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【J1-2nd:第15節】市原 vs 磐田:オシム監督(市原)記者会見コメント(04.11.28)

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11月28日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第15節
市原 2 - 1 磐田 (13:02/市原/12,734人)
得点者:'40 グラウ(磐田)、'41 佐藤勇人(市原)、'50 要田勇一(市原)
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●オシム監督(市原):

「今日も大変な試合でした。磐田は今、下位に低迷していて、そういう意味ではすでに来シーズンを見据えた試合という意味で、向こうはあまりプレッシャーがなかったと思います。うちは今日の試合に勝てば2位になれるというプレッシャーの中で、最初は確実なプレーができませんでした。ただ運があった部分もありましたし、運がなかった部分もありましたけど、しっかりやって勝ったのですが、うちのほうが上だったというわけではありません。ただ、最後は勝ちました」

Q:前節の記者会見で容器に牛乳を入れる話をされましたが、1年間のシーズンを終えてみて、容器にはどれくらい牛乳を入れることができたのか教えてください。

「最初にあった牛乳よりも容器に入っている残りの牛乳のほうが少ないというのが、シーズンを通しての現状です。全体を分析した時にはそうなります。もちろん他のチームもミスは犯します。ただ、うちの場合は本当に必要な、勝つべき時に勝てない。ミスをしてしまう。そこの部分を言っているのです。うちは相手が有利だというシチュエーションの試合では逆に勝点を獲得してきましたが、逆にうちが今ここで勝たなければいけない、うちが勝つだろうという試合で勝点を失ってきました。今日は勝てば順位が上がるという試合で唯一勝てました。結果が出たと思っています。

ただ、こういうなかで選手はミスを犯してしまうのです。もちろん、うちのチームもいいものがあるのですが、やはりそういう負担になるものもあるのです。何かが欠けているということです。いろいろ欠けているものの種類はありますが・・・。ただ、この2ndステージで2位になったということは、私自身も驚いています。実際にこの順位まで来たということは、市原には何かがあるということになりますし、逆にこの順位に来たとしても、しっかり自分たちを分析すべきだと思っています」

Q:今日の試合は中盤で非常にきついマークをしていて、普段以上にきつくしたと思います。攻撃面ではつなぐことよりもロングボールを蹴ることを徹底していたと思うのですが、これは磐田という相手を研究して、そうしたのですか。

「磐田というのは皆さんも知っている通り、ボールを動かせるチームです。そういうチームとうちが対戦する中で、今回のうちのDF3人はボールがしっかりつなげない選手ですし、そしてさらにうちのFW2人もボールを扱うのがあまり得意な選手ではありません。そういう意味では市原はすでに5人、ボールの扱いが苦手な選手が試合に出ていたのです。そういうなかで磐田の選手は8人か9人はしっかりボールが動かせるわけで、それを考えると、5対8や5対9の状況になってしまいます。それでは試合にはなりません。磐田と同じようなプレーをしたら自殺行為です。

そこでうちは中盤5人はなかなか動きが鋭い選手が揃っているので、その5人にまず相手をしっかり抑えることを指示しました。実際、うちは怪我でマルキーニョスやサンドロなどを欠いているわけですが、巻も全力で戦っています。それでも巻は巻なので、うちはこのような試合のやり方を選びました」

Q:足りないものがあるし、ミスがあると先ほど言われましたが、ただそれなりにこの2年間の中で色々な進歩があったと思います。その具体的な進歩について、今までを振り返って教えていただけますか。

「私から、成長したことは言えません。そういうことを話すのは好きではないのです。ただ、私は毎日チームと接しているので、そういう部分にはあまり気づきません。もちろん選手達は成長しましたが、2年間もリーグ戦を戦っていれば、監督抜きでも何かを学ぶでしょう」

Q:足りない何かというものをこれから探していきたいと思われるかどうかを教えて下さい。来年の契約のことはまだわからないと思うのですが、監督ご本人の意欲としてそういったものがあるのでしょうか。

「その足りないものを補う前に私はもう去ったほうがいいと思います」

Q:市原の社長は続けてほしいと言われていますが。

「まあ、社長は社長です。皆それぞれの考えがあります。ただ、社長は社長が言ったことに責任があるでしょうけれど。私は選手が一番大事だと思っています。その周りにいる人間、スタッフは色々と役割があると思いますけれど、その人たちは選手が最大の力を発揮できるようにサポートする役目だと思っています。選手ではない人間が選手よりも前に出ることは良くないと思っています。選手をサポートすることで、そのチームが成長することは素晴らしいことです」

Q:試合後のセレモニーで、社長から引き続き来年も指揮してほしいという話をしていた時、スタンドから「オシム」コールがあって、市原のファンは圧倒的に監督の続投を望んでいるようですが、そのことについてはいかがですか。

「(大きく息を吐いてから)ただ、市原は勝ったり負けたりしてきたチームですよね。それは皆さんも知っていますし、記者の皆さんはそう記事を書いてきたわけですから、それならば監督を代えたほうがいいのではないですか? やはり、うまくいっている時はいいですけれど、これからうまくいくかどうかもまだわかりませんし、うまくいかなくなった時には別に社長のせいではないですし、マッサーのせいでもないでしょう。それだったら、やはり監督が代わることに結局はなると思います」

Q:昨年も辞めるようなお話をされていて、結局、市原に残って指揮をとられました。来シーズンも指揮をとるというように気持ちが変わるには、どういう条件があればと考えられていますか。

「まず、私は正直、かなり歳をとっています。私がもう少し若ければ、確実にここに残っていました。ただもう私の余命が少ない中で、これからどうするかということは、ものすごく大事な問題です。実際にやってきたこのチームの仕事に関しては、すごく満足しています。周りの環境や今までの仕事です。ただ、これから続けていくにあたって、実際に今までのチームを分析した時、このチームで60試合を2年間でやって、負けたのは12試合程度です。しかも、連敗はしてないはずですし、このスタジアム(市原臨海競技場)では1敗しかしていないはずです。そういう良い部分もありますが、また逆の方向も見なければなりません。やはり、常に上にいけるわけではないという部分で、もし続けたとしても半年後にうまくいかなくなる可能性もあります。やはり私の余命を考えると心臓にとってもきついことですし、どうするかということはものすごく真剣に考える部分なのです。あとは若い人間で、平均年齢を下げてもいいのではないですか。そういう意味ではやはり目先のことだけではなくて、もう少し先のことも真剣に考えるべきだと思っています」

Q:公式戦は今日で最後なのですが、来週も練習試合があるなど練習が続くようですが、オシム監督はまだこのチームでやりたいという情熱の表れではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

「私の契約はまだ何日か残っているので、そこまではしっかりやりますよ」

Q:しつこいようですが、もう来年はやらないという結論を出されているのですか。

「私もまだ決めていません。私がもしも言うとしたら、最初に奥さんに言いますけど、奥さんにもまだ言っていません。これを決めるというのは簡単なことではありません。誰かにとっては簡単かもしれません。今までうまくいってきたことや、このチームの環境から考えたら、もちろんやりやすくていいことです。ただもっと若い人間をしっかり見なければいけないのは、これが続くかどうか、そしてさらに先はどうなるかということも考えないとダメだと思っています。私が人生で学んだことは、いい時にやめるということです」
Q:しつこいのですが、昨年と同じように母国に帰ってゆっくり考えるということですか。

「まあ、昨年はシーズン後に帰ってから考えたのですが、間違った考えだったと思っています。(最後に)今、冗談を言いましたが、サッカーは真剣なスポーツですから、真剣に考えます。一番厳しい時ほど逆に笑うべきだとも思っています。冗談ばかりではないですからね、今言ったのは」

以上
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