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【天皇杯決勝現地レポート】決戦直前の静寂? 磐田・浜松とも静かな年の瀬(03.12.31)

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 2004年元旦まであと2時間。天皇杯決勝のキックオフを15時間半後に控えるジュビロ磐田のホームタウン、静岡県磐田市と浜松市は極めて静かな年の瀬を迎えている。すでに選手たちは午後2時に現地を出発。東京の宿舎に入っている。サポーターも元旦早朝から自家用車や新幹線で三々五々、東京へ向かうという。私が乗り合わせたタクシーの運転手さんは「夜中に磐田を出発し、朝、東京の明治神宮を参拝してから、国立競技場へ行く」と意気込んでいた。そんなスタイルを取る人も少なくないのだろう。

今、このレポートを磐田駅構内で書いているが、電車が到着しても人通りはまばらだ。朝から降り続いた雨はようやく上がったものの、駅前も閑散としている。明日の昼から天皇杯ビッグライブが行われる磐田スポーツ交流プラザ(駅徒歩2分)も今はひっそりと静まり返っている。磐田の人々は外に繰り出すのではなく、自宅で静かに新年を迎えるのが好きなようだ。

そこで、ジュビロももう1つのホームタウン・浜松市へ出てみた。人口60万人の大都市だけあって、駅前は新たな年の訪れを祝うイルミネーションで美しく彩られていた。駅から続く商店街も華やかな照明でちりばめられていた。お正月に振舞われる地酒「花の舞」の前で、寒い中、ストリートライブを決行する若者もいた。が、残念ながら人通りはそれほど多くなかった。飲食店なども大晦日から休業するところが多く、東京や大阪のような気ぜわしさは全く感じられなかった。それでも新年のカウントダウンが近づくと、このあたりは大勢の若者で賑わうという。

浜松もさすがはジュビロの本拠地。駅から続く商店街にはジュビロ磐田のフラッグがあちこちに飾られ、スポーツショップには「天皇杯決勝進出!」と書かれた看板が掲げられていた。明日は多くの人々がジュビロの戦いを見るはずだ。

新年は刻一刻と近づいている。しかし磐田と浜松の人々は静かに元旦、そしてジュビロの決戦の時を待っている。すでにJリーグのタイトルを何度も取り、2002年は史上初のJ年間観戦優勝を果たしているチームだけに、サポーターも「天皇杯だからと」いって、慌てる必要はないのかもしれない。
今年の磐田はまだ無冠のままだ。昨年の年間チャンピオン獲得に貢献した高原直泰(ハンブルガーSV)、大岩剛(鹿島)、金沢浄(FC東京)が移籍し、途中から中山雅史を負傷で欠いた第1ステージは結局、2位にとどまった。さらに大黒柱の藤田俊哉がFCユトレヒトへ移籍した第2ステージは苦戦を強いられた。終盤、名波浩を中心にチームを立て直し、あと一歩で優勝というところまでこぎつけたが、最終節の横浜F・マリノス戦のロスタイムに久保竜彦にまさかのゴールを叩き込まれ、逆転負け。悲願のタイトルをマリノスに渡す格好となってしまった。

それでも、前田遼一、河村崇大、成岡翔、菊地直哉ら若手が成長。高原らの穴を埋めるだけの活躍を見せるようになった。ケガで2002年ワールドカップを棒に振った名波浩も完全復活を果たした。本人は「今年はプロになってから最低のシーズンだった」と厳しい評価を下すが、終盤のアグレッシブなパフォーマンスは間違いなくチームを引っ張っていた。負傷していた中山も復帰。「ここでオフに入ってしまうのが惜しいくらいコンディションが上がっている」と話す。

そういう意味でも、今のジュビロはかなりチーム状態がよくなっている。守備陣が大きく崩れない限りは、天皇杯決勝も優位に試合を展開するだろう。
磐田、そして浜松のジュビロサポーターは、2003シーズン最後のタイトル獲得を信じて止まない。

2003.12.31 Reported by 元川悦子

以上

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