8月14日(土) 2004 J2リーグ戦 第28節
仙台 1 - 1 水戸 (19:04/仙台/17,214人)
得点者:'17 磯山和司(水戸)、'89 セドロスキー(仙台)
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●ベルデニック監督(仙台):
「もし誰かが今日の試合について試合前に“1-1で終わるだろう”と言ったとしたら「そんなことはあり得ない」と答えていたでしょう。ただ私もサッカーに関わって30年以上経ちますが、逆に言えば今日のように、あらゆることが起こりえることもわかっています。サッカーでは負けた後、あるいは引き分けの後にがっかりするのでも、いろんなレベルのがっかりがあります。
今日の試合は非常に残念なものでしたが、山形戦よりは残念の度合いは低いです。なぜなら山形戦は、全てうまく行っていてリードも奪っていたにも関わらず勝てなかったからです。今日の試合は、チームとして突然、精神的、フィジカル的に機能しなくなってしまうという、サッカーで起こりうる特別な試合の一つだと考えます。ここ5試合、チームが本当に高いモチベーションで戦ってきた中で考えていた“選手たちの調子が落ちてくるのはいつか?”という問題が、今日発生したということです。それでも後半は若干よくなりましたが、本来のような確実なパス回し、突破といった驚きはありませんでした。その意味で今日の出来は良くなかったと思います。
全員が下がって相手にプレーをさせず、時折カウンターを仕掛けてくる。相手チームがこのように守備的にやってくるのはわかっていました。しかし私たちには二つミスがありました。一つは前方へのボールが少なすぎたこと。相手が下がろうにもボールさえ速く動かせば、相手はボールよりは速く戻ることは出来ません。ただ今日はボール回しの中でミスが多くて、簡単にボールを失ってしまいました。二つ目はサイドチェンジが遅くて、サイドのオープンスペースを使えなかったことです。そして一番の問題は、FWの動きが少なかったこと。FWがしっかり動いて、縦パスが入ったところに3人目がサポートに入り、フリーでボールをもらうといった動きが全く出来なかった。たまにFWにボールが出ても周りには誰もいなくて、ドリブルしか選択肢がなくなってしまった。
後半はシステムを、3-3-3-1に変えました。佐藤と財前をサイドに張り付かせ、1トップ(ファビオ・ヌネス)とトップ下(大柴)を配した。その後ろに三人の中盤を並べ、相手のサイドに対して2人でしっかりプレッシャーをかけるようにしました。そうすることで財前と佐藤が、もっとゴールの近くでプレーできるようにと考えたのです。実際そこからチャンスがが生まれました。45分を通じて3-3-3-1をやったのは今日が初めてですが、4-4-2でやってくる相手に対して、一つの選択肢になりえると思います。
ただ一番大事なことは選手の精神状態。今日は本来の姿ではなかったと思います。今日のプレーがよくなかったことに対して言い訳は出来ませんが、彼らがなぜそうなったかは私は理解しています。サポーターが不満を持つのも当然だと思います。今日言えるのはそれだけです」
以上
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