今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第11節 甲府 vs 草津 レポート】第2クールの快進撃を予感させる甲府の攻撃力(05.05.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月7日(土) 2005 J2リーグ戦 第11節
甲府 4 - 1 草津 (14:01/松本/9,701人)
得点者:'23 長谷川太郎(甲府)、'27 バレー(甲府)、'49 バレー(甲府)、'66 長谷川太郎(甲府)、'89 山崎渡(草津)
----------

石和温泉と草津温泉をホームタウンに抱える甲府と草津。温泉マッチと名付けられた第1クール最後の一戦は、長野県松本市の松本平広域公園総合球技場で行われた。松本空港の滑走路脇にあるこのスタジアムは、松本駅からのアクセスに時間がかかるものの非常に美しいスタジアムである。

両チームともに、立ち上がりはボールを回す意図が感じられ、ある程度実践できていた。特に草津が個人とチームとして成長していると感じられた。しかし、新加入の樹森を中心に小久保、佐藤、吉本はボールを繋ぐものの、シュートレンジまでは入ることができない。この点が前半のシュート数3という数字に表れている。

2連勝と流れのいい甲府は、23分に長谷川が青葉からのセンタリングを頭で決めて先制。27分にはFWの佐藤がディフェンスラインまで下がって甲府のボールを奪うが、出し所が見つからず、バックパスをする。しかし、そのボールはバレーが狙っており、甲府に2点目を献上してしまう。ボールを失った瞬間、すぐにディフェンスに入った甲府の切り替えの早さが生んだ得点だ。ただ、草津も開幕当初から見れば、『選手の判断力を育てる』という手塚監督の意図は部分的に感じることができる。スペースを空けて、そのスペースを他の選手が使うといった事柄だ。草津のスタートはサッカーの基本を選手に植え付けること。ただ、部分的にしか発揮できないところが最下位の理由だろう。

前半を2−0で終えた甲府。ハーフタイムに「2−0は一番キケンな得点差」と言う大木監督の姿は予想できた。しかし、後半開始4分(49分)に甲府が得点を挙げることは予想できなかった。バレーと石原のコンビネーションで挙げた得点だった。開始10分以内に追加点を挙げたことで、完全に甲府のプラン通りのゲーム展開となった。しかし、プラン通りになったことで安心したのか、3−0になってからの甲府はディフェンスラインの運動量は減り、オフェンシブな選手の連携にも陰りが見られた。ただ、このような状況でも、小倉から先発FWの地位を奪い取った長谷川は乗っていた。後半21分(66分)に石原からのボールを受けて、草津ディフェンスを交わしてシュート。自信に満ち溢れているFWのゴールだった。試合のたびに、安間コーチとビデオを見ながらプレーを修正してきた長谷川。その成果は第2クールには更に発揮されることが期待できる。

草津は4失点だったが、ただ打たれたわけではない。何度か決定的なチャンスは作り出した。そして、89分には右サイドをドリブルで駆け上がった樹森が上げたボールを、途中出場の山崎が頭で合わせて一矢を報いた。

四分の一が終わったJ2リーグ。草津はもう少し時間をかけて選手の成長を待たなければならないだろう。だが、選手の判断力を育てようとする手塚監督の意図は徐々に浸透していると言っていいだろう。一方、甲府は、第2クールに上位進出だけでなく、京都を追い込む存在になる可能性が高い。手数の多い攻撃力は一定の評価を受けているが、それに隙のない守備力を身につけることが条件になるだろう。

以上

2005.05.09 Reported by 松尾潤
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着