1月23日(日) 20:30kick off アル・アラビスタジアム/ドーハ
QATAR INTERNATIONAL YOUTH U-21 FRIENDLY TOURNAMENT
・準決勝 第2試合
日本代表 2-0(0-0,0-0,1-0,1-0) ノルウェー代表
得点者(日本のみ):延長前半4分 本田圭佑(星稜高)、延長後半8分 本田圭佑(星稜高)
・準決勝 第1試合
韓国代表 2-1 アルジェリア代表
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前後半の90分が終わり、両チーム無得点。このとき、いくら延長の前後半30分をフルに戦う(ゴールデンゴール方式ではない)とはいえ、2―0の勝利を予感できた者はいただろうか。
「戦い方がはまった、うまくいきすぎ」(大熊監督)な、してやったりの展開で終わってみれば本田の2発で快勝。チームは韓国と対戦する決勝戦へ駒を進めた。
翌日の日本代表チームは、決勝進出によって気が楽になったのか、残り1試合になった開放感からなのか、珍しく明るい表情を見せた。出場時間の比較的短かった選手、出番のなかった選手(辻尾、丹羽、家長、豊田、水野、兵藤、増田の7選手)のみがボールを使ったトレーニングに臨み、それ以外のメンバーは軽くクールダウン程度のメニューで練習を終えた(中山は左足首打撲のため別メニュー)。
そのため、早い時間にメニューが終了。3対3での速攻の練習など、ハードなメニューをこなす7人にヤジが飛ぶ。「走れ!」とか「頑張れ!」とかと、ボールを奪った瞬間に攻撃に転ずるそれはそれはきつそうな速攻の練習こなす仲間に指揮官張りの檄を、しかし笑いながら、飛ばす。
「楽しくやらな、しんどいっす」関西弁でそう言ったのは家長。「今日はとても楽しそうで…」と話しかけると「もうすぐ帰れるからかな〜」とおどけながら、滝のような汗を拭い、ここにきていちばんの笑顔で取材に応じた。
とはいえ、前日、チームが演じた試合は120分フルで、なかなかにタフなもの。
日本代表はいつもの3―5―2システムを捨て、相手を考えた4―4―2システムで試合に臨む。DFラインに右から中村、柳楽、この日キャプテンマークの小林、水本。ダブルボランチに吉弘、本田。アウトサイドに水野、苔口。そして2トップにカレン、初先発の前田の布陣。前半はひたすら守備に徹して、相手の疲れを待つ、あわよくば2トップにボールを入れ速攻を狙うという戦い。
相手は思い通りボールを持つと日本の右サイドをめがけボールを放り込む。しかし、そこは向こうの計算違い。3バックで柳楽の裏が空くという読みははずれ、そのスペースはがっちりと中村が埋める。思惑は外れ、「なんで3バックから4バックに変更したのか?」と試合後に宿舎でノルウェー選手が大熊監督に直接聞いたというほど。
ノルウェーのサイド攻撃は日本の両サイドを走らせることには成功するも、決定機を作るには至らない。しかし、決定機が作れないのは日本も同様で「あの守備の時間にカウンターが狙えれば…」と試合後に大熊監督が漏らした通り、ひたすら守備に追われる。
後半7分、それまで守備に貢献した水野を下げ、兵藤を入れる。このあたりから彼を起点に攻撃のリズムが出来はじめる。また、前半から守備にも健闘をみせたこの日初先発の前田が果敢に勝負。これまでの日本にない独特のリズムで好機を演出し、得点への期待を抱かせた。広島ユースでは考えられないほどの守備、運動量に「よく走りました」と自分でも振り返った。
試合は延長戦に入ってから決まる。延長前半4分。左サイドを兵藤、家長がつないだが、センタリングを相手ディフェンダーがクリア。「相手はボールに触るのに必死でしたから」と本田。ゴール前に詰め、豪快に蹴り込んだ。
もはやノルウェーに残る力はなく、そこまで相手を追い込み、疲れさせた作戦勝ち。延長後半8分にも、ペナルティアーク付近でドリブルで上がった本田が倒され、FKを得るとこれを自ら決めて追加点。「試合に勝っていたので、当たり当っちゃ当たり前です」。冷静に振り返る落ち着きがにくい。
無事に決勝に駒を進め、アジア以外との経験も積むことができ、試合数もこなすことによって選手も試すことが出来た。もちろん結果だけを求める大会ではないのは重々承知だが、ここまで来たらこの世代まだ勝利のない相手、韓国に勝って気分良く帰国と行きたい。
2005.1.24 Reported by 了戒美子
以上
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□今後のスケジュール
1月26日(水) (アル・アラビスタジアム/ドーハ)
17:30kick off 3位決定戦 アルジェリア代表 vs ノルウェー代表
19:45kick off 決勝 韓国代表 vs 日本代表
※日時はすべて現地時間
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