5月8日(日) 2005 J1リーグ戦 第11節
神戸 0 - 0 磐田 (16:05/神戸ウイ/20,282人)
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ゴールデンウィーク最後の日曜日に行なわれた神戸対磐田の一戦は、ホームの神戸が後半になって猛攻を仕掛けるも、試合終了間際の和多田のボレーシュートがクロスバーに当たるなど、あと一歩のところでゴールを決められず、結局0対0の引き分けに終わった。
これで神戸は順位こそ最下位(勝ち点6)のままだが、リーグ戦の連敗を6でストップさせ、レオン監督3戦目の采配で初の勝ち点を獲得。次節に期待を持たせる内容を残した。
一方の磐田は、過密日程による疲労からか動きに精彩を欠き、リーグ戦13勝3分けと相性のいい神戸が相手にもかかわらず、連勝を3に伸ばすことができなかった。
「ファミリーJoinデイズ」、オフィシャルスポンサーの「Kawasakiデー」と銘打たれたこの試合、スタジアムには親子連れを中心に、開門3時間前からすでに長蛇の列ができるほど大勢のサポーターが集まった。相手が日本代表選手を数多く揃える磐田ということもあったが、最下位と低迷する神戸を応援しようと集まった観客の数は、20,282人。アウェイゴール裏とバックスタンドの一部を除き、クリムゾンレッドカラーの神戸サポーターでスタンドは埋まった。
その大声援に応えたい神戸は、三浦知、播戸の2トップを中心に前節の浦和戦と同じスターティングメンバーを揃え、ホルヴィは体調不良のため今回も欠場。対する磐田は前節から村井がケガのため、福西、カレン・ロバートは体調不良のため外れ、加えて茶野も疲労によりベンチスタート。2トップには3試合連続ゴール中の前田と、2試合ぶりの先発となる中山が入り、トップ下には藤田、ボランチには名波と菊地、3バックに金珍圭、田中、服部が並んだ。
前半の主導権を握ったのは磐田。ここのところ活きのいいプレーが目立つ右サイドの太田が得意のスピードを生かしてチャンスメイクし、好調の前田もゴール前で積極的なプレーを見せるが得点には至らず。その前田からラストパスを受けた中山が放った左足でのシュートは神戸GK掛川の好セーブに阻まれ、先制のチャンスを逃した。
後半に入ると、前半を失点ゼロで凌いだ神戸が押し気味の展開に。前半途中でもホージェルに決定機が生まれるなど、ゴールチャンスを作っていた神戸。後半開始から前節同様に三浦知に代えて和多田を投入すると、その和多田を基点に、疲れの見える磐田に対して猛攻を仕掛ける。トップ下では三浦淳が動き回ってチャンスを広げ、ボランチの佐伯もミドルシュートで相手ゴールを再三脅かすなど、試合を優勢に進める神戸。
59分には播戸に代えて薮田をFWで起用し、ますますその攻勢を強めたが、後半だけで放った15本のシュートも得点には実らず。三浦淳のセットプレーや和多田のロングスローも不発で、終了間際に途中出場の丹羽の左クロスを受けた和多田が豪快な左足でのボレーシュートを炸裂させるも、クロスバーを直撃。この試合いちばんの大歓声が巻き起こったが、一瞬にしてため息に包まれた。試合はこのまま両チームともスコアレスで終了。勝ち点1を分け合う形となった。
ただ、試合後の両チームの表情は対照的で、特に神戸サイドはここ2試合内容がよくなっているだけに、チーム全体に活気が戻ってきた。レオン監督は「ウチは一日一日よくなっている。だんだん勝利に近づいている」と手応えを感じているようで、選手からも「失点ゼロにすることができたのはよかった」(三浦知)、「今の気持ちを持続して勝利を手に入れたい」(室井)など前向きなコメントが数多く飛び出してきた。
それでも、神戸はまだ最下位と低迷している。残り23試合あるとはいえ、勝ち点はまだたったの6。18チーム中唯一の一桁台の数字だ。タイトで労を惜しまないディフェンス、ボランチの豊富な運動量、両サイドの効果的な押し上げ、そしてチーム全体のゴールへ向かう姿勢は随所に見られるようになった神戸だが、得点を取らなければ勝てない。勝ち点は伸ばせない。
「勝たないと意味がない。チャンスが何度かあったのを決めておかないと」という和多田のコメントが、次につなげられるかにより、この2試合の成果が現実のものとなる。神戸の次の相手は現在2位の名古屋(5/14・豊田ス)。アウェイで強豪相手とはいえ、リーグ戦中断前の次節も大事な試合になることには変わりない。
以上
2005.05.09 Reported by 前田敏勝
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