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【キャンプレポート2004】東京V、グアムキャンプレポート(その3)(04.02.18)

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2月9日から19日の11日間、東京ヴェルディ1969は常夏のグアムでキャンプをしている。時にスコールに見舞われ、時に灼熱の太陽を浴びながら。

このキャンプの目的として、「共同生活をして、みんなお互いをよく知り合っていく。特に新加入の選手たちはね。そして、戦術面ではボールタッチ、アビリティーなど、いろいろなところを更に深めていくため。そして何より、昨シーズン優勝を逃してしまった理由のひとつ、フィジカルコンディションを年間通していい状態でいられるためのフィジカルトレーニング、これに一番重点を置いています。」アルディレス監督はわかりやすくこう話してくれた。

昨シーズンアルディレス監督就任後、チームの成績が上昇しはじめたころ、選手たちは一様に、監督の指示のわかりやすさ、やろうとしていることの明確さをその理由にあげた。そして、すっきりした気持ちで試合に入ることができることの心地よさを話していた。監督が話す言葉はどれも明確に整理されているように感じる。

「ここまでキャンプはとても状態がよく、選手もハードなトレーニングを一生懸命こなしています。我々の計画通り進んでいます。」と笑顔を見せる監督。

選手の表情からは、トレーニングに対する集中力の高さ、そして選手同士、チーム全体の一体感が伝わってくる。「みんながそれぞれに目標を持って、同じ方向に向かっていければいいね。みんながそれぞれ仕事をしっかりして、優勝争いをしていくということが目標ですね。」と米山選手は話した。

「一体となって戦っていくこと」アルディレス監督は今シーズンのチームのキーワードをこう挙げた。「他のチームを見ると、よりメンバーをそろえてきているところもあります。しかし、我々は選手、スタッフ、フロント全員が一丸となってそれに向かって行きます。」

そしてもうひとつ。「サポーターとも一体になる。」ということを付け加えた。「ヴェルディは東京のビッククラブです。しかし、スタジアムに応援に来てくれるサポーターの数が少ない。そのためにも、見ていて楽しいサッカー、ゴールをたくさん決められるようにがんばっていきます。ですから、是非サポーターの方には見に来ていただきたい。そして、サポーターと一体となって優勝したい。」東京のビッククラブとしての魅力を感じてもらいたい、そして監督自身としてもそれを求め、作りあげようとしているのだ。

ヴェルディは19日までのグアムキャンプを終え帰国すると、3日後には韓国遠征へと出発する。3連戦での実戦トレーニングとなる。「戦術面での課題、修正点はここで明らかになるだろう」とアルディレス監督、自信あふれる表情。すべては計画通り進んでいる。

グアムの空のように時には雨、時には灼熱の太陽、シーズンが始まればいろいろある。
結果、最後にそこに選手の笑顔が輝けばいい。東京のビッククラブとして再び多くのサポーターを魅了するチームとして。


2004.2.14 Reported by 日々野真理
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