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【第83回全国高校サッカー選手権大会 準決勝:星稜 vs 市立船橋】試合後の河崎護監督(星稜)記者会見コメント(05.01.08)

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2005年1月8日(土)国立霞ヶ丘競技場
14:10 Kick Off
第二試合:星稜(石川)2 (4 PK 5)2 市立船橋(千葉)
得点者:3分田宮(星稜)、29分小山(市船)、69分白山(市船)、大畑(79分)
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○河崎護監督(星稜):

「みなさん今日はどうもありがとうございました。子供たちは思った以上に力を出したかなと、思っています。精一杯やった結果で、最後勝てませんでした。それは残念でしたが本当に悔いを残さない、いい試合を最後にしてくれたと思います。非常に満足しています」

Q:一点目は田宮くんでした。この1年で一番成長した選手という話だったんですが、彼については?

「そう言ってしまったので、訂正はしにくかったんでそのままにしておきましたが、田宮くんはこういう大きな舞台でよく点を取る選手に成長してくれたと思います。ひたむきさがあるので、ディフェンスも頑張ります。チャンスと思えばゴール前にも行きますので、非常に、ああいう早い時間帯で点が入るとは思ってもいませんでしたから、びっくりして、彼の成長を非常に嬉しく思います」

Q:初めての国立での試合というのは率直にどういうものでしたか?

「朝、今日は土曜日だと知らずに早く宿舎を出まして、ついたときはまだ3時間以上ありました。やっぱり田舎ものは困るなと。渋滞もなくスッときてしまいましたから。国立に入ったときは、2試合目だったのでピッチサイドに子供達と行きました。この雰囲気に飲まれているのかなと思ったんですが、子供たちはすごく落ちついていました。開会式でも経験しましたのでここにまた戻ってこれた。期待されていましたので安堵の表情だったのかなと思いました。私自身も2年前にここで全日本ユースをさせてもらったりして、私も国立という事に対して特別な意識はなかったです。ゲームが始まって、大観衆にざわめきを与えたプレーが出た時なんかは子供達も生き生きしていたように見えました。点も入りましたので、あまり上がっていないな。思ったプレーができているという気がしました。今日は非常に気持ちよくプレー出来ていたんじゃないかと思います」

Q:この準決勝というのはサッカー部にとってどんな意味を持つと思いますか?

 「難しい質問ですね。私は20年目なんですが、入学して9ヶ月くらいの子がこの舞台を踏んだり、キャプテンの本田くんなんかもベスト4に入ってここがスタートなんだと。最低目標なんだという強気の発言を新聞などでみて逆に私の方がおどおどしているなと。ですからこのベスト4というのは、うちにとっては一つクリアー出来たので、今日勝てませんでしたから、何か足りなかったということでスタートにしたいです。ここでプレーできたことの全てが財産になったと思います。ビッグネームの中で、フレッシュな星稜という名前が、ゲーム内容もぼくは負けてなかったと思います。最後、PKで負けましたが、ロスタイムで決めたのがうちのやってきた事の証しだったのかなと。胸を張っていたいと思います。あれができた事がぼくは嬉しかったですね。たまたまかもしれませんが、諦めないでやってくれた。すごく感動をもらいましたし、みなさんにも与える事ができたのかなと思っています」

Q:劇的な同点ゴールでPK戦にもつれ込んだんですが、勢いをつなげられなかった事については?

「去年も三回戦でPKで負けて帰りましたけど、石渡先生もPKの大切さをわかっていてトレーニングしていたと思うんですが、今年はPKになったら勝ったと思えと、いつも子どもたちに指導してきました。それくらい時間をかけてトレーニングしてきたつもりだったんですが、やはりまだ甘かったなと思うのは橋本くんがはずしたキックは今まで見た事のないものだったので。僕はいつもトレーニングではPKは相手のキーパーに読まれていると思って蹴りなさいと。ですから練習の中でGKに蹴る方向を言って蹴らせているんです。ところがそこまでやっているんですが、今日はちょっと小細工したり、ボールが浮いていたんですよね。バーに当たったり。最後に三木が蹴ったときもはるか上に行きました。その前に(本田)圭佑に浮かすなと指示を出したんですが、十分に伝わらなくて。PKで負けた事が私にとってはもう一度徹底しないといけない事だなと、反省しています」

Q:市船の感想は?

「準々決勝の前橋商業の時に出足の良さ、そして中盤でのセカンドボールを拾われて、関東のチームだなと思ったんですが、市船もそれに輪をかけて強いし早いし、という事を聞いていましたが、向こうも多少疲れがあったのかもしれませんが最初の早い時間帯での失点がすこしリズムを変えたのかなと。やっているうちにボールもまわりだし、チャンスを作れるようになったんですが、一番注意をしていた攻めてるときの守備の意識という事を話していたんですが、徐々にやれると思い出したところから逆にうちが墓穴をほってしまったのかなと。逆転ゴールはまさにそういう形だったのかなと思います。あれはうちはやってはいけないプレーだったんですが、一年生の子がパスミスした事は責められませんが、後ろもいただけなかった。ただ、80分を通してうちらしいプレーをやれたと思います」

以上
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