6月3日(金)J2 第15節 徳島 vs 横浜FC(19:00KICK OFF/鳴門)
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第3節以降、勝ち星に見放されている11位のホーム徳島。対する横浜FCも第5節以降勝ち星がなく現在10位。ともに出口の見えない長いトンネルに入り込んでしまっている。しかし、その間にもリーグ全体を見れば徐々に上位から下位の勝ち点に開きが出てきた。どちらも浮上を狙うためにはこれ以上トンネルを彷徨っているわけにはいかない状況だ。
また、この両チーム、順位こそ得失点差の関係で横浜FCがひとつ上にはいるが、戦績は全く同じ「2勝7分け5敗」。7つの引き分けが物語る通り、どちらもあと1歩のところで勝利に届かない試合が多くなっている。粘り強く勝ち点を拾っているという評価もできるが、やはりそれではジャンプアップにはつながらず、そのまま順位に反映されているのが現実だろう。
と、ここまで見れば、徳島と横浜FCは似ているかのように思える。しかし、それぞれが重ねた『7つの引き分け』を紐解けば対照的とも言える両チームの特徴と課題が浮かび上がってくる。
まず徳島は、その引き分けた7試合にスコアレスドローがない。全て相手と得点を奪い合って引き分けている。そしてここで注目すべき点は、うち5試合で先制していることだ。このことから、徳島は相手より先に流れを掴み、得点を挙げる力を持っていると言っていいだろう。しかし裏を返せば、先制後突き放すことが出来ないために、同点を許す結果を招いてしまっていると言える。得点パターンであるサイド攻撃が行き詰まった時、次にどのような手を仕掛けるのか。チームの抱える大きな課題である。
対して横浜FCは、その7試合のうちスコアレスドローが2試合。そして、ここが注目すべき点なのだが、あとの5試合のうち4試合は先制を許したものの粘った末に追いついた引き分けであった。そんな戦いから、横浜FCには確かに粘り強さを感じる。しかしこちらも逆に言えば、試合の流れをなかなか自分たちのものに出来ず、先に相手に得点を与えてしまっていると言えるだろう。いかにして失点を防ぎながらチームに早く流れを引き寄せるか。こちらも背負っている課題は小さくない。
置かれた状況やこれまでの戦績は同じでも、このように相反する戦いを展開している両チームの対戦。第1クール(リーグ第8節)では、徳島が先手を取るも横浜FCが追い付き1-1の引き分け。まさに、前記の両チームが持つ特徴と課題がそのまま表れた試合となった。
しかし、リーグ内の順位争いへ食らいついていくためにも重要な今節は、どちらも結果が引き分けでは決して満足しないはず。唯一勝利だけを目指し、総力を挙げて激しい戦いを繰り広げることが予想される。
果たして、自らの課題をしっかりと克服し、長かったトンネルを抜け出すのはどちらか。
以上
2005.06.02 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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