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【ヤマザキナビスコカップ:第5節 川崎F vs 東京V プレビュー】今季、印象的な試合が多いこのカード。予選リーグ突破へ向けて両チームとも『勝ち点3』が欲しい一戦。(05.06.04)

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6月4日(土)ヤマザキナビスコカップ 第5節 川崎F vs 東京V(18:00KICK OFF/等々力)
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今季、早くも3戦目となる川崎F対東京V。2回の戦いは、どちらも川崎Fにとってポイントとなる試合として印象が強い。開幕間もないナビスコカップ予選第1節(3月19日)では、前半川崎Fが大量4点をリードするも後半に東京Vがなんと追いつくという展開で、4対4のドローに終わった。続いて行われたリーグ戦第4節(4月9日)は、開幕以来なかなか勝利がつかめず苦しんだ川崎Fにとっての今季初勝利となった試合(1-0)。それだけでなく、守備の意識を統一し、前線からもプレスをかけ「耐える時間帯と攻める時間帯のメリハリがつくようになった」(関塚監督)、攻守のバランスが整った内容で、チームにとっての「キッカケ」となる勝利だった。

さて、中断期に入る前のリーグ戦を3連敗で終えた川崎Fは、ナビスコカップで建て直しをはかった。黒津の1トップにジュニーニョが自由に動き、今季初出場となった今野が2列目で前線とボランチの潤滑油の役割を果たす。「ピンときた」という中村のFKで先制したのを皮切りに得点を重ね4対1と第3節の対広島戦に勝利。続く第4節のG大阪戦では、バランスよく攻めたものの終了間際の失点により2対3で敗れている。この2戦で2得点の黒津とキャプテン伊藤は収穫と反省材料に同じことをあげた。
「ガンバ戦もいいサッカーはしてたけど、うちはそういう『あと一歩』ということが多い。そこをどうにかしないといけない。ただ、キンちゃん(今野)が入ってバランスがよくなったので、合わせやすい。あと2節がんばります」(黒津)
「連係はよくなったと思う。前で起点をしっかり作れるから、パスも回るようになった。惜しい、惜しいで、ここまできてしまってるから、次は絶対に勝たないといけない」(伊藤)

東京V戦は、ボランチの谷口がツーロン国際大会に臨むU-21日本代表に選出されたため、不在。ディフェンスはいじらず、谷口の場所に山根や相馬といった選手を入れるか、もしくは試合の流れで見られるようにディフェンスを佐原、伊藤、箕輪のラインにし、寺田をボランチにあげることもオプションとして考えられる。関塚監督が、どう采配を振るうかは見所だ。

一方の東京Vは、前節得点を決めている平本が出場停止。スーパーサブの森本もワールドユースに参加するU-20日本代表招集で不在とあって、前線はワシントンにボールが集中することが予想される。流れるようなパス回しが東京Vの特徴だが、ここ2試合で5得点をあげているものの、7失点と攻守のバランスを欠いている。ただ、前節出場停止だったキーマン・相馬が戻ってくることは好材料。川崎Fにとっても相馬は、脅威となる存在だ。

いずれにせよ、ナビスコカップ予選Bグループで、順位は2位と3位ながら同じ勝ち点5で並ぶ両チームにとって、グループ首位のG大阪を追いかけ、予選突破を果たすために勝ち点3がほしい一戦となる。


以上

2005.06.02 Reported by 隠岐麻里奈
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