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【U23日本代表-U23韓国代表戦プレビュー】実力ある韓国U-23代表との壮行試合を生かしたいが‥。(04.02.20)

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 どんな世代の対戦であっても、日韓戦という言葉に無条件に反応する人は少なくないかもしれない。なぜならば、そこにはあらゆる種類のエピソードが凝縮されているからだ。日本は、韓国に通算対戦成績で圧倒されているが、それが意味するのは、アジアから世界へと向かう舞台において、過去、何度となく日本の前に韓国が壁として立ちはだかってきたという事実だ。その韓国と93年のドーハにしてようやく対等な立場に立てた日本代表は、以後、日韓戦を息詰まる熱戦に変えてきた。

 そんな日韓戦の歴史の中で、記憶に残る日本・大勝の試合がある。99年9月7日に韓国を国立に迎えて行われた、シドニー五輪アジア最終予選壮行試合だ。中田、中村、稲本といった現ヨーロッパ組を中心としたメンバーは、宿敵韓国を相手に4点を奪取。ロスタイムに1点を返されて完封こそ逃したが、最終予選に向けて勢いをつける試合となった。

 明日の日韓戦も、5年前と同じく五輪最終予選に向けての壮行試合として行われる。UAEでの厳しい戦いを控えた日本代表だが、このタイミングで韓国代表と試合を組めたのは、日本にとっては大きな意味があるといえるだろう。なぜならば、韓国という国は、こと日本との戦いにおいては、すさまじいパワーを発揮する国だからだ。もちろん韓国代表のキム・ホゴン監督が「お互いに無理のないように、負傷のないように、いい試合を展開したいです」と語ったのはうそではないはず。しかし試合が始まれば、負けたくないと思うのが選手心理というもの。

 そんな試合を前に闘莉王(浦和)は「普通よりも力を出していかなければ勝てない試合だと思います。(五輪代表としての)3試合の中で一番苦しい戦いになると思いますが、燃える試合になると思います」と熱戦になることを予想している。

 韓国代表はその練習時間の大半を使って、相手GKのゴールキックをきっかけにした、最終ラインからの一気のタテへの攻撃練習を繰り返していた。まだチームが合流して日が浅く、コンビネーションの確立が思うに任せないという事情がその背景にはある。ただ、だからといって単純なパターン練習が怖くないかといえばうそになる。華麗さはないが、スピードに乗った迫力ある攻撃は実現できるだろう。明日の日本代表は、韓国のタテへのスピードとそれによって生じる圧力の中で、相手の攻撃を冷静に対処し、さばく必要に駆られるだろう。もちろん、それは日本にとっては願ってもないレッスンになる。

 いずれにしても、この韓国U-23代表の強さには定評がある。何人かの主力を欠いた状態ということはあるが、アジアの枠に収まらない強さを秘めたチームだといってもいいだろう。そのような強豪と、最終予選を目前に控えたこのタイミングで試合を行えるのは日本にとってプラスだろう。とことん膿を出し切って、UAEラウンドを迎えてほしい。

 ただ、個人的にはあの99年9月の再現を期待している。



2004.2.20 Reported by 江藤高志

以上
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