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【ヤマザキナビスコカップ:第4節 浦和 vs 神戸 レポート】見せつけた、浦和の…そしてエメルソンの底力。ロスタイムの決勝弾で浦和が4連勝(05.05.29)

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5月28日(土) 2005 ヤマザキナビスコカップ 第4節
浦和 1 - 0 神戸 (16:04/駒場/16,735人)
得点者:'89 エメルソン(浦和)
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ヤマザキナビスコカップ第4節。駒場で行われた、今シーズン3回目となる浦和と神戸の対戦は、後半ロスタイムに決着がついた。

これまでAグループで3勝をあげ、4年連続ファイナルへ向け着々と勝ち点を伸ばしている浦和。対する神戸はナビスコカップで未だ白星がなく、厳しい戦いを強いられている。が、予選リーグ突破に向け、この試合を取りこぼすわけにはいかない。
神戸は試合立ち上がりから、前線から積極的にプレッシャーを掛ける。カウンターを狙ってボールを奪って前に運ぶも、浦和DF陣のボールに対しての反応の素早さに、ペナルティエリア内にボールを入れることすらなかなか許してもらえない。逆に浦和は試合を優位に進めながらも、なかなかシュートを決めることが出来ず0−0のまま前半を折り返した。

神戸は播戸を薮田に、朴を栗原に替え後半に臨んだ。「選手交替によって、逆に神戸にもチャンスがあったかと思う」とブッフバルト監督(浦和)が語ったとおり、薮田→三浦知とパスを繋いでフィニッシュまで至るなど、神戸の攻撃にもリズムが見え始めた。と同時に、「相手がマンマークで、僕らボランチにもマンマークできていたので、ボールをゆっくり繋ぐことが出来なかった。今日は行き当たりばったりの攻撃というのもあったし…」と試合後、長谷部(浦和)が振り返った様に、前半同様、積極的にゴールに向かう浦和に対して決してゴールを割らせない堅守を見せていた。

後半30分過ぎ、浦和は永井の神戸DFの裏に走る平川へのパスからシュート、神戸DF陣をかわしてGK掛川(神戸)とアルパイ(浦和)が1対1となった決定的場面、そして後半44分にはハーフウェイライン付近からの長谷部のボールをアルパイが頭でエメルソンに繋ぎそのままエメルソンがヘディングシュートなど、再三作り出す決定的場面でもゴールネットを揺らすことが出来ない。「ゴールに蓋がしてあるような、そんな感じだった」というブッフバルト監督の言葉がその状況を明確に物語っていた。
誰もがこのままスコアレスの引き分けで終わるかと思った後半のロスタイム、真っ赤に染まったスタジアムが大歓声に沸いた。行き詰まっていた状況を打ち破ったのはあの男、エメルソンだった。

ハーフウェーラインから長谷部が出したパスの先には、必死に走る岡野の姿があった。岡野はタッチラインぎりぎりのところでそのパスに追いつき、クロスをあげる。そのクロスをエメルソンが神戸DFをかわしながら頭できっちりと合わせ押し込み、これが決勝弾となった。鮮やかな連係プレー。見事だった。
長谷部はそのシーンを「相手の裏にスペースがあり、岡野さんがそこに走ってくれていた。岡野さんはいつもそういう事をしてくれるので…」と振り返った。岡野も「最後まで何が起こるかわからない」。
この日、自身6本目のシュートがようやくゴールに突き刺さったエメルソンは「最後まで諦めずにやっていれば良いことが生まれるのだと思う」と話し、執念深く、しぶとくゴールを狙っていた結果が実を結ぶことを証明した。ブッフバルト監督も「エメルソンの持っているゴール前の嗅覚の鋭さを見せてくれた」と賞賛した。

2試合を残してAグループ2位進出の可能性が消え、この試合でナビスコカップ予選リーグ敗退が決まった神戸のレオン監督は、試合終了後「今日の試合は点を決めたほうが勝っていたのだと思う。私たちも1−0で勝つ可能性というものがあった。ロスタイムの失点は信じがたい事実だったが、勝者と敗者の差は小さい」と振り返った。ロスタイムに失点してしまったものの、浦和の攻撃陣にあれだけチャンスを作られながらも44分間ゴールを割らせなかったことは収穫だったのかもしれない。ただ、攻撃に関しては課題を残した試合となった。
仲間への厚い信頼、また最後まで諦めない大きな力が浦和にはあったのだろう。今日の試合でナビスコカップ4連勝として決勝トーナメント進出に王手をかけた。次の大宮戦、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。さいたまダービーでもあり、また今までとは違った雰囲気の中での試合となりそうだが、浦和が目指すものはただ一つ。そのイレブンの視線の先にあるものは、去年逃した「優勝」だけである。


以上

2005.05.29 Reported by 浅野有香
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