただいております。

2)入場数制限について
11月12日に内閣官房新型コロナウイルス感染症室より発信されました「12月以降のイベント開催制限のあり方について」を受けまして、ガイドライン上でもイベントの人数上限および収容率要件を来年の2月末まで、現状の50%を維持する旨を更新しております。さらに政府から出されている資料についてもガイドラインに付記しております。

3)5名以内の同一グループ席について
9月14日の政府方針にて容認されておりましたが、今回、Jリーグのガイドラインにおいても、5名以内同一グループにおいては、席間隔を空けずに隣同士の着席を可能とさせていただきます。ただし、隣席に座る場合は、前後の列の席を空け、他のグループと社会的距離を取った形で運用させていただきたいと思います。

【担当者より説明】
5.Jリーグ入会審査(J3)結果について
本日、J3入会を申請しておりました5クラブに対し、Jリーグへの入会を条件付きで承認いたしました。

■J3への入会を条件付きで承認
いわきFC
ヴィアティン三重
FC大阪
奈良クラブ
テゲバジャーロ宮崎

【参考】J3入会審査項目(Jリーグ規約 第17条第3項より抜粋)
・入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000人を超えており、かつ3,000人に到達することを目指して努力していると認められること。なお、入場者数の算定はリーグ戦実施要項第39条第3項および第4項に基づいて行う。ただし、本号に定める要件については、本年7月の理事会において、2020年度の入会審査においては適用しないことが決定しています。

・入会直前年度のJFLのリーグ戦において最終順位が4位以内であり、かつ、JFLに属するJリーグ百年構想クラブのうち、上位2クラブに入っていること。ただし、JFLのリーグ戦がJFLの定めるリーグ戦成立要件を満たすことを条件とする。
今シーズンのJFLは2回戦総当たりを1回戦総当たり、1チーム当たり15試合ということとなっており、残り2節まで消化をしている状況でございます。対象の5クラブは、いずれも最終順位4位以内を確定しておりません。ですので、本日の理事会に起きまして、最終順位以外の要件につきまして、承認をいただきましたので、最終順位4位以内が確定した時点でJ3入会が認められるということとなりました。

6.2023 シーズンのホームグロウン制度 規程人数について
2019シーズンから導入している「ホームグロウン制度」について、2023シーズンの規程人数を、J1:4名、J2:2名、J3:2名とすることを決定しました。「ホームグロウン制度」は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもので、Jクラブは、ホームグロウン選手を規程の人数以上、トップチームに登録する必要があります。

7.2021・2022シーズンのビデオアシスタントレフェリー導入試合について
2020シーズンの途中で導入を見送ったビデオアシスタントレフェリー(以下、VAR)を、2021シーズン及び2022シーズンに再導入することを決定しました。

■2021シーズンのVAR導入試合(予定)[全394試合]
・明治安田生命J1リーグ 全380試合
・スーパーカップ 1試合
・JリーグYBC ルヴァンカップ プライムステージ 全13試合

■2022 シーズンのVAR導入試合(予定) [全321試合]
・明治安田生命J1リーグ 全306試合※1
・スーパーカップ 1 試合※2
・JリーグYBC ルヴァンカップ プライムステージ 全13試合
・J1参入プレーオフ 決定戦 1試合(予定)
※1 大会開催有無については未定
※2 18クラブを想定

8.2021 シーズン終了後の昇格・降格クラブ数について
2021シーズン終了後の昇格・降格するクラブ数について、下記のとおり決定いたしました。対象クラブの決定方法については、決定次第お知らせいたします。

【2021 シーズン終了後の昇格・降格クラブ数】
●昇格クラブ数
・J2リーグからJ1リーグへの昇格:2クラブ
・J3リーグからJ2リーグへの昇格:2クラブ
※対象クラブがJリーグクラブライセンスの交付判定を受けていない場合、昇格クラブ数が変更になる可能性あり
※対象クラブの決定方法については決定次第お知らせします 

●降格クラブ数
・J1リーグからJ2リーグへの降格:4クラブ
・J2リーグからJ3リーグへの降格:4クラブ
※昇格クラブ数の変更により、降格クラブ数も変動する

【原副理事長よりコメント】
◇ホームグロウンについて
2022年までは決まっていましたが、2023年以降をどうするかというのは、フットボール検討部会や契約担当者会議でも議論をしていました。今回J1は現状通りなのですが、J2、J3も、もう一人ずつ増やしてもらおうということで、理事会でも承認されました。
今、プロジェクトDNAをやっていますように、アカデミーをしっかり育てる。アカデミーを活性化する活動もいろいろとやっていますので、これをしっかりとやっていきながら人数を増やしていきたいということで、この件が承認されました。

◇VARについて
来年、再来年の導入予定が承認されました。本来であれば今季、J1全試合をやる予定でしたが、ご存知のように新型コロナウイルス感染症でレフェリーもハードスケジュールになった関係で、レフェリーも準備できないということがありました。来年からはしっかり394試合、再来年は通常のJ1が18チームに戻るので、J1を含めて321試合という形になると思いますが、明治安田生命J1リーグ、スーパーカップ、JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ以降でVARを導入されることが承認されました。

◇昇降格について
リリースに簡単に書いてありますが、これまで何度も、フットボール検討部会や実行委員会はもちろん、契約担当者会議でも議論してきました。今年は皆さんもご存知のように、この新型コロナウイルス感染症の状況であっても、みんなで試合をなんとしてでもやろうということで、降格なしを決めました。本来であれば、そのときに昇降格の数や、やり方も全部決めたかったところはあります。ただ、あの状況の中で、すべてを決めることができなかったということで、秋口までにこれを決めようということで、何度も議論してきました。先週には、J1、J2、J3の実行委員会でも話しましたし、昨日の臨時実行委員会でも、もう一度各ディビジョンの意見を言ってもらいました。そのあと、我々事務局が提案する案が、J1とJ2間ではA〜F案くらい、J2とJ3間ではA〜C案があり、もう一度提示してアンケートに答えてもらいました。そのアンケートを理事の皆さんにもしっかり見てもらって、その上で今日の理事会に臨もうということになりました。今朝9時までに、全クラブにアンケートを答えてもらって、どこの案がいいか、回答と理由を書いてもらい、その上で、理事の皆さん、特に社外理事の皆さんは実行委員ほど細かい議論をしていませんので、客観的にいろいろな観点から全部読んでいただいて、今日の議論を始めました。Jクラブ選出のJ1、J2、J3の実行委員の方にも、実行委員会とは違って理事会の中で、クラブ選出の実行委員としてではなく、Jリーグの理事として、リーグ全体を見た上で判断をしてほしいというお願いをして、特に最初は社外理事の皆さんから意見をいろいろといただきました。

その中で、いくつかいろいろな軸があって、例えば最終節をいつにするか。あるいは、今ACLの関係があってカレンダーがなかなか決まらない状況ですが、最終節がいつになりそうだ、ACLは、今のところこうなりそうだ、そのあとにEAFF E-1 サッカー選手権が入ってきそうだなど、実際のカレンダーを見ながら、インテグリティ上最終日を合わせることを優先するか。あるいは、参入プレーオフのようなディビジョンをまたいだ、いわゆる「0.5」という案もありました。それを入れていったほうが、収益やエンタメ性というところで、よりわかりやすいし集客もできるのではないかという意見や、ディビジョン間のフットボールの競争。J1を世界の5大リーグに、という話もしていますので、その観点からもいろいろ話しましたが、軸をしっかりと決めて、何が優先されるかということを議論しながら、最終日は揃えると。そして今年のように、急に新型コロナウイルス感染症がチーム内に蔓延して最終節ができない、揃わないなど、いろいろなことを考えた場合に、来年は、それを修正する時期だとすれば、よりシンプルなカレンダーを作っていくべきではないか。「0.5」を入れることによって、より日程が難しくなることを考えると、どこを優先するかという議論をしていただいて、いろいろな意見が出たのですが、最終的に来年は4チームが降格することになりました。

社外理事の方が多く言われていたのは、外のJリーグ全体のファン・サポーターの皆さんから見た、わかりやすさであったり、フェアネスであったりするところを優先したほうがいいという意見もありました。もちろんディビジョンごとのいろいろな意見もありました。その中で議論を重ね、最終的に事務局案でもあった4チームが落ちて、2チームが上がるということになりました。それぞれのクラブ、ディビジョンの立場を超えて、最終的にはこの結論になったことを理解していただければと思います。

激論の中で、客観的な意見をいただいて、最終的には来年は4チーム降格して2チームが昇格する。そして2022年には、J1は18クラブ。J2は22クラブ。J3は昇格によってチーム数は変わりますが、通常に戻して、以前やっていたようなJ1は18チームから2チームが落ちて、0.5がJ2との入れ替え戦を行います。J2からは2.5という枠です。そして、J2とJ3間では2チームずつ、昇降格がある通常の形に戻すという大きな大前提の中で決めてきて、この案に決まったということになりますので、よろしくお願いいたします。

〔村井チェアマンからコメント〕
11月の理事会ですので、来シーズンを見越した様々な決定事項、決議事項が数多くございました。本日も通常以上にリリースが多くなっております。
今原副理事長からお話しがあった通り、将来の骨格に関する極めて重要な議論も行われました。内容的に重複しますので、私からは以上とします。
印象として、Jリーグの場合、J1の意向とJ2の意向が時にコンフリクトを起こすことがございます。例えば、本音で言えば降格しにくいほうがいい、昇格しやすいほうが良いかもしれない、と、立場によってコンフリクトがあるのですが、今回コロナ禍ということと、非常に危機的な状況で、本日の理事会ではそれぞれの立場を越えた、全体的な視点での意見交換ができたと思います。特に社外理事の方にも積極的にコメントを頂戴して、より議論のレベルが高まったと思います。そういう意味で機能している社外理事の皆様に非常に感謝しています。

〔質疑応答〕
Q:昇降格について「順位の決定方法については別途決定次第お知らせいたします」という記述がありますが、これは言葉尻を読むと特別な決定方法があると読めてしまうのですが、リーグ戦で下から4番目までというように単純に、ポストシーズンをやらずに1年間のリーグ戦での順位のみで決定していくという事を決めましたという理解でよろしかったでしょうか。

A:原副理事長
今年はイレギュラーな順位決定方法になっています。それは、再開したときに試合数が揃わないことを想定していました。なので、まず勝ち点が来て、その後は、もしやっていた場合は当該チーム同士の成績が優先されるということがありましたが、来年は今までと同じように勝ち点で決めて、試合数は揃う前提でやっています。来年は降格があるので、試合数が揃わないというのはできるだけしないように、それを揃える前提でやっています。なので、例えばオリンピックがある期間にできない試合があったら、その間にでも入れ込んで、試合数を絶対合わせないといけないと思いますので、そういう風に合わせられるようなレギュレーションを考えていくということで、通常通り試合をやった上で、勝ち点で決めていく、得失点差で決めていくとなると思います。

(ポストシーズンをやるかどうかはまた別の問題としてあるのでしょうか。それともそこはやらずに入替戦や昇格プレーオフになるのでしょうか。)

J2は今までも、プレーオフをまずJ2内でやっていて、参入プレーオフがありましたが、今年は異例の事態だったので、それもなくして自動にしました。J2の中ではやはり、この昇格する2クラブの決め方は、1クラブは自動だとして、2クラブ目のところはJ2内でプレーオフをやらしてほしいという意見もありますので、今日大枠が決まったので、その後にJ2の人達と相談したいと思います。

(表現が難しいのですが、昇格の部分はまだ余地があるとして、例えば入替戦とかそういったものはあるのでしょうか。)

A:村井チェアマン
2つのプレーオフがありまして、カテゴリー間でまたぐ入替戦と言われているプレーオフと、J2の中で単純に順位により1番、2番とするか、2番目は2~5位の中で1チーム選ぶか、カテゴリー内のプレーオフがあります。

今、原副理事長が申し上げたのは、カテゴリーをまたぐプレーオフは行わないということを決めております。あくまで昇格チーム数だけを本日確定しましたので、J2の中のプレーオフをどうするかは今後の議論という説明だったと思います。

(カテゴリーをまたぐ入替戦はないということですよね。)

A:原副理事長
その不確定要素を入れるとさらに難しくなってきます。J1とJ2の終了が揃わなかったり、どちらかが行われていなくて、できないとか、来年はまだ避けた方がいいという議論になりました。

Q:Jリーグアウォーズはオンライン形式でということで、詳細は今後つめていくと思いますが、どこかの会場で式をやって、それをオンラインで中継にするのか、集まること自体も考えていないのか、アウォーズのイメージはどういったものでしょうか。

A:担当者より
ベースとなる会場は考えていますが、そちらに全員集まっていただくのではなく、そこをベースにオンラインで開催していく方向で準備を進めています。 

(ファンの方にもネットなのかDAZNか分かりませんが、それをご覧になっていただくということでしょうか。)

その予定でございます。

Q:ガイドラインについてですが、来年2月まで(観客制限)50%維持ということですが、2月だと開幕節も入ると思いますが、来年の開幕は50%でやるということでしょうか。政府の方針も変わるかもしれませんが、現状の考えを教えてください。

A:担当者より
開幕のときのコロナの感染状況は分からないところなので、専門家の先生のアドバイスをいただきながら、そのときにリーグとして判断をしていきたいと話しているところでございます。

A:担当者より
感染状況を踏まえて政府の方針も変わる可能性もございますので、それを見極めて判断させていただきたいと思います。

Q:VAR再開の件ですが、今シーズンはやらなかったのは、審判員の方が密になるといった理由があったと思いますが、再開に踏み込めた理由を教えてください。

A:黒田本部長
VARを今年中止した理由ですが、4カ月中断した後再開して、週中、週末と連戦で、審判員の割当がVARに耐えられなかったということで、審判員の確保が問題になって導入を見送った経緯がございます。来シーズンについては、通常のシーズンと同様に春の段階からリーグ戦ができるのであれば、審判員の確保ができるということに加え、昇降格枠の話がありましたが、例年以上に降格クラブ数が増え、よりシビアなリーグ戦になるということで、明らかな、明白な間違いをできるだけ取り除くにあたり、VARの導入効果が期待されるということで、今回、導入を決議いたしました。

Q:今年、VARを導入する前にセントラル式で、Jリーグで行うか、各スタジアムで行うかという議論が続きましたが、来シーズンは現場でやるのか、どういう準備を進めていますでしょうか。

A:黒田本部長
来年、再来年とスタジアムの現地にバンを走らせてそこで実施する方式を採用しようと考えています。セントラル方式については、効率性やコスト面で今後検討していくというステータスでして、今の段階でセントラルにするかバン方式にするか、一定の方向性が出ているものではありませんが、来年と再来年はバンの方式で一旦やると考えています。

Q:昇降格のカテゴリー間のプレーオフに関しては含みを残しているように聞き取れましたが、実際にそういった議論があがっているのでしょうか。特に、昇格の方は想定できますが、降格の方でもそういった議論が出てきているのでしょうか。 

A:原副理事長
カテゴリー間のプレーオフはないです。J1とJ2を入れ替える、例えば今までで言うとJ1の16位とかJ2の3位とかそこの入替戦は来年は考えていません。

(カテゴリー内でのプレーオフはいかがでしょうか。)

カテゴリー内では、例えばJ2内ならJ2ということでしょうか。それはまだ可能性はあります。

(実行委員会の中でそういうことを希望する意見は出てきているのでしょうか。)

実際にJ2は、6位まではずっとプレーオフで戦ってきたこともあって、J2のクラブからはディビジョン内のプレーオフについては割と前向きな意見が多く、J3は今までもプレーオフをやっていなかったので、この前聞いたときには上位2チームでいいという意見が多かったです。

今日は、降格が4クラブで昇格が2クラブということが決まったので、それぞれのディビジョンでそれぞれ昇格2クラブの決め方を決めていくことになります。

(今回一番大きい4の降格について、例えばプレーオフ3プラス1にしようとかそういう意見はまだ出てきていないですか。)

A:村井チェアマン
ご質問の意図は降格の4を決めるときに、J1の中でプレーオフを行って、3チームプラス1として、プレーオフを行って降格させるかということだと思いますが、それはないということで今日決まっていると思います。

A:原副理事長
それはないです。

A:村井チェアマン
降格チーム側にプレーオフを行うことはないです。 

A:原副理事長
シンプルに4落ちるということです。

Q:降格について質問です。降格のチーム数を決めるにあたっては降格チームの財務も考慮しなくてはいけないと以前おっしゃっておりましたが、4チーム降格したとして、落ちたチームへの財務的なサポートなどを議論されたこと、サポートを厚くするなど決まったことはありますでしょうか。

A:原副理事長
前の理事会で決定していて、降格救済金を1年ではなく2年とし、1年目はJ1の80%、2年目は60%にしたことと、財務的な面では、今年と来年の債務超過を認め、赤字も(3期連続から)さらに2年間認めることで財務面のサポートをするということを、赤字になっても(現状のクラブライセンスの財務基準を満たしていなくても)クラブライセンスをはく奪しないということにしています。

Q:VARについてお伺いします。今年VARをしないという判断の一つの基準として、モニターがある場所の密を避けられない、密集する状態でモニターを見ることになるので難しいということがあったと思います。バンをスタジアムに置くと同じように密が生じると思いますが、VARを実施するに踏み切ったのは、政府の規制が緩和されたなどあったと思いますが、規制が強くなった場合はVARを中止することはあるのでしょうか。

A:黒田本部長
今年1節だけで中止しましたが、中止した際の理由としてバンが密になるということは申し上げておりません。辞めた理由ではございません。たしかに閉鎖空間ではありますが、バンも2つの入り口を十分空気が通りますので、必ずしもそれは密だとは考えておりません。閉鎖すれば当然密になりますので、来年も十分配慮して、換気ができる状態で実施したいと考えています。

Q:今日の理事会で、残念ながら不祥事が続いていることに対して理事への報告、理事からの指摘がありましたら教えてください。

A:村井チェアマン
理事会の開会に先立ち、私からコンプライアンス事案が複数件あったことをご報告しました。社会的な期待を裏切ることが無いように徹底してコンプライアンスに取り組んでいくという方向性と決意を表明させていただきました。

理事会の中では明確なご要望がその場であったわけではないですが、通常、実行委員とは異なって、社外理事の皆さまに対しては、リーグの情報提供を丁寧に行わないと理事会の情報に過不足がありますので、全体的な1か月間の経緯を社外理事ミーティングという形で行いました。その場では、社外理事の皆様からしっかり対応してほしいということを強く要望されています。

(以前の会見の際に、仙台に関しては最初の報告と後の報告の内容がかなり違い、今後調査が終わったら報告するとのことでしたが、調査は終わっているのでしょうか、また詳しい内容は我々に知らせていただけるのでしょうか。)

A:担当者より
仙台についてはまだ一部クラブとやり取りをさせていただいておりまして、情報は揃いつつありますので、現時点では我々の方では情報を整理して裁定委員会の先生方に情報を共有しながら、ご相談しながら、我々として取るべきスタンスを進めていきたいと考えております。現状ではどのような結論になって、どのような裁定になるか申し上げられることはないのですが、粛々と進めているところです。

Q:今年はコロナ禍で70%試合を消化するとリーグ戦が成立ということになっていると思いますが、来シーズンは100%に戻すという認識でよいのでしょうか。

A:原副理事長
そうなります。

(仮にコロナ等の影響で100%にならなかったときは昇降格もなくなるということでよいのでしょうか。)

A:黒田本部長
その辺りは今後の理事会で議論することになっています。

全試合実施する前提でスケジュールを組みますし、各クラブの皆さんにも努力いただくものの、万が一シーズン終盤で1試合以上リーグ戦が欠けた場合にその試合をどう取り扱うのか、その結果として昇降格がどうなるのかなども含めて、最終的に理事会で決めることになります。理事会でどのような選択肢の中から決めるのかは、来シーズンが始まるまでには議論して決めておく必要がありますが、現時点では決まっていませんので来月以降の理事会で決めることになると思います。

Q:J3入会審査の件で、本日承認された5クラブに関しては、全会一致だったのでしょうか。例えば一部反対意見などがあったのか、理事会内での様子を教えてください。

A:村井チェアマン
全会一致での承認と理解しております。

(表現の確認になりますが、5クラブに関しては条件付きでの承認。ただ、現時点では最終順位が確定していないので、順位確定後に入会が認められるという保表現でよろしいでしょうか)

A:担当者より
そちらで結構です。

 

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