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【第83回全国高校サッカー選手権大会】ベスト4進出高校紹介〜市立船橋高校(千葉)編(05.01.07)

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市立船橋高校編

《残りは2つ》
星稜高校
[ 2回戦 ] 市立船橋 1(5 PK 4)1 東福岡(福岡) 試合レポート
得点者:壽(5分:市船)、伊藤(23分:東福岡)
[ 3回戦 ] 市立船橋 1 − 0 青森山田(青森) 試合レポート
得点者:中村(35分)
[ 準々決勝 ] 市立船橋 3 − 0 鵬翔(宮崎) 試合レポート
得点者:鈴木(24分)、オウンゴール(62分)、壽(78分)
2年ぶりに市立船橋(千葉)が国立に帰ってきた。昨年はベスト8でまさかの敗戦。悔し涙を乗り越えてたどり着いた国立で、伝統の堅守が見られるのか。市立船橋も苦しんでベスト4に進出したチームである。苦戦は県予選の準決勝から始まった。得点が奪えず2戦連続のPKで掴んだ全国への切符。無情にも選手権の初戦で、三度PK戦となる。

2回戦屈指の好カードとなった東福岡(福岡)とのゲームは、決勝戦としてもおかしくない一進一退の攻防戦。前半5分に壽透がミドルシュートで先制するが、その1点を守りきれず1-1でPK戦へ。昨年も国立目前でPKで破れた市立船橋にとって選手権でのPKは相性が悪かった。しかし、互いに1人が外して、向かえた東福岡の6人目をGK中林洋次が見事にストップ。最大の山といわれた初戦の制し市立船橋が波に乗った。

3回戦はテクニシャンが前線に揃う青森山田(青森)が相手。サイドの薬袋克己(3年)や中村勇紀(3年)がスピードと突破力を生かし前線に持ち込むが、得点を奪えずまたもPKかと思われた後半35分に、十八番ともいえるCKから中村がドンピシャのヘディングを決めて1-0と辛勝。久しぶりの勝利にスタンドもチームにも笑顔が広がる。

そして迎えた鵬翔(宮崎)戦。今まで眠っていた攻撃力が爆発した。中盤での奪い合いが続くゲームに、バランスを崩した鵬翔のスキを逃さずに鈴木智博(3年)が先制点を挙げると、1点を守りきれる強さを発揮。後半に壽のゴールなど2得点を奪い3-0と快勝した。この試合で見せた先制後の市立船橋は、前線に高さのある榎本健太郎(3年)を残して、残りのメンバーが自陣に戻り、中盤から激しいプレスと徹底したエース封じで攻撃力に定評のあった鵬翔を無失点に押さえ込んだ。「無失点はいい自信になった」と守備の要、渡邊広大(3年)は口にする。堅守からカウンター攻撃で得点を奪う市立船橋の伝統が、国立で炸裂するか。自信を深めた市立船橋が、奪われた王座奪還までいよいよ『残り2つ』となった。
《注目選手紹介》
■榎本健太郎(3年:FW)
これまで沈黙しているエース榎本に期待したい。各チームの厳しいマークの中でも190センチの長身を生かしたぶれないポストプレーは、随所でチャンスの起点となった。榎本が引いて体を張ってくれるからこそ、森野徹(2年)や壽がフリーとなり、得点につながっていくのだ。次こそはチームを決勝へ導くゴールを奪いたいところだろう。準決勝でカギを握りそうな得意のセットプレーは、市立船橋にとって、榎本にとって最大の見せ場となる。もう一人、注目したいのが2年生ながらスピードに乗ったドリブル突破で、チームを活気付かせる森野。2人3人なら積極的に仕掛け、かわしていく姿は市立船橋では珍しいタイプかもしれない。小柄だが、右サイドを沸かす森野が、突破口を見出せれば市立船橋の優位な展開になることだろう。
榎本健太郎(市立船橋)
以上
2005.1.7 Reported by 青柳舞子
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