今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第12節 横浜FM vs 浦和 レポート】『雨とミドルと勝負強さ』中断前の注目対決は浦和に軍配(05.05.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月15日(日) 2005 J1リーグ戦 第12節
横浜FM 0 - 1 浦和 (14:03/日産ス/53,097人)
得点者:'76 永井雄一郎(浦和)
----------
 公式記録の天候、晴のち曇のち雨。実は、その前後にまだある。前座試合、両クラブの下部組織の対決(横浜FMジュニアユース新子安が1-0と勝利)では曇のち雨。試合終了後に空が青くなっている。16時過ぎ、トップの試合後、選手が両ゴール裏であいさつする時には雨は小降りになっており、やがて完全に上がってからりとした空気になる。
 
 試合の方は、この天気ほどではないにしろ、互いに積極的なオフェンスを応酬、流れが行き交う展開となった。
 
 13連戦の肉体的疲労、ACL敗退の精神的なショック。横浜FMは前節の広島戦同様にディフェンスに重きを置いてしたたかに勝ち点3を狙うかと思われたが、堂々と攻めて、冷静に守った(とくに松田のクールさは出色。リードされても熱くならず、終始、適正なポジションニングを続けた)。
 
 前半、チャンスの量では浦和、質では横浜FM。とくに惜しかったのが22分と24分のバーを叩いたシュート。22分は左サイドからの攻撃。河合との連携で抜け出したドゥトラが短くドリブルし早めにクロス。これを大島がマークを受けながら左足を伸ばして先にミート。ライナーがバーを直撃した。その2分後も左から。今度は山瀬功が、ボディバランスを利かしたドリブルで抜き去り深いところから鋭角に折り返す。ゴール前で安貞桓が走ってきた那須へ。那須はGKの位置を見てスピードを抑えて軌道をしっかりイメージしたミドルシュート。ボールはこれもバーに阻まれた。
 
 後半は逆に、チャンスの量では横浜FM、質では浦和。55分過ぎまでは、まず横浜FM。48分に安貞桓からの右への展開。さらにコーナーキック、フリーキックで連続攻撃。右CKを正面の中澤がヘッドで狙ったがボールはバーを越えてネット上に掛かった。
 
 そして、このアタックをしのいだ浦和の時間が始まる。59分にはカウンターから長谷部が右足シュート。61分にはペナルティエリア内でエメルソンが巧みにキープしCKを獲得する。そして67分には田中達也から永井にチェンジ。70分あたりから雨がしだいに大粒になると、さらにオフェンスにリズムが出てくる。73分には左から崩してエメルソンへ。エメルソンの至近距離からのシュートは榎本哲に好セーブされた。その3分後、濡れていることがはっきりわかるピッチ状況を浦和のオフェンスがうまく利用する。鈴木が遠目からミドル。低い弾道が無回転で芝の表面を加速。GKがキャッチするのは難しく、たまらず弾いたセカンドボール、これを永井がヘッドで流し込んだ。
 
 安貞桓、坂田、久保の強力スリートップで何とか同点を狙う横浜FMだが、浦和のゴール前の壁は厚い。ロスタイムでの安貞桓の強烈なシュートも都築がよく反応、リードを守り切った。
 
 シュート数も同じ9本、チャンスの質でも拮抗(横浜FMの方が上回ったかもしれない)。なのに勝ち点は3と0。
 
 雨中のミドルシュートは天恵ではなく、狙って打ったもの。そして鈴木啓太という使い手がいた。さらに、フィニッシュの直前にはペナルティエリアへ深く侵入、ラインを微妙に下げさせてもいる。「バーに当たったときは、負ける」サッカーにはよくあるジンクス。だが、説明はやはり『勝負強さ』の方がわかりやすい。
 
以上

2005.05.15 Reported by 池田博人(インサイド)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着