5月4日（水） 2005 J1リーグ戦 第10節
Ｆ東京 0 - 2 鹿島　（16:03／味スタ／40,300人）
得点者：'17 本山雅志（鹿島）、'41 本山雅志（鹿島）
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●トニーニョセレーゾ監督（鹿島）：

「本当にすばらしい前半だったのではないかなと思います。まぁＦ東京がホームでやっている以上やっぱり積極的にくるということは予想していましたし、またなおかつビハインドであるということで、後半積極的にくるということも予想していました。もう一つ２−０というスコアというはとても危険だということを選手には強調しました。

そして当然ながらＦ東京の監督は点を取りたいわけですから、前の選手を交代してくることが多いと思いまして、逆に僕は２−０というスコアで、状況を見ながらどこのタイミングで守備を押さえるのかというこが一つの（勝負の）分かれ目だったのかなと思います。

多少ダニーロが入ったときに多少心配しましたが、やっぱり彼の特徴というのは、ＤＦラインとボランチのラインのギャップでプレーすることが多いので、そこをぜったいにつかむということを「約束事」というように徹底しました。ペナルティ‐エリア内に入ってこれば、いくら技術が高い選手であってもＤＦをしっかりついていれば問題ないかなと思いました。

途中からリスクを負って後ろのほうのほう３枚同数で置いておいて、サイドバックの宮沢と加地が、サイドバックというよりウィングバックという状態でかなり攻撃的にやっていて、ひとつは本田選手がダニーロが入った時点でそこを押さえるためにしっかり出来たと、当然ながら本田選手もマンマークでつくのではなくてボールの位置によって本田選手がつくなり、青木選手がつくなりという約束事を徹底させたという部分が、中央の攻撃のブ分を押さえることが出来たと思いますし、またウィングではないけれど、宮沢あるいは加地が攻撃的にやっていた部分をサイドの選手を押さえると言う形で構成をしていってそこがうまくいったのではないかなと思います。
幸いなことにＦ東京がロングボールを多用したことでＤＦにとっては対応しやすかったのではないかなと思います。

前半やはり注意しなければいけなかったのはＦ東京の石川選手だったし、逆にうちの石川選手がそこは彼をちゃんと押さえきったのではないかなと思います。後半になって途中交代していく中で、左に流れて、うちのアリ選手のほうのサイドを突いていった時に多少いろんな形で崩された場面はありましたが、それは一つにはアリ選手が石川選手をわかっていない、というか知らないというところがあって、どういう風に対応したらいいかという部分でとまどいがあったので、交代をして良く知っている選手を入れて、よく押さえることが出来たかなと思います。

やはり前節で失った勝ち点を取りにいくということを意識していましたし、それはこの試合で出ていたのではないかなと思います。セットプレーも押さえることもできましたし、こぼれ球に対する対応もちゃんとできたと思いますし、選手一人一人が約束事を徹底してやれたと思います。」

以上