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【ヤマザキナビスコカップ:決勝 F東京 vs 浦和 プレビュー】浦和、3年連続決勝進出の貫禄で連覇か?勝負のカギは先制点(04.11.02)

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11月3日(水)ヤマザキナビスコカップ 決勝 F東京 vs 浦和(14:05KICK OFF/国立)
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【緊急告知!】3日決勝当日は朝10時よりスタジアムLIVE映像を生中継予定!→リアルタイム速報-
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 「打ち合い、意地と意地のぶつかり合い。たくさん見に来てくれるんだから、楽しいサッカーやろうよ」

 ナビスコカップ決勝を控えた浦和の闘莉王は、対戦相手であるF東京の原監督に対し、攻撃的サッカーでの勝負を呼びかけた。

 3年連続となるナビスコカップ決勝で浦和が戦う相手は、首位を快走する2ndステージで、唯一土を付けられた(第6節/9月23日 0-1)F東京だ。リーグ戦における、浦和の対F東京の対戦成績は、1勝1分6敗。しかし、この不利なデータにも、指揮官は「1stステージ(第15節/6月26日 2-1)では勝っているし、過去の話はもう忘れた」そして、今季からレッズの一員となった闘莉王は「F東京とは1勝1敗。五分と五分。次で決着を付ける」と、チームに苦手意識はないようだ。

 『自分たちのサッカー』ができれば、どんな嫌なジンクスがある相手でも勝てる。今の浦和の選手からは、そのような自信が感じられる。『自分たちのサッカー』すなわち、前線から追い込み、中盤でボールを奪取し、すぐさま攻撃に転じる。そして、前線の3人で点を取る。これが共通理解として、チームに浸透している。タイトルのかかった試合でも、やることは同じ。ディフェンディングチャンピオンからは、淡々とした余裕が感じられる。

 9月23日の対戦での黒星に見られる浦和の課題は、引いて守る相手をどう崩すか。前線の3人(エメルソン、田中達、永井)が抑えられたときには、攻撃センスの光る長谷部、「引かれたら、ミドル(シュート)、一人かわしてパスというのが必要になる」と語る鈴木、両ボランチの攻め上がりが、ひとつの突破口となりそうだ。

 「浦和が先制点を取れば面白い試合になるだろうし、相手が(先制点を)取れば硬い試合になる」と鈴木が語ったように、先制点をどちらが取るかが試合の方向性を決めるだろう。F東京が先制すれば、リーグ戦同様、F東京の堅い守備にさらに錠が掛かるであろうし、浦和が先制すれば、相手も本来のスタイルである攻撃サッカーに切り替えざるを得ず、闘莉王が言う打ち合いの展開が望める。

 なお、浦和のシステムはここ2戦と同様、変則の3−4−3で、スタメンには山岸、アルパイ、闘莉王、ネネ、山田、鈴木、長谷部、三都主、永井、田中達、エメルソンが名を連ねるとみられる。

 最後に、Jでも指折りの熱いサポーターを有するチーム同士の対戦だけに、スタンドでの戦いも楽しみにしたい。昨年の決勝では、スタジアムの7割を赤、黒、白のチームカラーに染めて選手を迎えた浦和サポーター。今年もまた、中立の国立競技場をホームグラウンドに変えるべく、力強いサポートで選手を後押しするだろう。

 初タイトルか連覇か。歓喜と悲哀を分ける一発勝負は、11月3日、14時05分に国立競技場でキックオフを迎える。

以上

2004.11.02 Reported by スポマガ WORLD SOCCER

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