1996年 ヴェルディ川崎 vs 清水エスパルス

1992年にその歴史が幕を開けたJリーグヤマザキナビスコカップ(現:JリーグYBCルヴァンカップ)。

1992年大会からヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)が3連覇を達成し、1996年大会も決勝に進出しました。

そんなV川崎の独走状態に待ったをかけたのが清水エスパルス!

長谷川 健太選手(現:FC東京監督)のゴールなどで清水が2-0でリードした後半終了間際からV川崎が同点に追いつき延長戦に突入。

延長戦の開始早々に清水が勝ち越しますが、延長後半に再びV川崎が追いつくというスリリングな展開に!

苦しい試合展開となった清水でしたが、PK戦の末清水がV川崎の4連覇を阻止し、初優勝を飾りました☆

2004年 FC東京 vs 浦和レッズ

初優勝を狙うFC東京と、3年連続で決勝に進出した浦和が激突した2004年大会の決勝。

前半にFC東京のジャーン選手がレッドカードで退場し、1人少ないFC東京が終始浦和に押し込まれる展開でしたが、何とか0-0で耐え抜きました。

そして迎えたPK戦、土肥 洋一選手が好セーブを見せてFC東京が初優勝☆

コーヒー奢っちゃうから!

決勝の舞台裏ではこんな出来事が・・・!

FC東京の原 博実監督(現:Jリーグ副理事長)が、試合前のミーティングで緊張して硬くなっている選手に対し、

「コーヒー奢っちゃうから!」

と選手を和ませたそう。

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2008年 大分トリニータ vs 清水エスパルス

首都圏以外のチーム同士が顔を合わせた初の決勝となったこの年。

特に初の決勝進出となった大分サポーターの熱量がハンパなかった!

大分空港から東京行きの飛行機が1日1便しかなかったという事情もあり、サポーターたちは陸海空の交通手段を駆使し、大挙して東京を目指しました。

結果として約10,000人の大分サポーターが国立競技場に集結し、その期待に選手たちが応えて2-0で勝利!

九州のクラブとして初の主要タイトルを獲得しました☆

2010年 ジュビロ磐田 vs サンフレッチェ広島

26回の決勝の歴史上、1試合で最も多くのゴールが生まれたのが2010年大会。

2-1と広島リードで迎えた後半44分に、磐田の前田 遼一選手(現:FC岐阜)が土壇場で同点ゴール!

延長戦も点の取り合いとなり、ラストプレーでは広島の槙野 智章選手(現:浦和レッズ)のPKを川口 能活選手がセーブ!

5-3で磐田が勝利し、1998年以来10年ぶり2度目の優勝を果たしました♪

2012年 清水エスパルス vs 鹿島アントラーズ

Jリーグ初期からの名門、清水と鹿島が対戦した2012年大会の決勝。

この年のリーグ戦では残留争いに巻き込まれていた鹿島でしたが、延長戦で西 大伍選手(現:ヴィッセル神戸)のスルーパスに抜け出した柴崎 岳選手(現:デポルティボ・ラ・コルーニャ/スペイン)が勝ち越しゴールを決めて勝利!

柴崎選手が大会MVPを受賞したほか、大迫 勇也選手(現:ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)が得点王に、昌子 源選手(現:トゥールーズFC/フランス)も決勝でスタメン出場。

未来の日本代表選手が輝きを見せました☆

記念のコレオグラフィー!

この年で20回目となった大会を記念し、国立競技場のバックスタンドを使用してコレオグラフィーが行われました♪

決勝では、両クラブゴール裏のコレオグラフィーにも注目です!

2014年 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪

国立競技場の建て替えにより、初めて埼玉スタジアム2002で決勝が行われた2014年大会。

広島とG大阪による初の『西日本勢』同士の決勝となったこの試合では、広島が佐藤 寿人選手(現:ジェフユナイテッド千葉)の2ゴールでリードしましたが、G大阪も粘りを見せ、54分にパトリック選手が同点ゴール!

そして、71分に大森 晃太郎選手(現:FC東京)が逆転ゴールを奪い、見事に勝利☆

この年、G大阪はJ2から昇格した初年度ながら、リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯の三冠を達成しました!

今年はどんなドラマが・・・!?

今大会の決勝は、北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレが対戦します!

両クラブとも、勝利すればルヴァンカップ初優勝となります。

大興奮間違いなしの『Jリーグ唯一の決勝』!!

10月26日(土)、ぜひ埼玉スタジアム2002で新しいドラマの誕生を見届けましょう!
決勝は、フジテレビ系列で全国生中継!
スタジアムに行けない方はフジテレビ系列でお楽しみください♪

2019JリーグYBCルヴァンカップ 決勝
10月26日(土)
13:05 キックオフ
北海道コンサドーレ札幌 vs 川崎フロンターレ