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【J1:第11節 F東京 vs 大宮 レポート】大宮がロスタイムでの同点ゴール!F東京は連敗を脱するも、目の前の勝利を逃す。(05.05.08)

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5月8日(日) 2005 J1リーグ戦 第11節
F東京 3 - 3 大宮 (15:04/味スタ/22,175人)
得点者:'12 トゥット(大宮)、'28 石川直宏(F東京)、'44 近藤祐介(F東京)、'76 ルーカス(F東京)、'77 トニーニョ(大宮)、'89 森田浩史(大宮)
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 最後の笛を聞くまで、勝負というのはわからないものだ。
 後半のロスタイムは3分。誰もがF東京の連敗ストップを疑わなかっただろう。その2分が経過したところだった。F東京・今野のクリアボールが大宮・トニーニョの顔面にヒットし、そのはね返ったボールがトゥット、そして森田へ。森田が放った左足のループシュートは、F東京のGK土肥の背後へ向かってきれいな弧を描いた。
 
 まるで優勝したかのような騒ぎの大宮ベンチとは対照的に、その場でうずくまってしまったF東京の選手たち…。結果は3対3。しかし、大宮が勝者でF東京は敗者だった。試合後、出場した選手だけでなく、全選手がグランドを回ってサポーターに挨拶したが、彼らの多くの目線は定まっていなかった。まだケガが完治しない三浦が目を潤ませていたのは印象的だった。
 F東京としては、勝たなければいけない試合だった。

 前半は、F東京の一方的な展開だった。12分、大宮にとって前半唯一のシュートとなるPKをトゥットに決められて先制を許すも、28分、今野のパスを石川が右足のアウトサイドでダイレクトシュートを放って同点。44分には、左サイドから近藤祐が鋭い切り返しからDFを置き去りにし、右足のインステップでシュート。ファーのサイドネットに突き刺さり、逆転に成功した。
 後半、大宮は温存していた藤本を投入して中盤を活性化しようとした。さらに56分、J初出場となる橋本を入れて、大幅なポジションチェンジを行い、刺激を加えた。だが、F東京の優勢は続く。そして76分、今度はF東京がPKを奪い、これをその3分前に投入されたルーカスが決めて、3対1と突き放した。今のF東京の悪い流れは、名古屋戦でルーカスがPKを外してからのもの。このPKを決めたことで、F東京のサポーターならば誰もが勝利を確信したはずだ。
 
 だがその1分後、大宮・藤本が蹴った左CKは、ニアのトニーニョへ。これをトニーニョがバッグヘッドで得点する。3対2。ここで勝負がわからなくなった。85分、右から久永のクロスにゴール前でトゥットがフリーでヘディングシュート。これはゴール上に外れていく。ロスタイムに入ってすぐのF東京のカウンターは、石川がドリブル突破から右足のシュートを放つが、大宮GK荒谷が好セープで難を逃れる。そして、森田の劇的な同点ゴールへと続いた。
 
 試合後、F東京・原監督が「あの何秒というところが、自信のなさなのか」と語っていた。3失点目の場面は、ちょうど石川が足が負傷し、迫井を投入しようとした矢先でもあった。運がなかったのか。いや、というよりも、まだ試練が残っているというところではないか。ただ、戦う姿勢は伝わってきた。ひとまず連敗は止まっただけに、さらなる切り替えをしてもらいたい。
 一方の大宮は、前半は様子を見ていたのだろうと思っていたが、三浦監督の本意ではなかったようだ。3対1からエンジンがかかったような状態ではあったが、最後まで諦めない粘り強さが勝ち点1を奪ったと言っていいだろう。森田のゴールも素晴らしかったが、2点目のCKも絶賛すべきで、ここまでの好調が自信につながっている。
 
 結果的にドローとなったが、今後、この対戦が名勝負となっていくだろうという期待を抱かせるに値する試合内容だった。


以上

2005.05.08 Reported by 荒川裕治
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