2004年2月12日国際親善試合
19:20キックオフ(国立霞ヶ丘競技場)
日本代表 2−0 イラク代表
イラク代表 ベルント・シュタンゲ監督:
まず、この試合に招待してくださった関係各位に感謝します。2−0で負けはしたが、世界に向けてよいメッセージを発信できたと思います。今日、ここでプレーできたことはとても有意義でした。もちろん敗戦にはがっかりしているが、メンバーも同じ気持ちだと思う。彼らは全力で戦った。2,3の絶好のチャンスを生かせず、反対に日本は2つのチャンスを確実にものにした。だが、両チームに大きな実力差があるとは思いません。ファンの前でプレーすると、事前の準備通りのプレーが出来ないことはよくあることで、特に今日のイラクはそうだった。
日本は特に前半10〜15分を積極的に攻めてきて、驚いた。日本はベストメンバーではないようだが、我々もプロリーグを戦っている数名がいず、ベストメンバーではなかった。我々もW杯予選のウズベキスタン戦を控えており、そこでぜひよい試合をしたい。
Q:国内情勢もあり、集中することが難しかったのでは?
A:もちろん昨日や今日もテロのニュースがあり、そういうことが精神状態に影響した。だが、今日が世界にアピールするよいチャンスなのだと選手たちに伝えた。今日、もし我々が得点したり、勝利したりしていれば、バクダッドでは花火が上がったことだろう。
Q:今後の日本との交流について、どのように考えているか?
A:今日のように試合の招待があれば、ぜひ参加したい。ただ、試合をするだけでなく、できれば2〜3週間滞在してトレーニングをすることができれば、と思う。イラクには、まだ練習場の環境や薬や飲み物などが不足している状態なので。
Q:これまで、ハンディキャップを乗り越えるために、どのように日本や世界にサポートを呼びかけてきたか?
A:これまでアメリカ大統領に手紙を書いたり、様々な方々に手紙を書きました。これ以上は出来ないほどに努力してきたつもりです。ただ、私の活動の場は政治の世界ではなく、スポーツの世界で、できることはやり尽くしたと思います。最近になって、少しトンネルの先に光が見えてきたことも確かです。日本など様々な国から試合の招待を受けましたし、近くイギリスにも招かれています。このようなことが半年前からあれば、選手たちのコンディションはもっとよかったと思います。エアコンも水もない、気温50度ほどの中で練習をしていたころは、孤独感もありました。しかし皆様のサポートを得て、今回イラク代表チームの立派な姿をお見せできるようになったと思います。今後とも、皆さんにイラクチームへの支援をお願いしたいと思います。
以上
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