「自信ある。絶対にやれると思う」
日本代表、なでしこジャパンのエース、澤穂稀選手はアメリカ戦前日練習を終え、まっすぐな目をしてこう話した。
エースの予言はこれまで数々的中している。W杯のアルゼンチン戦「絵美ちゃん(山本)ゴール決めちゃいなよ」北朝鮮戦の「絶対勝てる」カナダ戦の「大谷がゴール決める気がする」スウェーデン戦の「負ける気がしない」などなど、数々強い口調で話したときの予言は見事的中、もちろんやってきたことへの自信や、状況の分析からくるものだとは思うが…この人がこうはっきり言い切るとき・・必ず何かが起こる。
そんな澤選手、今大会ではまだノーゴール。「大事なときに決める人」これは彼女を良く知る友人や母親などが揃って口にする言葉、「それを前向きに考えたいですね。ただ、調子もいいし、いい加減に決めないとね(笑)」と澤選手自身も前日練習後ゴール宣言をした。
単身アメリカに渡り、自らの力が認められ昨年までは世界のトップリーグでもあった、アメリカのプロリーグWUSA(昨年いっぱいで休止中)のアトランタビートでプレーし、世界のトッププレーヤーの仲間入りを果たす。言わずもがな、日本が誇るスーパープレーヤーであり日本のエースだ。アメリカに渡った当初は不安で泣きそうな日もあった。お母さんに電話をしたくても声を聞けば辛くなるからとあえて我慢した。それもすべては自分の夢の実現のため・・・。
「夢」の話を時々彼女とすることがある。「夢や目標は叶えるものであって、それのためにだったらなんだってやれるし、そのためだったらどんな我慢でもする」どんな角度から話しても必ず彼女の考えはここにたどり着く。この考えが彼女の原点なのだろう。アテネに向けて「オリンピックに行くためにはなんだってする」とし、出場が決まってからは「メダルを取る」と宣言した。
そして、その夢に向けてのアメリカ戦・・・前日練習終了後には「いい加減もう(アメリカに)負けるのは悔しい。絶対今のチームなら勝てる。戦えるチームであり強いチーム、このチームのムードを勝利につなげたいです。明日・・・ですね!」と笑顔を見せた。
「楽しみでしょうがない。早く試合がやりたい!!」と笑顔を見せた澤選手。この言葉は彼女の調子のバロメーターでもある。きっと次の会場があるエーゲ海最大の島クレタ島に連れていってくれることだろう。
<追記>
彼女の穂稀(ほまれ)という名前の由来は、彼女の生まれた年の米があまり豊作ではなかったことに由来している。彼女のお父さんが「米が豊作になりますように」という願いを込めて、稲穂の「穂」、そして好きだった希望の文字が入った「稀」をとつけたのが穂稀(ほまれ)となった。(ちなみにお父様は稲作の盛んな地方の生まれではなく東京の人だそう)
「だからかわからないけど私、お米が大好きなんですよね!」と澤選手。そして彼女のお母さんも「あの子はおいしい白いご飯があればそれだけでも大丈夫な子なんですよ」と笑った。そして今大会中は、スウェーデン戦の日に男子チームから届けられたお米と炊飯器でご飯をちゃんと食べられている。更に「すごいこっちの食事おいしいよね!」とヒソヒソ(笑)・・・栄養面はバッチリ!ですね、澤選手!
以上
2004.08.20 Reported by 日々野真理
J’s GOALニュース
一覧へ【アテネ五輪なでしこジャパン 現地レポート】エース澤穂稀、勝利宣言!〜夢の実現にむけて〜(04.08.20)













