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【J1-1st:第15節 名古屋 vs 神戸 レポート】「意志と意地」の戦い(04.06.27)

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6月26日(土) 2004 J1リーグ戦 1stステージ 第15節
名古屋 2 - 2 神戸 (15:02/瑞穂陸) 入場者数 9,466人
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試合開始前から、蒸し暑さで汗だくになってエールを送る、両チームのサポーター達。しかし、そんなサポーターの応援にはどちらも応えることが出来なかったこの日の対戦。

予想通り、名古屋は4バック、神戸は3バックと、どちらも2ndに向けて、出来るだけ試しておきたいという狙いからか、慣れないシステムで試合をスタート。

前半、開始早々、名古屋:中村からの右からの早い折り返しにタイミング良く飛び込んだマルケスのボレシュートで先制した名古屋が波に乗るかと思われたが、15分過ぎから流れは神戸に。決して良い動きを神戸がしていたわけではないが、ボールを持っても名古屋の選手がチェックに来ないことを良いことに、藤本が、森が、ホージェルが、1トップ気味のレアンドロンを使って、左右からボールを入れたり、播戸に裏へ抜け出させたりと、あれこれ策を使って押し上がるシーンばかりが目立つようになる。名古屋もマルケス・ウェズレイが再三ボールを持ち上がっては、味方に繋げて行こうとするが、その後のフォローが少なく、ボールを奪われてしまう。結局、前半は先制したはずの名古屋が流れを捕まえきれず、神戸が優勢で後半へと折り返す事に。

そして、後半に入ってすぐに相手選手との接触で足を痛めた、名古屋:吉村が交代してしまうと、名古屋の中盤はそれまで一層に大人しくなってしまう。前半動きの悪かった神戸:小島や、あまり相手ゴール前でボールに絡めなかった播戸等が、システムをいつもの慣れた4バックに戻したこともあって、動きが良くなり始めると、次第に名古屋のマークが甘くなり始める。そして後半28分、そのズレに付け込むように、CKのセットプレーからホージェルがフリーで押し込むと、流れは神戸に傾きはじめる。しかし、中村が鮮やかなシュートで追加点を挙げ2-1とし、追いすがる神戸を何とか振り切ろうとした矢先、それまで目立った働きを見せていなかった神戸:小島からの縦パスに抜け出した播戸がゴールを決め、またしても追いつかれてしまう。名古屋は、ネルシーニョ監督の粋な采配で、この夏限りで引退を宣言した森山を投入して、雰囲気を変えようとしたが、変わったのはピッチの上ではなく、スタンドのサポーターだけだったようだ。

名古屋には、この試合に勝ちたいという意志はあったものの、神戸の、もうどの試合にも絶対負けられないという言う意地には勝てなかったようで、同点に追いつかれてから最後までの時間のほとんどを、本来は守りが強く、カウンター狙いのチームと予想していた、神戸に自陣に押し込まれてしまうと言う展開が続いて、主審の、試合終了の笛を聞くことに。

勝ちたいという意志はあったはずの名古屋は、多くのサポーターの見守る、ホームの最終戦で、勝ち点2を取りこぼしてしまい、勝たなければならないと言う意地を見せつけた神戸は、アウェイでの勝ち点1をもぎ取った、そんな両チームの“今”を象徴するような結果となった、この日の試合と言えよう。

以上

2004.06.26 Reported by 種村勝己
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