8月20日(金)18:00(日本時間20日24:00)キックオフ/テッサロニキ カフタジョグリオ競技場
アテネ五輪 決勝トーナメント・準々決勝 日本 vs アメリカ
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アテネの選手村からテッサロニキに場所を移動し、準々決勝に向け調整を続けるなでしこジャパン、いよいよオリンピック初の決勝トーナメント・準々決勝をむかえる。相手は優勝候補の1つでもあるアメリカだ。
アメリカとの対戦は過去に3分12敗と、いまだかつて「勝ち」がない。しかし、6月にアメリカで行った親善試合も含め最近の3試合は引き分けという戦績。オリンピックという舞台でアメリカに対して初勝利を飾ることを「楽しみ」と話す選手たち、「すごく楽しみだし早く試合がしたい」と澤選手も大舞台を楽しめる「強さ」を見せる。北朝鮮、スウェーデンを倒してここまで勝ち進んできたことの自信からだろうか…勝ったことのない相手への恐怖は彼女たちからは見られない。
女子サッカー界のスーパースター、ミア・ハム選手を擁す世界ランク2位のアメリカ。アトランタオリンピックで金メダル、シドニーオリンピックでは銀メダル、そして1999年に行われたFIFA女子W杯では優勝、女子サッカーブームに沸きWUSA(アメリカプロリーグ)が華々しく開幕した。しかし、昨年自国で行われたW杯では、怪我人が出たことや、チームとしての世代交代の過渡期にあるということなどから、結果3位とアメリカ国内の期待を裏切る結果に終わってまった。しかし今回の大会ではグループGを1位で通過、順調に勝ち進んできている。
前日練習はキックオフと同じ時間の夕方6時からスタートされおよそ一時間半行われた。この時間はまだ日も照っていて汗が流れ出るほどの暑さの中、冒頭部分のみの公開であとは非公開となった。ナイジェリア戦で負傷した宮本選手も昨日の部分合流に続き本格的に合流し、スタメンでの出場が濃厚になった。そのほか、故障を抱えた状況でオリンピックをスタートさせた山本選手と矢野選手がスタメン出場する予定、中5日の試合日程により、決勝トーナメントでは「全員がいつでも出られる状況にある」という好条件がそろった。
非公開で行われた練習でのポイントは「◎宮本と山本の左サイドのDFのコンビネーション、◎リスタート(守備、攻撃)、◎攻撃のコンビネーション」とした上田監督。明日の大一番にむけて選手たちの大きな声が外まで響き渡っている。上田監督からは「はっきり動け!」「すばやく!」などの声がとび、明日に向けて気迫のこもった練習が行われ細部に渡り確認が繰り返された。
スタメンにはGK山郷、DF川上、磯崎、下小鶴、矢野、MFに酒井、宮本、山本、トップ下には澤、ツートップには荒川と大谷が予想される。控えになる小林、丸山なども好調ぶりを「意地でも点をとる」(丸山)、「自分の調子はすごくいいからいつでも準備は出来ているから大丈夫!」(小林)と話す。全員で戦い抜く強い「なでしこジャパン」が期待できそうだ。
アメリカの特徴を「キープレーヤーを中心に速攻をしかけてくる。サイドの破り方にも注意しなければならない」とした上田監督。要注意の選手として今大会でも順調に得点を挙げている二人、ワンバット、ミア・ハム、そしてワグナー、ボランチのボクス、左サイドのリリィの名前をあげ「誰がマークするのか注意しながらやりたい」とした。そして「自分たちチームコンセプトをしっかりやっていけば、必ず相手のいいところは消せます」と自信を見せた。この監督の言葉が選手たちにもしっかりと根付いている。
左サイドのリリィとマッチアップする川上選手は「私のサイドはまた重要になってきそうですね。相手もかなり上がってくると思うので、かけひきしながらうまく対応したいですね。私があがれるタイミングをしっかり作っていきたい」と気を引き締めた。
そして誰よりもアメリカを知る澤選手は、「相手のことも良くわかってるからやりやすいっていう部分はありますね。個人的には相手の七番(ボクス)を自由にさせないように、それから決勝トーナメントまでとってあったゴールを決めます」とゴール宣言も。
「強いチームに勝たないとメダルはとれない」と、一直線に自分たちの今回の目標である「メダル」に瞳を向ける選手たち。練習後、選手たちは明るい笑顔でバスの窓から大きく手を振って練習場を後にした。8月20日夜6時(日本時間の21日0時)にカフタジョグリオスタジアム(テッサロニキ)、なでしこたちはベスト4をかけた強豪アメリカとの戦いにいどむ。
「強いチームを全員の力で倒す」…これこそが「なでしこジャパンらしさ」ではないだろうか。
以上
2004.08.19 Reported by 日々野真理
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