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攻撃サッカー全開の川崎Fが首位に 戦い方が明確な名古屋も躍進【マンスリーレポート(2・3月):明治安田J1 1st】

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2016年3月31日(木) 12:49

攻撃サッカー全開の川崎Fが首位に 戦い方が明確な名古屋も躍進【マンスリーレポート(2・3月):明治安田J1 1st】

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攻撃サッカー全開の川崎Fが首位に 戦い方が明確な名古屋も躍進【マンスリーレポート(2・3月):明治安田J1 1st】
攻撃サッカーが機能する川崎F。好調なチームを牽引するのは中村だ

明治安田生命J1リーグ 1stステージは、3月までに4試合を消化。勝点10で首位に立つのは攻撃陣が好調の川崎Fだ。なかでもハイパフォーマンスを続けるのは35歳の中村 憲剛。開幕戦では王者・広島を撃破する活躍を見せると、3節の名古屋戦では決勝ゴールをマーク。4節の甲府戦でも2得点と、まさに手がつけられない状態だ。さらに小林 悠が3ゴール、大久保 嘉人も2ゴールを奪うなど、チームは4試合で12得点。圧倒的な攻撃力を武器に、負けなしで首位をひた走っている。

その川崎Fを追いかけるのが浦和と鹿島。前者はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行する厳しい日程ながら、柏、福岡、湘南に勝利。2節に磐田に不覚を取ったとはいえ、ここまで安定感のある戦いを続けている。一方の鹿島も3勝1敗。開幕戦でG大阪を撃破したのを皮切りに、鳥栖、FC東京からも確実に勝利を収めている。ただし4試合で1失点の堅守が光る一方で、得点数は4とやや物足りなさが残る。金崎 夢生は好調なだけに、他のアタッカー陣の奮起が望まれるところだ。

王者広島はここまでわずか1勝と昨季の強さは影を潜めている
王者広島はここまでわずか1勝と昨季の強さは影を潜めている

昨季王者の広島は、なかなか調子が上がって来ない。開幕戦で川崎Fに敗れると、名古屋、湘南には勝ち切れず。4節の大宮戦でようやく初勝利を挙げたものの、昨季示した圧倒的な強さは、影を潜めている。その広島と昨季のタイトルを争ったG大阪も本調子とは言い難く、優勝候補と目されるこの両雄にとっては納得のいかない序盤戦となっている。

小倉 隆史新監督を迎えた名古屋の躍進は、序盤戦のサプライズのひとつと言えるだろう。ここまで2勝1分1敗で4位につけており、その内容にも目を見張るものがある。激しい強いプレスと鋭利なカウンターが機能し、シモビッチという新たなストライカーが早くもフィットしているのも大きい。戦い方が明確で、試合を重ねるごとに成熟度を増しているだけに、この状態を維持できれば上位進出も十分に可能だろう。

スピード感あふれるサッカーで上位につける名古屋。シモビッチの決定力も特筆すべきだ
スピード感あふれるサッカーで上位につける名古屋。シモビッチの決定力も特筆すべきだ

中村 俊輔が相変わらずの存在感を放つ横浜FMも好スタートを切っている。前線のタレントが流出しながら、富樫 敬真ら若手が躍動。 齋藤 学も状態を上げているだけに、しばらくは上位争いに踏みとどまっていきそうな気配だ。

昇格3チームに目を向ければ、明暗分かれる序盤戦となった。大宮はFC東京、柏を打ち破り開幕2連勝。G大阪と広島には敗れたものの、J1でも十分に太刀打ちできるパフォーマンスを示している。磐田も2節で浦和を撃破するなど、まずまずのスタートに。なかでもジェイの存在感は圧巻で、4試合・4得点とJ1でもゴールを量産中。このストライカーが額面通りの働きを続ければ、コンスタントに勝点を積み上げられるはずだ。

一方で福岡はJ1の厳しい洗礼を浴びている。2分2敗と未勝利で、2節の横浜FM戦、4節の磐田戦では勝利あと一歩に迫りながら終盤の失点で追い付かれている。決して一方的にやられているわけではないものの、あと一歩が足りない。昨季終盤戦に示した勝負強さをJ1の舞台で取り戻したいところだ。

下平監督の下でリスタートを切った柏。浮上の兆しを見いだせるか
下平監督の下でリスタートを切った柏。浮上の兆しを見いだせるか

福岡とともに勝利がない湘南と柏も不安が募る。湘南は川崎F、広島と互角の戦いを演じたように内容自体は悪くない。ただし、4戦・10失点と守備に難があり、アグレッシブな戦いを打ち出す一方で、適度なリスクマネジメントも求められるだろう。柏は今季より就任したミルトン メンデス監督が未勝利のまま、3節終了後に家庭の事情で退任。代わって指揮を執ることになった下平 隆宏監督も、初陣となった4節の新潟戦で勝ち切れず。福岡と同様、終盤での勝負弱さを露呈しており、浮上の兆しはまだ見えてこない。混乱状態からの脱却は、新監督のマネジメント能力にかかっているだろう。

個人のトピックスでは、2節の名古屋戦で、広島の佐藤 寿人がJ1通算最多得点記録を更新する158ゴールを達成。さらに翌3節には、川崎Fの大久保 嘉人が名古屋戦で同じく158ゴール目を記録している。歴史を塗り替えたふたりのゴールハンターからは、今後も目が離せない。

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